眠りについたリュートは夢の中で故郷のドラゴンの王、龍神王に啖呵を切り、玉座を奪うことを宣言。
目を覚ましたリュートはスズと今後の話をし、作戦を立てた。攻めてくる敵に対して今回は少数、それもリュート、スズの二人でフォートレス攻略を計画していた。
~王立魔導士学園~
リュート「ということで、フォートレスには俺とスズの二人で向かうことにした。」
アマネ「だったら私も…」
デューク「待て待て、話聞いた感じだと今度お前が戦闘不能になったら本当にリュートに負担がかかるぞ。それにリュートの剣、それは本当にあるんだよな?」
スズは頷いた。魔法陣を書きながら…
リュート「とりあえず防衛に関してだけど、冒険者ギルドに貼られている依頼書にゴブリン討伐が多かったのはおそらく強奪事件が関わっていると見ていいと思う。」
エンラ「てことは依頼をこなしていけばナインテイルの手駒を減らせるってことか?」
スズ「やっぱりバカが多い…」
エンラ「はあ!?」
エンラは怒ったが、アマネがなだめた。
アマネ「アマハネちゃん以外がフォートレスに行くのはフォートレスの動力を叩かないと魔素は増える一方だよ。そこから魔物が生み出されていることを忘れないでね。と言っても突入するのはリュート達だけど…」
スズ「これで良しと。繋がったよ。」
スズは魔法を発動させてとある場所に連絡を取った。
リュート「やほー、アイナ。魔風鳥で伝えたはずだけど、どうかな?」
アークト村にいるアイナに連絡を取ってもらうためにスズに魔法を用意してもらっていた。
アイナ「とりあえず、ダリスさん達自警団に防壁と戦闘の準備だけ頼んだよ。私は冒険者だし、無茶しない程度には依頼を受けていくつもり。それにキグナスさんとパーティーを組むことになったからね。」
リュート「なら問題ないかな。閃光の森には精霊族がいるから防衛はいらないし、一部の拠点となる場所には兵士たちが鎮座してる…」
レイ「やっぱり問題は各地にある村だね。」
王国にはいくつもの村が点在しているが数が多いため、兵士も人員を割けないため防衛できない場所も出てきてしまうのが現状だった。
スズ「ガイア、いい案ない?」
ガイア「戦える人をそれぞれの村に作ればいいのでは?」
リュート「無理だな。」
アマネ「無理でしょ。」
デューク「無理だ。」
エンラ「無理だろ。」
レイ「無理だね。」
スズ「教える人も時間も無いよ?」
カグラ「ガイアは頭は優秀なのだがどこかちと抜けとるんじゃよ。」
リュート「なんか、お姉ちゃんみたい。」
アマネ「ええ!?」
スズ「アマネさんも抜けているんですか?」
リュート「……あ…」
そこでリュートは少し思い出したことがあった。
リュート「…ねぇ…確か…俺って…本よく読んでいたんだよね?」
アマネ「え?うん。」
デューク「特に魔導書を読んで試しては使えなかったの繰り返しだったな。だが風の魔法だけはすべて使えていたぞ。」
リュートはそこまで聞いて忘れている記憶が何なのか思い出した。
リュート「そっか…あと二つの記憶は魔法と、天竜覚醒…そっか…ねぇ、図書館の本の中にゴーレムの作り方なかった?」
スズ「!!そうです!!その方法がありました!!」
リュート「みんなの力を合わせればあちこちの村に時間稼ぎ用のゴーレムを作れるかも!」
そこでリュートは図書館に向かった。
自分の記憶と、世界を守るために今できることを探すために。