P北斗の拳 ジャギver   作:シベリアピーナッツ

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本来のジャギ様であれば、5年間一人旅を続けますがアンナが彼女となっているため、しません。そしてアンナさんもジャギ様から離れないため誘拐されたりしません。
そもそもジャギ様は鍛錬をし続けているため、ラオウに見下されておらず、互角で殴り合います。
ラオウを力10、トキを柔10とすると、ジャギ様は力7、柔7くらいで使いこなします。
この作品は原作知識があることを前提としております。


漢の誓い  

アンナが好きな花が生い茂る場所で星を見ながら、それぞれの夢を叶えようと話し終わった後、アンナの兄貴が「兄弟!オレの妹を大事にしてやってくれよ!な!」なんて言うからアンナが死ぬまでは、大事にしてやるぜぇ、死なせねぇがなぁ!って言ってやったら、満足したのか黙りやがった。

~~5年後~~

この5年間いろいろなことがあった、アンナとの関係も上手くいってるし、ラオウの剛の拳やトキの柔の拳、南斗聖拳の奴らのところにも修業にいって、様々な奥義や技を覚えさせてもらったぜぇ。この5年で最強の漢への道がグッと前に進んだ気がするし、ケンシロウもユリアって南斗の女とよろしくやってる。あの兄擬き二人と比べたら大分充実した生活だったぜぇ!

「ジャギ!そんなとこでボーっとして何してんの?」

『今までのことを思い出してたんだよ、いろいろあったからなぁ・・』

「へぇ~、ジャギが思い出に浸るなんて珍しいこともあるもんだね!」

『そりゃ、たまにはあるだろうよぉ』

そんな他愛ない会話を続けてっとトキの野郎が慌てた様子でこっちに走って来やがった。

「ジャギ!お前も早く!!道場の中に!!」

『おいおい、どうしたってんだよ』あのクソ大人しいトキの野郎がこんな慌てたとこ見たことねぇ・・こりゃなんかあるなぁ?と思った俺は従うのは癪だがアンナを連れて中に入った。その後ケンシロウがユリアを連れて入ってきたかと思えば、爆音が鳴り響き、地は裂け、大きな衝撃が俺たちを襲った。

そう・・199✕年 世界は核の炎に包まれた!!

中に居なかったトキの野郎は核のせいか、髪の色が変わってやがるし、ラオウの奴は親父と決別して拳王と名乗りながらどっかいっちまった。いつの間にかどいつもこいつもいなくなっていきやがるし、北斗神拳の真の伝承者となったがまだまだ甘ちゃんなケンシロウとユリアのバカップルペアにアンナ共々ついていくことに決めたぜぇ。

「兄さん・・俺はこの荒廃した地でユリアと静かに暮らせる場所を探す。」

『ああ~、いいんじゃねぇか?だが、ご近所さんは必要だよなぁ?俺たちもお前らについていくことにするぜぇ!』

「もぉ~、ジャギったらケンシロウが心配なだけな癖にそんな照れ隠し言わない!」

「すまない・・兄さんがいれば心強い。ユリアも兄がこの旅に同行して大丈夫か?

「えぇ、ケンシロウのお兄さんですもの、それに女一人より二人の方が楽しいわ。」

「これからよろしくね!ユリアさん!ケンシロウ!」

~~数か月後~~

それからいい感じのところを見つけて生活してっと、なんとケンシロウが家の前で胸に七つの傷を付けてでたおれてんじゃねえか!

『おい!大丈夫かケンシロウ!!』

「うぅ・・・に・兄さん・・ユリアは?」

『ユリアはみてねぇぞ!それよりお前の治療が先だケンシロウ!!』

トキの野郎の秘孔の突き方を長年見てきた俺は医療用の秘孔を突ける為、なんとか一命をとりとめたケンシロウに詳しく話を聞くと、南斗弧鷲拳のシンにやられてユリアを連れ去られたという。しかもシンは「ユリア・・一人では不安だろう、そこの女!私たちに着いてこい!」といい、アンナまで連れ去ったというではないか。

そこでこの俺、ジャギ様の鎖が何本かぶっ飛んだ気がする。今なら闘神になれるかもしれないぜぇ・・

『シンの野郎、南斗に行ったときは、あれほど可愛いがってやったのに・・死をもって償わせるしかねぇなぁ?なぁケンシロウ』

「兄さん・・俺はこの悲しみをもってシンを叩き潰す!!」

『漢の誓いだぁ!!ケンシロウ、俺たちはシンぶっ飛ばして愛を取り戻す!!』

「ああ・・往こう!兄さん!!」

ケンシロウも殺る気十分みてぇだし、愛を取り戻す旅をはじめようかぁ!

シンの野郎を驚かすために、派手に胸元の空いたジャケットっと、口元まで隠れるヘルメット、更にはそこら辺で見つけたショットガンをもって俺は身を隠す。シンの野郎、誰に手ぇ出したかよくわからせねぇとなぁ?

 

 

 




今回は少し短いです。早めに原作に到達したので区切りました。
次回は、シン、ユリア、アンナの視点を書きたいと思います。

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