ケルベロスの分身、ルーとスーの撃破に成功し、時間を稼いだが、やられたことにより大量の魔素がケロに集中し、魔獣ケルベロスとなった。
それに対抗するべく、エレメンターの力を必要と考えたアマネは単身でケルベロスに勝負を挑んだ。
~ケルベロス・フォートレス最上階~
エンラ「空気が冷たくなったな…」
リュート「お姉ちゃんのスキル、天候変化。それもこの部屋を急激に低温の環境に変えたんだ。俺たちはカグラのおかげで何とか温かい状況に置かれてるけど…」
レイ「でもなんで低温に?」
たしかにわざわざ低温にする必要はないとほぼ全員がその考えに至った。
が、魔族のクルルは推測ではあるが、この答えを出した。
クルル「おそらくだけど、低温の環境による行動速度の低下、あるいはエネルギーの消耗かも…」
リュート「納得。この環境下じゃ体温を保つためにそうとうなエネルギーを消費する必要がある…でもお姉ちゃん一体その知識をどこで?」
リュートは冒険者をやってたため、生きる上での知識はそこで習得したが、アマネは冒険者じゃなければ知識もそこまでないはず…
しかし、リュートは過去の記憶を一部なくしたままなのと、親に勉強を教えてもらっている姉の姿をしらないため、知識がどこまであるのか知らないままだった。
その時、下に続く階段から足音が聞こえてきた。そこから現れたのは…
アイナ「みんな!無事だった!?」
リュート「どうしてここに来た…この階は危ないって…」
アイナ「ただ待っているわけないでしょ。サポートできるところはするから。」
下の階からは最上階に行けるように援護をしてくれたスキル持ちや兵士たちがやってきた。
アマハネ「皆さん…ごめんなさい…私はまったく…何も…」
アイナ「諦めないで…」
アイナはアマハネにそう言い、手を取った。
アイナ「あなたの力はすでに使えるの。今はまだ扱い方に慣れてないだけ。でもその力は人のためにあるの。」
リュート「ああ…スキルは使う人の思いに応えてくれる。だから…」
そうしてリュートは視線を杖に変えて、
リュート「その杖はきっと応えてくれる。何せ、聖剣と聖槍の二人がすでに味方にいるんだ。少しは力を貸せるんじゃないか?」
そしてカグラとスイラは杖に触れ、アマハネは今の状況を何とかしたいという願いと、みんなのために力を貸したい強い思いを胸に杖に力を注いだ。
アマネVSケルベロス
ケルベロス「!!なんだ!この光は…」
アマネ「聖属性の真価が一時的に解放されたのかな…」
ケルベロスとアマネの戦いはお互いに警戒し合いながら軽い攻撃を繰り返すアマネと素早い攻撃と魔弾を駆使した戦いだった…が時間が経つに連れ、ケルベロスの動きが段々と相手を喰らうための行動になってきていた。
ケルベロス「くっ…体が…」
アマネ「どうやらそろそろ限界なのかしら?ならもう決めるわ。人々を苦しめた罪をあの世で後悔しなさい!」
ケルベロス「まだやられないわ!」
ケルベロスは辺りの冷気を吹っ飛ばすほどの大きな咆哮を上げた。
アマネ「噓…どこにそんな力が…」
その隙にケルベロスは一気に距離を詰め、その牙で嚙みつこうとした。
アマネ「くぅ…きゃあぁ!」
何とか短剣を使って身体を噛みくだかれるのを阻止はしたものの、力が強すぎたため、後ろに大きく吹っ飛ばされリュート達のところまで飛んでしまった。
その衝撃でスキルの効果が切れてしまい、辺りの冷気が消え、ケルベロスは身体能力は元に戻ったのだが、飢餓状態になったため、エネルギーの消費が激しい状態になっていると同時に圧倒的パワーとスピードを維持した状態になってしまっていた。
つまりはアマネのスキルは序盤は有効だったが、追い詰めすぎたことにより逆効果になってしまっていた。
リュート「お姉ちゃん!!」
アマネ「だ…大丈夫…」
アイナ「もう休んでください。今治しますから。」
リュート「くっそ…お前…ぜってえにぶっ倒してやる!」
ケルベロス「あなたなんかにできるわけ…」
しかし、そこまで言いかけて言葉が止まった。
何故か…それはリュートの瞳は先程のアマネの瞳より明らかに光を持ち、なおかつ周りの風がリュートを包み始めた。
怒り…リュートにその感情が芽生えた。
怒り…それは姉を傷つけたケルベロスに対して。
ケルベロス「……噓よ…その力…その力は…」
怒り…そしてそれは…
ケルベロス「
リュート「覚悟しろ…お前は俺たちで必ずぶっ倒してやる!」
そして二つの聖なる武器、一つの光、一人の
あとがき
今回は意外と長くなったな。
ちなみにこれ書く前は体調何ともなかったのに風邪ひいた可能性が…
体調管理~…