ファントム・メモリー   作:神木龍夜

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前回のあらすじ
王立魔導士学園の図書館で調べもの、記憶を取り戻すために本をあさっていたリュート達はゴーレムの作り方、そして新しいゴーレムの製造法を生み出し、実験、生徒たちが転送で村の防衛を固め、アマハネを除いたエレメンター達はフォックス・フォートレスまで攻め込む準備を済ませ、王都を出た。


STAGE7-4

~フォックス・フォートレスまでの道中~

 

エレメンター達は全員同じタイミングで出たはずだったのだが、今回はフォートレスが直接王都に向かってきており、村は適当なゴブリンが襲っているので乗り物は使わず、まっすぐフォートレスまで向かっていたはずなのだが…

 

スズ「待ってくださーい…」

 

普段運動をしないスズは完全に体力不足でおいて行かれ気味だった。

 

レイ「正直私たちも待ってほしいとおもっているんだけどね…」

 

リュートだけ先行して敵を斬り倒しながらガンガン進んでいた。

それもそのはず、リュートは乗り物ほど早くはないが、スキルを駆使すればダントツで速く、剣の扱いもうまいので進むのは早い。

 

エンラ「俺たち来なくても入口まであいつ一人でどうにかなっているんじゃ?」

 

カグラ「取りこぼしがあるだろう?」

 

スイラ「私たちでどうとでもなるでしょぉ~。」

 

そして群れの波が少し収まった頃、リュートは待っていた。

 

レイ「何しているんだい?」

 

リュートは一体一体にコノハを刺していた。

 

コノハ「充電ですね。私は魔剣なのでこうして魔素をちょっとずついただいているんです。今回みたいに長期戦になる際、魔力切れになるわけにはいかないので。」

 

スズ「基本的には…時間を…かければ…回復する…よね…」

 

エンラ「バテバテじゃねーかよ。」

 

スズ「僕ちょっと…休んでいい?」

 

リュート「あとは向こうが来てくれるだろ。中に入ったら早急に動力を叩けば止まるし王都近くに砦建てられるな。」

 

スズ「奪うつもりでいる…」

 

リュート「奪えば守りが強固になるからな?大体俺が守る必要なくないか?」

 

レイ「国を守るために戦わないのかい?」

 

リュート「俺はこの戦争を終わらせるために戦うだけだ。」

 

リュートと同じドラゴンという種が邪龍になったがために起きてしまった戦争。そして魔王の復活。

 

リュート「俺には俺のやり方と目的がある。こんなところで燻ってる暇なんてない。」

 

そうして休憩を終え、フォートレスが近づいてきたので、作戦の最終確認をした。

乗り込むのはリュート、スズの二人。エンラとレイは外で出てくるゴブリンの討伐。

 

リュート「それじゃ、行くか。」

 


~フォックス・フォートレス内部~

 

「侵入者だー!」

「殺せぇー!」

 

スズ「魔物のお出迎えですね。ガイア!」

 

ガイア「了解です。」

 

そうしてガイアは一人で戦闘に入り、スズは強化魔法をかけて戦闘をサポートした。

 

コノハ「お二人はいつからずっと一緒に戦っていたんですか?」

 

スズ「英雄の武器は僕の祖先、テリア家が作ったんだよ?そして僕の代でエレメンターが現れた。だから僕は最初から覚醒してた。そしてガイアはそんな僕のところに一人で来ていたの。」

 

リュート「マジか…ならなんで俺は?」

 

スズ「根本的に種族の違いだと思う。元々強いとエレメンターの力は覚醒しにくいから…」

 

コノハ「それならどうして覚醒したのでしょう?」

 

リュート「おそらく記憶と共に力もほとんど失ったからだ…」

 

ガイア「とりあえず、この辺はある程度片付いたのですが…」

 

リュート「わらわら湧いて出る前に動力叩くか。その後一気に行くぞ。」

 

スズ「なら上に行こう。」

 

その時、下の方で機械が壊れた音と爆発音がした。

スズは床に手を付け、魔法を発動させて機械を壊し、爆発させたようだった。

 

リュート「敵に回したら厄介だったかもな…」

 

スズ「その僕を負かせたのは君なんだけどね。」

 

そしてフォックス・フォートレスを上り、ナインテイルと対峙した。

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