イベントの詳細が告知された俺達は認識を共有しつつ
イベントの準備をしていた。
「RAVE(ライヴ)さんは街に入れませんから外でアイテムを揃える必要がありますよね」
「HPポーションだけあれば良いよ俺は、それに基本ダメージ貰わないし」
「回避能力とか凄いもんね」
「やり方次第だ」
などと話しながら準備を進めて行き装備の耐久値等も確認しておき、今はイベント報酬について話している
「RAVE(ライヴ)さんは報酬で何を取るつもりですか?」
「刺突系スキルかな?斬撃系は特に困ってねぇーし」
「私はもう少し魔法剣のスキルを獲得したいですね、
ライヴさん相手には大魔法よりも魔法剣の方が良さそうなので」
「その割にはまだ1回しか俺に黒星付けられてないけどな
無敗のウィザードの名が泣くぞ」
「その名前は返上しますよ!今は幸勝のウィザードです!」
「運も実力のうちって?甘いな!持ってるスキルをどれだけ活かすかに掛かってるんだよ!俺はその点スキルを駆使して戦ってるし後はレベル任せな部分もあるけどね」
そうして話しているうちに時間となりイベントが始まる
「俺はモンスターは相手どれないから頼むな俺の分まで俺はその分護衛するからよ」
「任せてください!」
「やるよ〜!」
そうして2人は順調にコイン集めをしていき既に1人分は確保出来ておりランキングもトップとは言わないまでも上位に入っていた。そして上位のプレイヤー程狙われやすく俺の仕事も沢山だ
「消えろ!鮮血波動!(ブラットレイ!)」
攻撃にのまれて敵は消えていく
「相変わらず凄い威力ですね」
「威力upと範囲拡大はスキルレベルが上がる度にやってるからなこの技の熟練度はもう8だし双剣士の職業練度はカンストしてる」
「私ですら職業練度は8なのに!?職業練度上げれば確かに覚えられる技なんかも多いですけどひたすらに地味じゃないですか!」
「ひたすらに剣士なら剣の訓練しないとだからな」
「私はやっとの思いなのに…」
「まぁそのやりようだ!それに俺はモンスター相手じゃ無理だからな〜」
そうして倒れたプレイヤー達の落とした数枚のコインを拾う
「たった3枚かよ!もっと獲得しとけよなプレイヤー狙うなら同程度の連中狙えよ!」
ライヴさんこと零二君はロールプレイと言うやつなのか口調が変わり性格的な面も凶暴というか危険な感じになる
それでも彼の戦う姿に時々目を奪われるのは彼のプレイヤースキルによるものなのかはわからないけど零二君という人を知れば知るほど彼から目が離せないでいる私がいた。
「Rin!余所見すんな!」
そう言うと私に向けてライヴさんが御魂喰いの剣(ソウルイーター)を投擲してきて目の前に迫った魔法を吸収し倍にして返していた
「今、何を…」
「軍隊規模で敵が来たんだよ!Rinがモンスター相手取ってるうちに俺を狙う連中が徒党を組んで来たんだ」
「それってプレイヤーのほとんどなんじゃ…」
「お前らはモンスター退治に集中しろ!こっちは俺一人でいい!何よりも俺一人の方がやりやすい」
画面越しではあるがいつかのゾクッとした感覚が私を襲った
「じゃあ!いくぜ!」
そう言うとプレイヤーの群れに突っ込んでいくと赤い波動や
斬撃が飛び交い気が付くと辺りのプレイヤーは一掃されライヴさんだけが立っていた
「もっと本気にさせてくれよな…つまんねぇ」
「なら我々が相手しよう」
「へぇ〜お前らがねぇ〜秩序の守護者様がねぇ」
「お前のような賞金首がいること自体バランスを崩している」
「知るかよ!ゲームの運営に言えよ!このシステムを実装したのは運営だろ」
「だとしても!推奨されているとはいえ進んでPKをする貴様を黙認はできん!」
「あっそ!鮮血波動!(ブラットレイ!)からのブラットアップして狂戦士化(バーサーク)」
俺は赤と黒のオーラを覆うと駆け出しすれ違いざまに武器を一閃する
「まず1人」
プレイヤーは声をあげるまでもなく消えた
「さて、あと3人守護者四天王と言うのは名ばかりかよ」
「鮮血斬!(ブラットスラッシュ!)」
相手はその攻撃を守った
「へぇ〜やるじゃん!でもレオスには遠く及ぼないし
レオスの方が何倍も上手だ」
俺は時短の剣解放(リベレイト)を装備しもう1つ時計の針を模した剣を装備した
「その剣は…お前持ってないんじゃなかったのか?」
「時閃剣開時リベレイトと対になる剣だ!失せろ!」
そう言って剣を一閃するとそのプレイヤー達は消えていき
そこには冷たい目のアバターのみが立っていた…
それでも私はその光景から目を離せなかった
「凄い…あれがdeath装備を手にしたライヴさんの本気なんだ…」
そして私の頭に1つの言葉が浮かんだ
「死…神…」
「え?RinRin?なんて?」
「死を纏った死神」
「ライヴさんのこと?」
「うん!あの姿見たらなんか浮かんできて死を呼ぶとか死を運ぶじゃなくて死を纏うそんな言葉が相応しいかなって」
「良いなそれ!賞金首やプレイヤーキラーなんて呼ばれるよりその名前が良いな!」
「聞いてたんですか?」
「まぁ、あこが名前呼んだ時になそれで死がどうたらって言うからな残念だが鎌はないけど、2本の剣を持った死を纏う死神だな」
こうして燐子によってライヴの二つ名は『死を纏う死神』となった。
一月ぶりです!そしてあけましておめでとうございます!
今年もこの作品含めて自分の作品を楽しんで貰えると嬉しいです。
次回は本格的に主人公達がイベントトップを目指して奮闘します
今回は今日のうちにもう1話出しますのでお楽しみに
次回「コイン集めとPVP(後編)」