夏休みも中盤になり俺の謹慎期間がやっと終わりを迎える
「今日で謹慎と補習の期間は終わりだ。残りの休みを満喫しろ」
先生からそう告げられやっと終わったのだと感じる
俺は校舎を出て軽く伸びをすると学校を出て自宅への家路を辿った。
俺は帰宅するとさっそくRoseliaの皆に謹慎期間が終わった事を連絡した。
すると友希那からすぐに返信が来て2日後に合宿を行うから参加するようにとの事だった。
「必要なものって特別ないけど、整髪料とかは使い切りのやつ持って行った方がいいな」
そう言って俺は必要なもので家にある物をまず揃えていく
大まかな準備を終えた俺は早めに夕飯と入浴を済ませ
今はキーボードを弾いている。
何曲か演奏した俺は時間を確認してから燐子に連絡する
今回は最初からテレビ電話で話す事に決めていたので燐子が電話に出てくれるのを待っていると少しして燐子が電話に出た
(もしもし零二君、こんばんは)
「こんばんは燐子、やっと謹慎期間が終わったよ」
(メッセージ見ました、合宿来てくれるんですよね?)
「もちろん!帰ってきてからすぐに準備して八割方終わってるとこ」
(私の方も明日で問題なく終わります。ちょっと買わないと行いけないものもありますからあこちゃんと買い物に行こうって話してたんです。)
「俺の方もちょっと買い物には行く予定だからなんなら荷物持ちしようか?」
(良いんですか?)
「良いよ、少なくともしばらく会えてないから燐子だけじゃなくて、あこちゃんや他の皆にも会いたい」
(なら、あこちゃんにも聞いて後でそっちの連絡も入れておきます。)
「お願いね、皆に早く会いたいけど誰よりも燐子に逢いたいただ、君に逢いたい」
画面の向こうで燐子が頬を赤らめながら言った
(私も…私も…早く零二君に逢いたいです。)
俺は前回の時のように画面越しに燐子に音を届ける
『君に会いたかったただ会いたかった
運命に引き離されても
夜空を巡って時間(トキ)を越えて君をみつけるから
出逢ったイミを考えてたはじめて声をきいた瞬間に
「この人」だとわかったんだ信じてもらえないかもだけど
「どうしたの?」電話越しの声で君が元気じゃないことくらい
わかるさ離れてる時でもどんなに明るく振舞っても
「大丈夫」「大丈夫じゃない」「元気だよ」「いや心配だ」
今すぐ君に会いにいく
君に逢いたかった待ち続けてた運命が僕らをつないだ
傷つきながらも旅して僕らやっと巡り会えた
誰がなんて言おうとかなしい夜も
君を笑わせてみせるから何が起きたって誰より僕が
君を幸せにする
100億年前から決まってたのかなぁ
こんな日が来ること
君に会いたかった ただ会いたかった
運命に引き離されても
夜空を巡って時間(トキ)を越えて
君をみつけるから
君を逢いたかった待ち続けてた
運命が僕らをつないだ
何が起きたって誰より僕が君を幸せにする
君に逢いたかった待ち続けてた
出逢えてよかった世界は変わった
君に逢いたかった待ち続けてた
出逢えてよかった世界は変わった
永遠を君に誓うよ僕が幸せにする』
演奏を終えてからスマホの画面を見ると燐子が顔を伏せていた
「もう少しだけ画面の向こうで待ってて、必ず大切な言葉を君に伝えるからね」
「あなたはやっぱりずるい人です!休みの間ほとんど逢えなくて言葉を交わしても結局は画面越しで…それでも手の温もりを覚えてるって言ってくれて、そして今逢いたい気持ちをそのまま歌に込めてくれて、嬉しくない訳ないじゃないですか!」
「嬉しくて泣きそうです。」
「泣かないで…今はまだその涙を拭ってあげられないからもしも燐子が泣いているならその場に行って抱きしめてあげたい
君の笑う顔が見れるまでずっとそばにいて泣き止むのまで何度でも涙を拭ってあげたい」
「私は隣にいて零二君の声を聴いて一緒にゲームしたり演奏したりしながらたまに一緒に遊びに行ったりしたいです」
お互い''好き''という言葉は''まだ''口にしない
それでもお互い逢いたい気持ちと同じくらい待ちかねた言葉があって、だけどあえてお互い口にしない
それは今じゃないとお互いにわかっていて
わかっているからこその言葉の交わし方がある
俺たち2人は直接会うまでは大切な言葉をあえて言わず
2人だけの特別な時間をただ、楽しむのだった。
24話目です。ちょっと短いですが次が本命なので次までお待ちください。
次回で2人が恋人になりますのでお楽しみに
次回「合宿とお互いを想う言葉」