フォックス・フォートレスはまっすぐ王都を目指して進んでいることに対し、リュート達エレメンター達は迎撃するために走って移動をしており、砦を奪う作戦を立てた。
そして、内部に侵入し、敵の大群とスズの力により、動力部を破壊し、進んだ。
~フォックス・フォートレス内部~
リュート「……狐?」
九尾の狐と聞いていた割にはしっぽの数が一本だけだった。
だが、すでに魔獣化はしているので油断をしているとやられかねない雰囲気は漂っていた。
リュート「話す気は…」
言いかけてナインテイルはしっぽで攻撃を仕掛けてきたので、リュートはそれを回避した。
スズ「どうやらなさそうですね。」
そう言い、スズもガイアを構えた。
リュート「おっと?初めて見る気がする。」
スズ「僕もただ命令するだけじゃなく、戦えるからね。」
話しているうちにナインテイルのしっぽがいつの間にか三本に増えていた。
ナインテイル「面白い力を持っているようだな。星の記憶とドラゴンの子。力も申し分ない…」
ナインテイルは魔獣化を解き、九尾の獣人の姿に変わった。
ナインテイル「その力、差し出せ!」
そういうなり、突っ込んできたのでスズは障壁魔法を展開したが、狙いはリュートの方だった。
リュート「!!」
コノハ「はあっ!!」
コノハの力を使って何とかガードできたのはいいが、少し押され気味だった。
それもそのはず、ナインテイルが持っていた剣はリュートの剣、双刃の牙の牙竜だった。
ナインテイル「たまたま拾ったんだがな、この剣は素晴らしかったぜ。邪龍以外は手も足も出ずに無残にやられるくらいだからなぁ!」
そして耐え切れず、リュートは後ろに吹っ飛ばされた。
リュート「……のか…」
ナインテイル「はぁ?」
リュート「仲間を…殺したのか…」
スズ「リュート君?」
ナインテイル「力を奪えなかったが、俺はすべてを手に入れる。魔王の座でさえ、な。だから歯向かった愚かな奴はすべて殺したさ。残っているのは邪龍と不死鳥だけだな。」
リュート「そうか…それを聞けて良かったぜ…」
リュートは不敵な笑みを浮かべた後、剣先をナインテイルに向けた。
リュート「つまりはお前…他人の力がないと弱いだろ?なぁなぁ…」
リュートはコノハを突き出すとナインテイルの頬を風が斬り裂いた。
ナインテイル「!!」
リュート「力に固執しすぎて知恵を知らないただの暴君に!俺たちが負けるわけないだろ。」
スズ「確かに。自分より強い相手には手を出さない。九尾じゃなくてただの狐ね。」
ナインテイル「なめるなよ?小僧ども。」
ナインテイルは再び魔獣化したが、リュートは笑みを絶やさなかった。
リュート「さてさて、その程度の力でどこまで俺たちとやりあえるかなかな?」
スズ「リュート君性格悪くない?」
ガイア「でも、確実に勝てる自信があるからこそ、こうなるということです。」
そうして、戦いはさらに激しくなってきた。