ファントム・メモリー   作:神木龍夜

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前回のあらすじ
リュート達はスズがどのような人物かを知り、リュートはスズに勝負を挑んだ。他のメンバーも学園に着き、そして二人の戦いは始まった。


STAGE6-8

~王立魔導士学園・訓練場~

 

先生「それじゃ…はじめ!

 

リュート「行くぜ!」

 

リュートは風のスキルを発動させて思いっきりスズに向かって突っ込んだ。

それに対してスズは動かず、ガイアがスズをカバーするように前に立った。

 

スズ「風と土じゃ相性はこっちの方が有利…」

 

さらに魔法を発動させてガイアの基礎能力である耐久力を詠唱無しで強化され、リュートは止められた。

 

エンラ「止まった!?」

 

デューク「魔法の精度が高すぎるな…詠唱なしで発動すれば簡単にボロが出るもんだが…」

 

アマネ「おそらくロアちゃんにも匹敵する練度ね…あれで詠唱となると…」

 

コノハ「主様!私を出してください!」

 

リュートは首を振った。

 

レイ「なぜコノハちゃんを出して戦わないんだ?」

 

リュート「星の記憶…既知…対策…全力…」

 

リュートは何かを考えながら風の刃を使いながらガイアとスズを同時に攻撃しているが全然聞いている様子はなかった。スズは風さえ当たらなければ基本的なダメージは無いので結界をガイアと自分にかければ効くことは無いからだ。

 

スズ「全部知っている…僕と戦っても君じゃ勝てないよ…それに…」

 

スズが杖を振って空中に何かを書いた。

 

デューク「記述式魔法!?」

 

アマネ「あの魔法陣って…竜撃退魔法!?」

 

スズは中央にドラゴンのマークを書いた魔法陣を出した。

 

スズ「記述式魔法…岩石竜の怒り。」

 

リュートの足元から尖った岩が何本も隆起してきた。

 

リュート「うわっ!!やばっ!ぐっ…」

 

何本か回避はできたものの、二本掠ってしまったため、それなりにダメージは入った…」

 

ガイア「リュート君、諦めてください。竜撃退術は当たっただけでも君の身体に相当なダメージを与えます。これ以上は…」

 

リュート「勝負の最中に敵の心配をしていると足元すくわれるぞ…」

 

リュートはコノハを投げてスズを攻撃した。

当然ガイアは反応できず、スズは回避をしたが、ガイアの視線がスズの方に向かったのを見計らってガイアを蹴り、踏み台にしてスズの方に向かった。

 

スズ「馬鹿正直に真っ直ぐ来るなんてね…」

 

コノハ「背中が空いてますよ!」

 

コノハは剣から出てきてそのまま背中に突き刺したが、結界で阻まれて攻撃は届いていない。

 

スズ「だから意味ないって…」

 

その時、スズの視界が急に傾き、地面に倒されて動きを封じられた。ガイアは助けようとしたがコノハが今度は立ちふさがり、スズは杖を取られた。

 

リュート「君は確かに色々な知識を持っているけれど、俺は対人戦をしたことも無いから体術持っていること知らなかったでしょ?」

 

スズ「くっ…離せ!」

 

リュート「やっと表情…見せたな。」

 

スズ「!!」

 

リュートはスズに対して笑っていた。

 

リュート「知識だけあっても人の実力や心までは測れない。そこにあるものがすべてじゃないからな。記憶だけじゃこの世界の全てを知ることはできないよ。」

 

コノハ「ガイアさんもサポートしたいなら怒ってでも対立することになっても意思をぶつけてください。実際それで遅れた人があそこに混ざってますから!」

 

レイ&スイラ「コノハちゃん(末の妹)に嫌味を言われた!!」

 

エンラ「そうだったんだから仕方なくね?」

 

リュート「で、どうする?まだ引きこもるか?何度でも戦って…」

 

リュートが言っている最中にスズは抵抗を止めた。

 

スズ「あはは…僕の負けだよ…外の世界…少し興味が出てきたよ…」

 

リュート「そっか…」

 

そうしてリュートはダメージがまわったのか、その場で倒れ、眠った。

 

STAGE6 クリア

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