-合宿当日-
今日から2泊3日でRoseliaの合宿に参加する事になった俺は
現在忘れ物が無いかの最終チェックを行っていた。
「着替えOK、洗面道具OK、貴重品OK、後は、楽器かな」
荷物の最終チェックを終えた俺は荷物と楽器を持って家を出て待ち合わせ場所に向かう
しばらくして待ち合わせ場所に着くと俺が最後のようで皆揃っていた。
「おはよう皆、久しぶり、早いね」
「あなたが遅いのよ、とは言っても約束の時間3分前だけれど、ともあれ久しぶりね」
「ホントだよ!」
「でも、退学にならなくて良かったですね」
「それに居なくならなくて良かったです」
「あこもそう思う!」
「ごめんね、昔からケンカする度に周りの人達が俺から離れていったんだ、唯一そうならなかったのがチームRAVENのメンバーだけでさ、皆が離れていくくらいならって思ってた…
でも、違った皆は拒絶するんじゃなくて受け入れてくれたからここにいても良いんだって思えたんだ」
「私達は貴方を拒絶しないし、何よりも!燐子が貴方を1人にはしないわよ」
「友希那さん!」
「事実でしょ!」
「今井さんまで…」
「まぁ、確かにね燐子が居なければ俺はここにいなかったし」
「零二君!」
燐子はかなり真っ赤になり照れているやら怒っているやら
なんとも言えない表情をしている
「とりあえず話は後よ、電車とバスでの移動だから忙しいのよ」
「それもそうだね、じゃあ移動しよう」
俺達は電車とバスを乗り継ぎ合宿場所に向かう
電車とバスでの移動中は多少景色を楽しみつつトランプをしたりスマホゲームをしたりしながら暇を潰したりしながら過ごし目的地へと到着した。
「とりあえず荷物を置いて時間を開けて30分後に集まって練習、1時間ほど練習したらお昼にしましょう」
「合宿の間の食事は任せて!」
「お願いするわ」
「お昼は何が食べたい?」
「あこお肉!」
「どうせならさっぱりしたものが良いですね」
「アタシも少しガッツリしたのが良いかな」
「さっぱりしてる方が食べやすいわ」
「さっぱりしてる方が良いんですけど、でもお肉も捨て難いですね」
「じゃあ、さっぱりした肉料理で!荷物置いたら買い物してくるよ」
「頼んだわ」
俺は部屋に荷物を置くと買い物へと出掛けた
海が近く遊泳が出来るため海の家もありそこから少し行けば商店街もありそれなりに活気のある場所だ
「さっぱりした肉料理か、冷しゃぶでもいいけど、野菜もしっかりとれるものが良いよね!棒棒鶏にしよう!」
メニューを決め買い物を済ませて別荘へと戻り調理を開始する
「量は少し多めに、ゴマだれと甘辛のタレを作っておけば良いよね」
そう言って料理を続け完成したものをテーブルへと運び
練習している皆へ声を掛ける
「昼ごはん出来たよ!」
「お昼何?」
「棒棒鶏」
「良いね!さっぱりした肉料理!」
「お昼にしましょうか」
「そうですね」
「賛成!」
「楽しみですね」
そうして皆で昼食を取る
「ゴマだれがさっぱり甘辛タレがガッツリ感があっていいね!」
「私達の要求をしっかり満たしてくれてますからね」
「いい感じに満足感が得られるわ」
「美味しいよ!」
「とても美味しいです!」
「気に入ってもらえて嬉しいよ」
その後昼食の後片付けはやってくれると言うので任せて俺は一足先に自主練に励む
ずっとギターを弾いていなかった為に思うようにいかない部分が多々あり俺自身納得のいく演奏は今尚出来ていない
少ししてRoseliaの皆が合流したので合同練習し一通りの曲を練習し休憩に入る
俺はさっきの演奏で躓いたところを紗夜にお願いし教えて貰って練習再会後のミスはなるべく減らせるよう務めた
その後俺の方は夕飯の準備のために早めに切り上げ夕飯の準備をする
「夕飯はシンプルにそうめん!つゆをおろし系のとガッツリ感のあるやつで用意して」
ただのそうめんでは味気ないと思いつゆの方に工夫をこらす
しばらくして皆が合流し夕飯となり夕飯も高評価を貰えた
夕飯の片付けを済ませた後の自由時間入浴は先にシャワーを使わせてもらった。
今はスマホでNFOの情報を見ている
俺のアバターを見かけない事が1つの話題になっていた
「俺のアバターってやっぱり有名なんだな」
そう呟きつつ色々と情報収集をしていると部屋のドアがノックされた。
「私です。零二君、起きてますか?」
扉越しに燐子の声が聞こえた
「起きてるよ!今行く!」
俺は扉を開け燐子を招き入れる
「ベットに座ってくれていいよ、俺はこっちの椅子使うから」
燐子が座ったのを確認して話を切り出す
「なにか話したいことあった?」
「はい、色々あるんですけど…どれから話そうかなって」
「ゆっくりで良いよ、1つずつ話していこう」
「それじゃあ!あの!1番聞いておきたい事を聞いてもいいですか?」
「もちろん」
「零二君が待っててと言ってくれたあの時から今までずっとこうして直接話す事ができませんでした。だからその…零二君の言葉でちゃんと聞かせてください」
「そうだね…ちゃんと伝えないとね、俺も伝えたい事はそれなりにはあったんだけど、俺も上手く伝えられる自信が無くてずっとおざなりになってた。だから、まずはこうして直接会って話せて良かった。」
「私もです。ずっと電話で話してはいましたけどこうして向かい合って話せて嬉しいです。」
「それとね、ありがとう」
「え?」
「あの時…俺の手を掴んでくれて、俺はあの時戻らないつもりだったんだ、でも燐子が俺の手を掴んでくれたおかけでここにいられる。だからありがとう」
燐子は首を横に振ってから言った
「ありがとうは私のセリフです。私を守ってくれてありがとうございます」
「俺は君を守れたのかな…傷付けてない?」
「私は零二君手を2度も離してしまいました、そして零二君が離れていった時ほど傷付き後悔した日はありませんでした。
だから、今こうしていられる事を嬉しく思っています。」
「そんな君だから…ううん、きっと燐子だからこそかな、
君を大切にしたいって気持ちが溢れてくる」
「それって…」
「うん、燐子が思ってる通りだと思う、俺は…燐子が好きだよ」
燐子は口元を押さえ目に涙を浮かべた
「嬉しい…です。やっと…その言葉が聞けました!」
「待たせてごめんね、これからもずっとそばに入れくれる?俺の手を離さないでくれる?」
「はい!私は零二君の隣にいてずっと貴方の手を離しません!」
「約束ね」
「約束です」
2人はお互いの想いを打ち明け恋人同士となった。
というわけで恋人同士になりました。
次回は恋人同士としての2人を描きつつ主人公の新たな挑戦を描いて行けたらと思いますのでお楽しみに
次回「恋人としての時間と演奏家としての自分達」