鮮血の剣士と無敗のウィザード   作:凌介

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チーム同士の抗争の火蓋が今、切られようとしている


第20話賭けと戦争

零二君がいなくなってからそろそろ3週間、

夏休みまであと1週間

あの日以来零二君には会えず終いだ

「今、どこにいるんだろう…」

思い当たる場所がないから探そうにもそれが出来ない

彼の居場所を知ってそうな虎堂君も最近は連絡だけで会うことは出来ないらしい

「零二君…あなたに会いたいです…」

誰もその呟きを拾ってはくれない

私は彼の手を取りたいけれど、彼に会うことが出来なければそれすら叶わない

零二君に最後に会った日彼は私を拒絶した。

本城君に触れられそうになった時は心底体の底から冷たくなるような感じだった。

零二君の時は近付く事が躊躇われる感じだった。

「零二君が近付くなと拒絶したのはわたしを巻き込みたくなかったからだろうけど…傷付いた零二君の手を取って肩を貸してくれる人がわたし以外にもいるのなら…」

そこまで言って思い出したのは零二君の親友だった人

彼は同じ場所で同じものを見ていたからこそだったのだろう

失ったものが多すぎるから彼はあえて拒絶する事で守ろうとする。遠ざけることで安心させるやり方しか知らないからそうする

そんな感じなのだろうと思った

「零二君…」

呼んでも答えてくれないけれど、彼の名を呼ぶことしか今の私には出来なかった

 

 

零二side

「寝てろ!コノヤロー!」

俺は相手を背負い投げる

チーム同士の抗争が本格的になりつつある今俺は喧嘩に明け暮れていた

「邪魔だ!」

一人また一人と相手を殴り飛ばす

「零二さん!キリないですよこれじゃあ」

「本城が表に出てこねー以上下っ端連中から聞き出すしかないだろう!お前達もあちこち探し回ってくれてるんだろうが

それでも見つかんないってことはどっかあいつらしか知らない溜まり場があるはずなんだ」

俺は倒れてる敵の一人の胸ぐらを掴んで問いただす

「おい!お前は本城の居場所知ってるか?」

「誰が言うかよ…あの人の居場所を言えば俺達もタダじゃすまないからな…」

「あっそ、ならお前のチームの幹部の名を1人言えそうすればこれ以上は何もしない」

「霧島…霧島叶大(かなた)チームドレッドノートの元No.4の一人だ」

「もう1つ質問だ、過去のドレッドノートはNo.が与えられてるヤツら何人いた?」

「5人だ…そして霧島さんともう1人今のリーダーはお前らとの抗争の時はパクられてた」

「もう1人は?」

「俺も詳しくは知らねんだナンバーズってくらいしか」

「名前もか?」

「あぁ」

「そうか…じゃあ寝てろ!」

溝尾に拳を突き刺し気絶させると俺は立ち上がり仲間に声をかける

「ドレッドノートのナンバーズについて調べろ!前に言ってた奴以外にも注意する連中になりそうだ」

「了解っス!」

「一度集まるぞ、情報を共有しておく必要がある」

「「「はい」」」

そして俺達は一度集会場に集まり情報を共有する

「なるほどね、でもリーダー、これってリーダー以外で対処できるの?俺は難しい気がするんだけど」

「俺以外だと…龍太と将真くらいか」

「俺達?確かに零二君達に鍛えられたけどさ、やれる?」

「やれるさお前等ならな」

「まぁやり合うことになったら考えよう」

「それっきゃないよな」

「他は?」

「凛奈くらいか」

「凛奈さんに関してはやれないと困るよね、一応リーダーの護衛役でもいる訳だし」

「俺は自分の身は自分で守れる」

「放っておくとナイフを手に突き刺して受け止めたり血まみれなってる人がよく言いますね」

「俺は血濡れカラスだからいんだよ!」

集まって話していると唐突に俺のスマホが鳴った

「調べ事頼んだ奴らか?」

画面を見ると知らない番号だった

俺はとりあえず出てみることにした

「誰だ?」

(僕ですよ!本城です。話し合いましょう)

「何が目的だ?本当に話し合いか?それとも潰し合いか?」

(一応前者ですよ、なので以前貴方と揉めた時の廃工場で会いましょう5対5でどうです?)

「……わかった」

(お待ちしてますよ)

俺は電話を切ると龍太と将真、凛奈と修也の4人と共に目的の場所に向かった

そこには本城がいた

「本城…」

「こんばんは烏間君、まずはお互いのメンバーを紹介しますね、ナンバーズの3名と僕は知ってますよね?あと一人ナンバーズの新メンバーの荒神狂平君です」

「ナンバーズも名乗ってくれないか、あの時の抗争にいなかったメンバーだから誰が誰だかよ」

「俺は御堂、御堂光牙だ現ドレッドノートのリーダーでお前らとの抗争の時はパクられてたよ」

「俺は仁、蔵間仁、現ナンバーズのサブリーダーでNo.2だ」

「俺が蓮、新城蓮、No.3だ」

「荒神君と僕がNo.4とNo.5です。」

「なるほどな、こっちのメンバーは修也は本城知ってるよな

こっちの二人は君嶋龍太と将真、双子の兄弟だ」

「よろしく〜」

「覚えなくていいぜ」

「こっちが唯一の女メンバーの高瀬凛奈、かなり腕は立つぜ」

「なるほど、なるほど、では話し合いを、始めましょう」

「目的は?」

「俺達ナンバーズはお前らと殺り合いたいそれだけだ、先代リーダー達がやられた相手と殺り合いたい4人ともそれだけだ」

「本城は燐子目当てだろ?」

「ええ、僕らが勝った場合貴方には彼女の前から消えてもらいます。」

「命賭けてやるよ、あの女はてめぇのものじゃねぇからな守ってやるって約束したからな」

「では、勝ったら僕は零二君達の前から消えて貰いましょう僕が負けたなら僕は君達の前から消えましょうそして白金さんも僕のものになる」

「燐子の事は本人次第だが俺の方はそれでいいぜ」

「では、3日後お互いの存在を賭けて戦争と行きましょう」

「俺達ドレッドノートはお前らに負けたら解散するぜ」

「チームRAVENも同じで構わない」

「じゃあそれで行こうぜ!本城が言ったようにお互いの存在を賭けて戦争といこうや!」

「ああ、いよいよ決着だ!お互いどっちかが潰れるまでな」

そうしてお互いの賭けが成立し本格的に戦争の火蓋が切られようとしていた…

 

 

 

 




20話目です。決着一歩手前という感じで書きました。
次回決着します。どんな決着になるかを楽しみにしていてください

次回「決着とこれからと…」
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