ファントム・メモリー   作:神木龍夜

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前回のあらすじ
アマハネ、レイはマルルとともに王都へ。
リュート、アマネ、クルルはアークト村に向かう途中、エンラと再会。馬車を飛ばされ、グロッキー状態になりながらも到着。しかし、白狼少女、ハルに人間じゃないとバレた。


STAGE5-2

~アークト村~

 

クルル「魔族の幹部は全部で7人。そのうちの1人が暴食のケルベロス。あと1人は有名だけど…ほとんどの人間がおとぎ話としてしか信じてないけど…」

 

リュート「それが…邪龍(じゃりゅう)…」

 

クルルは(うなず)き、話を続けた。

 

クルル「私が知っているのはケルベロスの本体は一体。ただ、分身体と合わせて三体になったり、融合して魔獣の姿になったりすることができるの。」

 

カグラ「なるほどねぇ…直接的な物理攻撃が効かなかったのは耐性があったせいなのね…炎は効いていたのに…」

 

エンラ「どうやら過去一度別の主と戦ったらしいんだ。」

 

クルル「多分戦ったのはルーと呼ばれる骨を食べるケルベロスの分身ね…他にも魔力耐性の高いスーと中立のケロがいるの。どれが本体かはわからないの…」

 

アイナ「リュート何してるの?」

 

リュートは先ほど聞いた話を紙にまとめていた。そして同じ内容の物を二枚用意してた。

 

アマネ「レイとアマハネちゃんに連絡するのね。」

 

リュート「半分ハズレ。」

 

そしてリュートの瞳は少し明るくなり、二匹の魔風鳥が紙を咥え、それぞれ飛んでいった。

 

リュート「これが記憶をいくつか取り戻した証拠。」

 

アイナ「……今の…魔法だよね?」

 

リュートは黙って頷いた。

 

リュート「少し…二人で話してきていい?」

 

コノハ「私も留守番ですか?」

 

リュートはそうだと言わんばかりにエンラに剣を預けた。

 


~アークト村・近くの畑~

 

リュート「よくここで話をしたよな。」

 

アイナ「うん…その瞳、偽物でしょ?」

 

リュート「残念ながら本物です~。」

 

リュートとアイナは昔した話を思い返していた。

 

リュート「昔々、人とドラゴンが共存してた時代…」

 

アイナ「そのおとぎ話、本当は実話だったんでしょ?」

 

リュート「…ドラゴンという幻影の物語、ファントム・ストーリー…でも幻じゃなくなったね……だって…」

 

リュートはアイナに対していつもは笑顔や真剣な表情を見せていたが今、初めて涙を見せた。

 

リュート「その追放されたドラゴンが…目の前にいるんだから。でも、魔王との戦いが終わったら…俺は…帰らないといけないんだから…」

 

アイナ「そんな…ここに残ることだってできるはず…」

 

リュート「できないんだ…使命が終わるか、命を落とすか…二つに一つだ…俺は家族の下に帰らないといけない…新たな戦争の火種にならないために…」

 

アイナ「どういうこと?」

 

レイ「王都の人間は人以外を良しとしないようだね。リュートが居たくない理由がよくわかったよ。」

 

王都・マルクスからレイとスイラ、アマハネがアークト村に合流し、メッセージで大体の内容は理解しているようだった。

 


~閃光の森~

 

ロア「……なるほど…あの子がね。」

 

ニーア「どうするの?」

 

ロア「お願いされちゃったし、恩もあるからね。私の力が役に立つなら受けない手はないですよ。」




あとがき
忘れてるでしょうが、最後の人たちはすでに出ているので頑張って探してみては?
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