ファントム・メモリー   作:神木龍夜

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前回のあらすじ
王都・マルクスに到着したリュート達一行はそれぞれの用事を済ますためにリュートは鍛冶屋で武器の修繕依頼を、アイナとキグナスは冒険者の登録を済ました帰る途中、五人の英雄のうち、一人が見つかったが特に気に留めずにリュート達は村に戻り、リュートは閃光の森の中心に向かった。


STAGE2-3

~翌日~閃光の森の中心・千寿の霊木~

 

リュート「一日野宿するだけでも結構きつくなるほどなまってたなんてな…どれだけ家が心地いいか身に染みてわかった気がする…とはいえ、今日はあの夢を見なかったな…スキルの類だと思ったけど…違うのか?」

 

リュートは閃光の森の中心にある千寿の霊木の近くについてはいたが、何をしたらいいか途方に暮れていた。それもそのはず、この森の中心の霊木には精霊族が住んでいるとは聞かされていたが、人前には全然出てこないためその姿は見たことがない…

 

リュート「イクシアさんは精霊を見たことあるって言ってたけど…一体どこで見かけたのやら…この周辺だろ?」

 

その時、上空から光の弾がいくつか落ちてきたため、リュートは素早く後ろに回避した。

 

???「あら、この不意打ちに対応できるとは思いませんでしたわ。」

 

リュートは上を見上げてその姿を見ることができた。

背中に羽根を持ち、丁寧な言葉遣い、小柄な姿が特徴的な精霊族が何人かいた。

 

リュート「随分なご挨拶なことだ…そんなに俺たち人間のことが嫌いか?」

 

???「ええ、人間はおろかで、欲深く、自分が一番だと傲慢で争うことでしか解決できない種族ですから。」

 

リュートは否定しなかった。彼自身もよくわかっており、否定しても見苦しいだけだと悟っていたからだ。

だがそれと同時にそれが人間のすべてではないことも知っていたためリュートは早くみんなの所に帰りたいと思ったため、何も言わずにいた。

 

リュート「結局ここに来たはいいが何もわからないし意味なかったな。」

 

???「え?もしかして、あの子がここに来たのは暗示?」

 

その時、精霊族はなぜかソワソワしはじめた。その中から一人の精霊が降りてきた。

 

???「私はニーア・フェンといいます。あなたはここには夢での声で導かれて来たのですか?」

 

リュート「そうだけど?結局姿は見えなかったけどな。」

 

ニーア「ならば折り入ってお願いがあります。私達の仲間の精霊を一人助けていただけないでしょうか?」

 

リュート「なぜ関係のない俺に助けを求める?夢で暗示を出したのはお前たちではないことはさっきの言動で分かった。俺はあくまでも自分が何者かを知るために来ただけだ。それを解決できるのか?」

 

精霊たちは黙り込んでしまい、それはできないということということだとリュートは理解した。

その中でニーアは口を開いた。

 

ニーア「あなたが何者なのかは私たちにはわかりかねます。しかし、夢で暗示をかけられ、ここに赴いたことには意味があると私は思っております。」

 

リュート「まぁ、意味はあるだろうな。この様子を見るにここに来ることはわかってたみたいだしな。だが、何で自分達で何とかしようと思わない?」

 

ニーア「この霊木の先に繋がっている神殿に魔獣が住み着いていると感じ、討伐に向かわせた者の一人を残して全員が負傷して一人が時間を稼いで離脱してきたのです。その子は優秀でまだ生きています。ですからお願いします。仲間を助けてくださいませんか?」

 

リュート「……はぁ、アークト村のスカイ家に連絡取れるやつはいるか?」

 

リュートは助けることを決めたため、アイナに数日帰りが遅くなることを連絡するため、精霊たちの連絡魔法を使ってコンタクトを取り、神殿に向かうことを決めた。そこに一人で向かえと言われた理由が自身を知るヒントがあるのではないかと少しの期待と精霊たちの仲間を思う気持ちに応えようという決意を抱いて…




あとがき
あと一話分は思いついてはいるんですよね~これが。
ただ、やっぱり毎日投稿は少々厳しいんじゃないかってのと、仕事終わりに書いているわけですから時間的な問題もあるしずっとPCいじってるわけにもいかないですし、動画投稿のことも考えると割と厳しいというね…
まぁ、できるのであればやっていく感じです。毎週日曜じゃなくなりますが、週一、それも日曜の投稿は必ずします。
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