フォックス・フォートレスへの対策を立てるためにあちこちに連絡をとり、防衛をするためにゴーレムを作り、配置をするために、作り方がある図書館に向かうことにしたリュート達。リュートはそこに記憶の手がかりがあると信じて。
~王立魔導士学園の図書館~
エンラ「さっぱり読めねー!」
来て早々音を上げたのはエンラだった。
それもそのはず、魔導書を読むのにあたって、専用言語を学んでから、自分たちの言葉に翻訳して魔法を駆使する魔導士がほとんどだ。
翻訳なしの呪文を唱えることができる魔法使いは誰一人としていない。それはスズとて例外ではなかった。翻訳のスピードはダントツだが、その言語を聞いたことが誰もないので翻訳するしかないのだ。
リュート「………」
エンラ「あいつよくこんなよくわからないもの読むことができるな。」
アマネ「容量がいいから…っね!」
アマネはどこからか翻訳できる用の辞書を持ってきてエンラの近くに置いた。
アマネ「これも勉強のうちだよ。」
そんな中、デュークとアマハネは暇を持て余していた。それも闇と光の魔導書は無く、存在はしていたが、この図書館にはないのだった。
だが、デュークは故郷で魔法を学び、、それは魔導書として保存もされてあった。つまりこの世界に存在しているからこそ、スズはデュークの魔法を感知し、それを打ち消すこともできた。
そこでアマハネは本を適当に選んで読むことにした。
アマハネ「あ、これ聖水の魔法式だ。」
スイラ「よくわかったね~。魔法の知識はあるの~?」
アマハネ「いえ…でも、なんとなくわかったんです…でも私は今回王都に待機ですから…戦いには参加できませんし…」
リュート「ふぅ…疲れた…」
リュートはその場で少し休憩した。机の上にはリュートが生み出したゴーレムの魔法陣とリュートが読んでいた風の魔導書、ゴーレムについての歴史書があった。
スズ「それじゃ、少し試してきますね。」
そう言ってスズは槍とリュートが書いた魔法陣を持って訓練場に向かった。
デューク「思い出したか?」
リュート「はっきりとね。でもそれと同時に収穫もあったよ。天中山にはない知識がいくつもあったし。もっと読みたいけど、時間もないし、試している時間もなさそうだから、昔使っていた魔法と剣でどうにかするしかなさそうだな。」
そしてリュートは立ち上がり、
リュート「まいったな…剣預けたばかりだったんだけど…仕方ないか。」
コノハ「大丈夫です!今の主様には強くなった私がいるんです!魔王軍の手先なんてあっという間です!」
リュート「逆に心配だな…」
そしてリュートはスズの実験が終わるまで休憩し、終わるころには準備を済ませ、エレメンター全員でフォックス・フォートレスへの戦いに行くために王都を出発した。
ゴーレムは魔導士学園の生徒たちが転送し、村の防衛に全力を尽くしてくれるとのことだった。