零二は久々にゲーム世界に身を投じるためパソコンを起動しゲーム画面を開く
「VRじゃないけど、気分の問題って事で!リンクスタート!」
キーボードのEnterを押して本格的にゲーム画面が映し出されると俺は指をポキポキと鳴らし本格的にゲームに没頭する
-ゲーム世界-
プレイヤーキラーのアバターのRAVE(ライヴ)としてゲーム世界に降り立った直後俺の目の前にWARNINGの文字が浮かび上がる
「あ?警告?なんの?」
画面をタップし内容を確認すると期間限定で超絶レアスキルを持つモンスター及び戦闘型NPCが複数出現!レアスキルを獲得せよ!と書かれていた
「なるほどね!最近俺のスキルもマンネリ化して来たし新しいスキルを狙うのもありか!」
俺は転移を使用し最難関フィールドに移動した。
NFO史上最難関の場所虚無の地へと降り立った俺は鮮血剣勇血と御霊喰らい(ソウルイーター)を装備ししばらく歩いていると真っ黒なオーラを纏った騎士に出会った
そして確信した。
「ステータスが上がったな!プレイヤーキラーの能力フルに活かしてやってやる!」
俺が1歩踏み出すのと同時に敵も向かって来て鍔迫り合いになる
相手の剣は普通の直剣ではなく歪みのある独特な形の剣蛇行剣だがだからこそ対処が難しいが俺はあえて鍔迫り合いを避け距離をとり武器を変える
「蛇剣ガリン!」
俺は剣を振るうと剣が伸び縮みする
「言っても無駄だろうけどこの武器は盾職連中の対策用装備でね、お前らみたいなの相手にするにはちょうどいいんだろうけど、宛が外れたな」
俺は剣を鞘に戻すと再度鮮血剣勇血を装備し相手を迎え撃つ
数度の鍔迫り合いの後に打ち勝ち目の前に表示される
コングラッチュレーションの文字と獲得したスキル
今回獲得したスキルは歩法系のスキルだった
「出来れば刺突系のスキルが欲しかったんだけどな、まぁ仕方ねぇ」
その後もレアスキルを求めてレアモンスターや高レベNPCを倒していくが狙ったスキルは全然入手出来ずにいた
「斬撃スキルが2つに移動系スキルが3つカウンター系1つに
代償スキルが1つか刺突系と接触系スキルが欲しいのに全然じゃんか!」
1人文句を言いながらフィールド探索を進めていると久々に見知った顔が集まった
「誰かと思えばレオスじゃねーか!性懲りも無くまた現れたのか!」
「このイベントでかなりPVP系のスキルを手に入れたのでね今度こそ君の首を貰おうかと」
「ヤダね!ところでレオスこのイベントで刺突系のスキルは取れたか?」
「ああ、光一閃。セイントストライクというスキルを手に入れたよ」
「俺は残念な事に刺突系と接触系は全くでな!その代わり手数は増えたぜ」
「ならばその力試させて貰おう!」
「また負けて後悔するなよな!」
「今度こそ貴様を倒す!」
「ブラットアップ!」
「やはり身体能力を上げてきたか!」
「俺の十八番なんでね」
俺とレオスはお互いに何度となくぶつかり合う
斬撃を飛ばせばそれを相殺し接触しようと近付けば刺突技で牽制されるが俺は全て想定内狙うはカウンターだ
「貴様がカウンターを狙っているのはわかっているぞ!」
「お前こそ!大技狙ってんのバレバレだぞ!」
「やはりバレていたか!ならば小細工は不要!我が大技の始祖の一撃を持って貴様を倒す!」
「それをカウンタースキルで貴様に返す!」
俺は代償スキルを使い武器の耐久値とHPを8割削り力を高めるとお互いに技を放つ
「始祖の一撃!」
白銀のオーラにより始祖の王が出現し巨大な剣を振り下ろす
「その一撃貴様に返そう!死神王の鎌!」
赤黒いオーラが出現し大鎌を持った死神が姿を現れ一撃を受け止め拮抗するがそれは一瞬だけだった…
「代償スキル発動!DeadorALIVE!」
御霊喰らいの剣を自らに刺し1だけHPとMPを残しカウンタースキルの力を底上げすると大鎌は巨大化した。
「バカな!始祖の一撃は俺が使える最高位のスキルで対プレイヤーキラー専用スキルだぞ!」
「俺のスキルはカウンタースキルだぜ!どんな強力なスキルでも俺の生命力そのものを代償として使えば効果は爆上がりのになるよな!」
「なるほど…足りていなかったのは覚悟という事か…」
その言葉を最後にレオスのアバターは消えた…
「Rinとやるレベルでこいつとやるのも疲れるな」
剣を鞘に納めようとした時プレイヤー反応を確認し即座に戦闘態勢をとり相手の攻撃を受け止めた
「残念、今なら倒せると思ったのに」
「お前達か!RinRin!そして大魔姫あこ!」
「1人でどこに行ったのかと思えばまたそんな危険な力ばっかり!次のアップデートでプレイヤーLvの上限解放が確定してますからね強力なスキルや装備を獲られるこのイベントは貴方にとってもいいものでしょうね!でも、危険な力ばかりその手に集めてまた孤立するつもりですか!?」
「俺の勝手だ!忘れてるかもだけどな俺はプレイヤーキラーの双剣士RAVE(ライヴ)二つ名は死を纏う死神!その俺に挑むって事はゲーム世界でのお前の無敗記録を止めることになるんだぜ!再び重ねてきた白星を無駄にするのか?」
「貴方に勝って私の黒星を帳消しにします!」
「あこもやるよ!あことRinRinで無敗のウィザードだもん!」
「なら今回も賭けをしよう!何を賭ける?」
「それならちょうど1ヶ月後私の誕生日なんです!少しだけ良いものをお願いしても?」
「わかった!俺に勝てたらそれなりの予算でいいモノ買ってやる!負けたらお前の手作り弁当1週間!それでどう?」
「乗りました!」
「2人とも賭けになって無くない?」
「良いんだよ!これで!俺はロールプレイの性質上こうするしかないの!」
「まぁ、良いや!やるよ!」
そうしてお互いの意地のぶつかり合いが始まるのだった。
28話です。長くなりそうなので区切ります。
次回はゲーム世界と現実世界両方からの視点を書いていきますのでお楽しみに
次回「お互いの望みと意地を賭けて」