その光景は初めて見た時と同じ光景だった。
圧倒的強者としての佇まいと彼の手に握られた二本の剣
そして彼が纏うオーラが強者としての佇まいをより強固なものにしていた。
そして彼を孤独の強者たらしめてるのかもしれないのは
彼の周りに刺さっている沢山の武器だった。
まるで死そのものを纏っていると思わされる
「死を纏う死神…」
「良いな、それ俺は死を纏う死神か…まさに俺に相応しい名前じゃんか!」
「え?」
「この世界でも俺は死を纏うんだ!なら!いつか、全てを失うまで死を背負い纏ってやるさ!」
私はそれを危険な強さだと感じた。
私はあえて口に出さずに意識を切り替える
「とりあえず目標までは遠いですし、もっともっと探索しましょう!」
「そうだね!RinRinの言う通りだよ!」
「だな!護衛は任せろ!」
「お願いね!」
「ああ!」
そうして探索は順調に進み私達の目標まで後少しとなった時
上位3チームが私達の前に現れた
「君達の集めた物を渡してくれるかな?」
「お前、レオスのチームの奴だろ?レオスは?」
「リーダーはお前との一騎打ちをご所望だ、でも、その前に俺達でお前を倒そうと思ってな」
「それで、レオス以外のチームメンバーとお前のチームで俺を襲うって?馬鹿かよ!」
「何だと!?」
「レオスですら俺に勝てないし下手な鉄砲数打ちゃ当たる戦法は俺には通用しないよ!レオスは知ってるけど、俺は過去にチームを3つ潰してるしそれでレベル100に到達したそして現状この世界でのレベル上限は120そして今の俺のレベルは115後少しで上限だそんで、レオスはレベル100だレオスはレベルが低いお前らは良くて90程度それで勝てるかよ!それに俺は対プレイヤーの能力者だぜ、それでもやるのか?」
「長々と演説ご苦労さま、散り際の一言ならぬ散り際の演説として受け取っておくよ」
「あっそ!」
俺はそれだけ言うと剣を抜いて斬り掛かる
そして辺りには武器をぶつけ合う金属音のみが響く
「いつもみたいに波動を撃たないのか?」
「撃って欲しいのか?」
「レオスさんは1番最初にお前は波動を放ってくると言っていたからだ」
「あぁ、そういう事、必要ないよ!お前ら全員剣見てみ」
彼らは剣を見るとかなりひび割れができていてかなり刃こぼれしていた
「時の剣と刃を交えればその分消耗が早くなる」
「そんなバカな!?そんな事が有り得るのか?」
「俺は基本波動や斬撃を放ってたりするからまともに剣をぶつけ合うの嫌ってると思ってたのか?」
「…だとしたら?」
「バカだろ!剣士が鍔迫り合いを嫌ってどうする?それこそ剣士失格だろうが!」
「ならなぜ今までそうしなかった?」
「そうする必要が無かったからだ!」
「なんだと?」
「この話題終了!」
俺はそう言って御魂喰いの剣を構えて波動を放つ
「鮮血波動超解放(ブラッティックバースト)」
その瞬間辺りは真紅に染まって周りのアバターは皆消滅していた。
そして、そこへレオスさんがやって来た
「遅かったか…」
「おせーよ!レオス」
「お前が一人でやったのか?」
「それ以外ねぇーだろお前も死ぬ覚悟出来てるんだろうな?」
「元death装備の使い手としてもわかる、君はおそらくこのゲーム世界最強なのかもしれないでも、君の強さは危険な強さだ!まるで死を背負いその死をずっと纏っているかのようだ」
「ならさレオス…俺の二つ名をその身に刻めよ!
Rinが付けてくれたんだ、死を纏う死神それが俺の二つ名だ」
「……そうか…君は死神になるのか……」
「だから?」
「いや、なんでもない…」
そうして俺達は決闘形式で戦い始める
「鮮血波動!(ブラットレイ!)」
「天刃!」
「鮮血斬!(ブラットスラッシュ!)」
技と技がぶつかり合いまさに戦いと言えるものだった
「これが本当の戦いなの?」
私じゃ到底辿り着けない場所だと感じた。
「どうしたらあの場所にいけるかな?」
私にとって彼は近いようで遠い存在だと改めて自覚した
「遠いな…」
「RinRin?」
「私は彼を本気にさせたいのに彼はいつも遊び感覚なのかな?」
そして彼は1本の剣をレオスさんに突き刺すとアバターは消滅した。
そして彼等が集めたコインの殆どが私達の手に入り私達はトップになった
「まだ足りないな」
「え?」
「イベントはまだ終了しないだろ?」
「それは…はい」
「なら決まり!俺はモンスター相手なら力半減だけど協力はするからよ!」
「わかりました!レベルアップも兼ねて私達もレベル100を目指します!」
「俺は今回の戦闘で上限に達したぞ」
「「嘘!?」」
「本当」
俺はステータスを見せる
「殆どカンストしてるんですけど!」
「これに身体強化のブーストがついてとなると…」
「レベルで言うと130くらいになるな」
「もしもそれに加えて全death装備を昇華かせられたら…」
「上限突破は確実だろうな」
「…………」
「それでも、残念な事に今はプレイヤーキラーでRinに付けられた死を纏う死神なんて2つ名あるしかなり気に入ってる
だから、今はまだ甘んじてプレイヤーキラーに名をやつすさ」
「ライヴさんは良いんですか?」
「何が?」
「まだ少ないとはいえ昇華の権利はいくつかあるんですよね?」
「100を越える武器のうち1割程度しか昇華出来ないのに意味ないって!なんならクエストが再開されてくれたら一人でやる事になるけど、全クエスト制覇すれば俺の装備は全部昇華できるんだ」
「それなら確かにその方が早いんですね…」
「そういう事!さぁやろうぜ!」
そして俺達は大型モンスターを狩っていく
俺はモンスター相手だと思うようにいかないのでタゲを集中させつつRin達に攻撃を任せてRin達も一定数のモンスターを倒す頃にはレベルは90後半になった
「今日だけでかなりレベル上がりましたねライヴさん!一度勝負してくれませんか?」
「イベントが終わったらやってやるよ!」
「じゃあ、長期休暇の前にもう一度勝負してください!」
「今回は何を賭けるの?」
「じゃ、じゃあ!リアルの私の時間を賭けます!」
「じゃあ、お互いにリアルの時間を賭けて勝負しようか!」
「とは言うものの……どうします?」
「時間の使い方?なんなら普通に遊びに行くでもいいし、なんでもいいぜ!」
「じゃあ!いつかのやり直しをしましょう!」
「勝てたらな。」
そうしてまたひとつ約束が増えたのだった。
13話目になります。コイン集めなんて言っておきながらほどんど描写ないですけど、戦闘描写以外はいずれ来るであろう
装備の昇華の時まで待っててください。
それではまた次回
次回「リベンジと新たな挑戦」