鮮血の剣士と無敗のウィザード   作:凌介

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ゲーム世界で再びお互いの願いを叶えるために意地をぶつけ合う2人の決闘の行方は…


第29話お互いの望みと意地を賭けて

お互いの望みの為に闘う燐子と零二そして燐子の相棒のあこ

魔法が殆ど通じないRAVEに対抗するには物理攻撃や魔法も高威力のものに限られるが燐子ことRinRinが魔法剣でライヴに挑む

魔法剣士としての戦い方にようやく慣れて来たところではあるが魔法剣の斬撃は吸収されるためひたすら斬り結ぶ

最も剣に魔法を付与すればまだ拮抗する余地もあるが鍔迫り合いになればどうしてもライヴに分がある為ある程度は吸収覚悟で魔法での牽制を試み剣に魔法を付与し闘うがdeath装備の痛い所は対プレイヤーに特化しているためあらゆる方面に対抗出来るところだ。

短所と言えばモンスター相手に力が半減する程度でプレイヤーキラーとして名を馳せるライヴにとってはなんの支障もないのである。

(やっぱり純粋は技術は彼の方が上剣に付与してる魔法は吸収できないみたいだけど牽制目的で放魔法は尽く吸収されるし私もイベントで強力な魔法を会得しているとは言え使うタイミングが中々無いのも事実だし…)

あれこれと思考を巡らせながらライヴとぶつかり合う

「解放(フルバースト!)」

「あこちゃん!」

「任せて聖魔結界!」

「天昇結界!」

「防御魔法か!?しかも聖魔や天昇って今回のイベントでゲット出来るやつだよな!」

「えぇ、私達だって貴方と戦うために色々準備したんですよ!」

「そいつは悪かったな!結界破壊の斬撃は持ってるんだわ!」

「魔導斬撃!」「冥道斬撃!」

結界は容易く切り裂かれ攻撃を受けかけるがギリギリで反射魔法が間に合い幸をそうした。

「ライヴさん今回のイベントで狙ったものは取れました?」

「いや、残念な事に刺突系と接触系は一つも取れてない」

「なら良かったです!勝機がありますね!」

そう言ってライヴの懐に飛び込むと接触系スキルを発動する

「gradedown!」

「な!?」

俺の力がガクッと下がる

「このくらいなら!ブラットアップ!」

「あこちゃん!今!」

「任せてよ!downBURST!」

波動攻撃を諸に喰らいブラットアップで相殺した力が更に下がり力が半減する

「クッソ!これじゃあモンスター相手と変わんねぇーよ」

「結構頑張ったんですよ!このスキル手に入れるのに!」

「ライヴさんに勝つためにこの魔法をぶつけます!吸収出来ますか?これ!」

あこちゃんと2人の魔力を掛け合わせ太陽系を再現する

「ギャラクシーエクスプロージョン!」

太陽を中心に惑星が爆発していきブラックホールが生成される

俺はかろうじて踏みとどまっているもののかなり厳しい状況だがだからこそ楽しい

「行くぜ!今受けたダメージ返してやるよ!代償スキル!

DeadorALIVE!」

HPを1残し下げされた力を底上げしまずは下げられた分の力を相殺しプラマイゼロに持っていく

速攻でポーションを使いHPを回復しソウルイーターで更にまたHPを削り力を上乗せする

「これでもまだまだ足りないからな!封印してたスキルを使う!」

「スキル発動!契約破棄!(ルールブレイク)カウンタースキル以外の全てのスキルを封印する代わりに1つのスキルの効果を100倍まで引き上げる!」

赤黒いオーラが出現し地獄の大鎌を振るう死神が現れる

「終わりだ!死神王の鎌!」

「俺の2つ名を再現した良いスキルだろ!」

俺は2人を呪いの鎖『怨嗟縛鎖』で拘束する

「動けない!」

「なにこれ!」

「終わりだな」

死神の鎌が一閃し2人のアバターは消え去った

画面にはYOUWINの文字

「勝った気がしね〜疲れた…」

俺は1度立ち上がり身体を解してからもう一度画面に向き直る

「俺の勝ち!」

画面の向こうのコンティニューしていた2人にそう告げる

「勝てると思ったのに!」

「ライヴさん最後の封印してたスキル!あれなんですか!?」

「あぁ〜24時間限定でスキル1つを残して封印する代わりに

自分の力を100倍まで引き上げるんだよ今回はカウンタースキルを限界まで強化した。ただし、これ使って負けると3日間はログイン出来なくなるんだ。だからこそ手数増やしてこのスキル封印したんだよ!今回マジでやばかったからねスキルの封印1つ解いたんだ」

「1つって…いくつ封印してるスキルがあるんですか?」

「さぁ?スキル欄見れば分かるけどありすぎて見るのもめんどくさいんだよ!今回のは思い出しただけ」

「零兄ぃは基本反則のオンパレードだよねぇ〜」

「ひで〜なおい!俺はプレイヤーキラーだぜ!対プレイヤー特化なのは勘弁してくれ!」

「でも、武器の昇華出来るんだよね?」

「まだ1割だ!俺の力を全部昇華しようと思ったらとってもとっても時間がかかるんだよ!」

「せめてメイン武器だけでも昇華させません?」

「それこそ嫌だね!勇血と御霊喰らいの剣を昇華させたら俺が弱体化する今の俺の装備はこの2本が中心だからなせめてメイン武器と言うか装備1式が昇華出来たらいいんだけど、そうもいかなくてさ」

「確かライヴさんの装備は全部昇華する為には特定のモンスターを退治しないとダメなんでしたっけ?」

「そうなんだよ!チケットをしよう出来るのはSランク武器までで俺のdeath装備はレジェンドランクだからな」

「確かにそれじゃあ難しいですね」

「もちろんSランク武器もあるけど、滅多に使わないからな武装全開放する時くらいだ」

「なるほど、そうなるとやっぱり再臨クエスト待つしか無いのか〜」

「そうなるかな」

「と言うかさ零兄ぃもRinRinもさ、いっつも対戦して賭けとか言ってるけど普通に対戦する為の交換条件って言う方法をなんで取らないの?」

俺は驚きの意味を込めて「!」をアバターの頭上に表示する

「盲点だったわ!そうすれば問題なかった訳だ!」

「そうだよ!零兄ぃの場合対戦するなら条件としてRinRinの手料理食べてみたいって言えば良いんだよ!RinRinもさ!

恋人になって初めての誕生日だし、ちょっとだけ奮発したものをお願いって言えば良いんだよ!」

「たっ……確かに…」

あこちゃんの最もな指摘に2人とも思慮の浅さが目立った。

「だから!今回の対戦はあくまでも意地のぶつかり合い!

今度こそ勝ちたいあことRinRin、それに対してプレイヤーキラーとして負けられない零兄ぃの意地のぶつかり合いと考えれば良いんだよ!」

「「なるほど〜」」

あこちゃんの最もな意見に俺達は素直に関心した。

「というわけで!まぁ勝負の結果は結果!RinRin!零兄ぃの胃袋掴み頑張って!」

「う…うん頑張るから零二君期待しててくださいね」

「期待してるよ!」

そうしてお互いの望みを賭けた戦いは単なる意地のぶつかり合いとして終わりを迎えたのだった。

 

 

 




29話目になります。
今回はお互いがお互いにちょっと考えが甘かったな〜となる展開とゲーム世界でのガチバトルを描きました。
次回は再び現実世界の話を書いていきますのでお楽しみに

次回「お出かけと約束の手料理」
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