鮮血の剣士と無敗のウィザード   作:凌介

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学校から零二への処分が決定しこの先の事も1つ1つ決まって行くのだった。


第22話決定とこの先の時間

-零二視点-

 

俺の方は勝手に長期欠席し、大きないざこざを起こしたため

学校からの処分が下るまで自宅謹慎となった。

特別謹慎中の課題等は出されていないが外出は禁止された。

「どうすっかな…マジで…」

学校には正直行き辛い、でも、燐子には会いたかった。

会えるとすればゲームの中だろうが1度仮想世界でもあの子と会ってしまったら気持ちが抑えられなくなりそうで正直躊躇われる。

「燐子…君に会いたいよ」

暗い音のない部屋でその呟きだけが聞こえていた。

 

 

-燐子視点-

零二君が戻ってきてくれたけど、学校には来ていない

自宅謹慎だと言っていた。

学校側の処分はまだ決まってないあの時以来顔も見てれなくて 正直会いたい気持ちだけが募っていく

零二君がどうしているか気になるけど、ゲームにもログインしていない。

「あなたに会いたいです。零二君…」

あの時私は、離してしまった手をもう一度掴むことが出来た

でも、あれからずっと会うことができないでいた。

入院してたのは一時的ですぐに退院したと言っていた。

私は学校側の処分が下るまで私は何もできない、それがもどかしかった。

 

 

Roselia視点

 

学校でのもどかしい気持ちを抱えたまま私はRoseliaの練習に没頭していた

「零二はどうなったの?」

「学校側の処分はまだわかりません。明日、明後日中に私達にも通達はあるでしょうが詳細は知らされることはないでしょう」

「可能性があるとすれば夏休み前半は自宅謹慎と補習、そして欠席したテストに合格して謹慎解除と言ったところでしょうか…」

「おそらく退学という事はないはずです。」

「まぁ、虎堂君も関わっていますし、他にもたくさんの人が関わってます。なので先程も申しましたように退学はないかと思います。」

「そう、なら零二の謹慎が解けたら合宿をしましょう。」

「でもさ、でもさ、零兄ぃはりんりんのストーカーをやっつけたんでしょ?なんで学校で怒られないとなの?」

「手段が問題だったのよ、気持ちの面でも、言葉だけならなんとでも繕えるし結局傍から見たら暴力に訴えただけの不良生徒という扱いになってしまうの」

「もちろん、零二のやり方だって1つの方法だよ、でもね、暴力って1番お互いが傷付くものなんだよ」

「それはあこもわかるよ!でもね、あことしては零兄ぃはりんりんを守る為に危険から遠ざけるためにあえて力に訴えたんじゃないかなって思うんだ」

「実際どうなの燐子?」

「えっ?」

「零二だよ!燐子は何度も何度も零二の手を取ろうと頑張ってたじゃん!」

「はい、私は零二君の手を今度は離さないようにしたいと思ってます。でも、物理的な意味でも精神的な意味でも、私の手は零二の手を掴めているのかなって不安で……出来たら直接会って話したいんですけど…」

「学校は?夏休み零二学校来るんじゃないの?」

「まだわかりませんけど…先生達次第ですね」

「結局そうよね」

皆が零二君を心配してくれているのはとてもありがたかった。

 

 

-数日後-

俺の処分が決定した。

夏休み前半は補習、補習期間最終日にテストを受けその後反省文の提出だそうだ。

「反省文つっても何書けばいんだよ?二度と暴力振るいませんてか?ふざけろ!」

「同意!俺は1週間だけどさ、反省文の提出って言われてもって話だよね」

「俺はテストもバックれたからな仕方ないんだろうがよ」

「でも、君は間違った事はしてないよ。大切な人を自分の力で守ったんだから」

「それについては後悔してないさ!」

そうして俺達は解散した。

帰宅すると零が訪ねてきた。

「零…」

「やぁ、あの日以来だね」

「あぁ、見た目随分変わったな」

「まぁね、零二学校は?」

「夏休み前半補習とテスト反省文の提出で勘弁してくれるとさ」

「退学ならなくて良かったね、あの子とは会えた?」

「まだ、近いうちに電話ででも話そうと思う」

「そっかそっか、君に大切な人ができて良かったよ」

「俺さ、後悔だらけでお前の事も正直もっとやりようあったんじゃって思うけど、今更だよな」

「後悔だらけでいんじゃない?これからを大切に多少の後悔があっても笑ってられるように過ごせばさそれでいいんじゃないかな?」

「かもな、これからの時間を俺なりに楽しく過ごしていくか」

「それで良いさ」

その後零を見送ったあと俺は燐子にメッセージを送った

ただ一言話したいとそして返答を待っていると電話が掛かってきた

「もしもし、燐子…久しぶり」

(お久しぶりです。)

「ずっと話したかったんだけど、ごめんね、すれ違ってばっかりでさ」

(大丈夫です。こうして話せただけでも嬉しいです。)

「夏休み明けから普通にまた学校行くよ、色々肩身が狭いけどね」

(大丈夫ですよきっと、皆さん受け入れてくれますよ)

「そうだといいな、ねぇ、燐子…その…顔が見たい」

(私もです。でも、やめておきます。顔を見たら会いたくなるので)

「だよね、俺、こうして話してても会いたい気持ちが強くなるし」

(嬉しいです。私はやっと零二君の手をしっかりと握れたんだなって思います)

「君はずっと俺の傍に居てくれたよ、ずっとね」

(その言葉は是非また会えた時に言って欲しかったです)

「また違う言葉を掛けるさ」

(待ってますね、また会えるのを)

「待ってて、必ず会いに行くから」

そうして俺達はこれからの時間を歩み出した。

 

 




22話です。これから新しい道を歩んでいく主人公達を見守っていてください。
次回は夏休みの謹慎期間の話を書いていきますのでお楽しみに

次回「休みとお互いの距離感」
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