鮮血の剣士と無敗のウィザード   作:凌介

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精霊王を従え更に強くなるレイシンに対して
2人はその背を追い続ける道を選ぶ


第34話精霊武装と3つ目の祭壇

-現実世界ー

 

ゲーム合宿をする事になり金曜の夜から土曜の明け方近くまでほとんど徹夜で遊び気が付いたら寝落ちしていた私達

目を覚ますと私とあこちゃんはベッドで寝ていてパソコンははゲームのセーブだけしてスリープ状態で零二君の机の上に置いてあった。

私はまだ少し寝ぼけた頭で時計を確認すると昼の11時だった

「確か…最後に時間見たのって朝方の4時だよね…」

一応7時間は寝ていた事になる

そして辺りを見回すと零二君の姿がなかったのでまだ寝ているあこちゃんを起こさないように零二君の部屋を出ると

1階に降りた。

玄関に零二君の靴なかったので買い物かなにかかと思いとりあえず居間に行ってみると昼食の準備がしてあった。

「朝ごはんって言うよりもうお昼だもんね」

とりあえず居間を出て洗面所を借りて顔を洗って目を覚ましていると玄関が開く音が聞こえたので私は顔を拭いて洗面所を出るとちょうど零二君が靴を脱いでいた。

「おかえりなさい、どこに行ってたんですか?」

「おはよう燐子、いつもの日課だよ早朝トレーニング往復10km走ってその後ちょっと休憩したら身体を動かしながらのイメージトレーニング」

「そうだったんですか、ところで零二君はいつ起きたんですか?」

「俺は朝の9時くらいかな?元々昨日から今日みたいに徹夜したりしなければ休日は8時くらいには起きるんだ」

「そうなんですか」

「まぁ、日課もあることだしね!とりあえず俺、シャワー浴びて着替えて来るからあこちゃん起こしてお昼にしよう!」

「そうですね」

私はあこちゃんを起こして零二君の許可を取って台所を使わせてもらい昼食の準備をする

と言っても味噌汁を温め直したりするくらいで特別な事はしてない

零二君がシャワーと着替えを終えて戻ってきたので3人で朝食件昼食をとりながらこの後の予定について話をする

「この後どうする?ゲーム再開する?」

「そうですね、今日中に零二3つ目の祭壇を攻略してもらって精霊大祭のイベントに行きたいですね私達もLv50までは最低でも上げたいです」

「今、どのくらいだっけ?」

「あこが、45でりんりんが47だったと思う」

「そっか…そうなるとこの後適度に休憩入れつつ夜までプレイすれば問題なく上がるよ!今日はそこまでにして、明日は精霊大祭をクリアすれば多分60は越えると思うよ」

「じゃあ、そうしましょう!幸いRoseliaの練習も無いですし目いっぱいゲームしましょう」

「あこは賛成!でも、自主練しなくて大丈夫かな?」

「心配ならこの後14時位まで練習する?今、ちょうど12時だし」

「じゃあ、食器等の片付けなんかもありますし、13時開始

15時終了、時間開けて16時ゲーム再開でどうですか?」

「俺は構わないよ!休憩は2時間毎で良いかな?」

「そうしましょう!私はそれで良いですよ」

「あこもOK!」

「じゃあ、そうしようか!」

そうして予定を決めて俺達は行動を開始し片付けを済ませ

屋根裏部屋に行き練習準備をする

「零二君、キーボード借りますね」

「あこはドラム借りるね!」

「どうぞどうぞ!」

「でも、零兄ぃドラム持ってたんだね」

「知り合いに譲ってもらったんだよ一応練習はしてるけどそう簡単に身につくものじゃないしね」

「まあ、それはそうですよね、私も今くらい弾けるようになるまで結構かかりましたし」

「そこはやっぱり努力次第だよね」

「そうだね〜」

なんて話つつ俺達は2時間程練習に勤しんだ。

そして休憩を挟み俺達はゲームを再開した。

 

-ゲーム世界-

 

今回もレイシンとして行動する俺、そして一応俺の弟子扱いの燐子とあこちゃんの操る神巫師のアバター

「精霊大祭までクリアしたらどうする?」

「あこは引き続き精霊契約出来そうなクエストを中心に回っていきたいかな」

「私はレイシン君のバトルスタイルに近付きたいので祭壇系のクエストを回りたいですね」

「前にも言ったけど俺のスタイル真似ると後悔するぞ

俺のはソロ前提だからな!それにお前は舞剣士の憑依型を目指すんだろ?」

「そうなんですけど…」

「あこちゃんとはずっとチーム組んでるんだろ?それこそ前衛で立ち回るならやっぱり舞剣士じゃないとキツイぞ!」

「レイシン君はどうなんですか?」

「俺は精霊や神獣の力を媒介に戦う前中衛職でパーティー組むなら突撃型じゃないと無理!支援はあまり期待されても困る」

「私はレイシン君やライヴさんに少しでも追いつきたいんです!だから魔法と神巫師の舞闘で強くならないと」

「まぁ、勝つことに拘るならまずは俺みたく過去の停滞期を生き延びた連中と闘わないとな!」

「そんなに強いの?」

「ああ、強いよ!一応言っておくとレオスも停滞期を生き延びたプレイヤーだ」

「レオスさんが?」

「ああ、停滞期を生き延びてあの域にいるからこそライヴのようにプレイヤーキラーしたりするのが許せないんだろうさ」

なんて話していると3つ目の祭壇に到着した。

そして祭壇に続く扉を開けると下級から中級の精霊達が現れた

「俺は見物!2人とも頑張れ!下級や中級は倒した数だけ契約してくれるからな」

「簡単に言ってくれますね!」

「本当にね」

私達は最上階直前まで戦いかなりの数の精霊契約をした。

「かなりの数契約出来たろ!後は上級精霊と王様倒して精霊大祭だ!」

「任せてよ!とは言っても、精霊王はあこ達倒せないけど」

「やってみるか?」

「良いの!?」

「やりたいならね」

「契約出来ますか?」

「さぁ?どうだろうな聞いてみるか」

俺は精霊武装を呼び出し問いかける

「精霊王達に問う、俺以外にも精霊王を打倒すれば契約出来るのか?」

『不可能では無いだろうが…せめて星神の称号を持ってないと厳しいと言わざるを得ぬ』

『星神は神巫師の中でも最上位の存在だ、レイシンしかその称号は持っておらぬよ』

『せめて精霊の御使いの称号がなければ契約は難しいだろう』

「それってどうやったら獲得できる?」

『簡単な事よ!我らが眷属達を千体以上従えればいい』

「お前ら今何体?」

「私は上級精霊が5体と中級下級合わせて100くらいですかね」

「あこはもうちょっと多いくらい」

「厳しくないか?」

『何、精霊と契約出来ずともレイシンが統一者となれば恩恵は受けられよう』

「俺が統一者になるのは確定なのな」

『当たり前だ』

「まぁいいや!とりあえずいくぞ!」

王の間に続く扉を開くと精霊王が顕現する

『我こそは水の精霊王アクアス!我に挑むのは誰ぞ!』

「我こそは神巫師のレイシン!水の精霊王と火の精霊王以外からは認められた存在なり」

『ならばその力示して見せよ!』

「はァ…結局こうなるのか…精霊武装展開!我が手に来たれ!」

背に杖と弓、両手に剣と鉄扇を装備し宝玉があしらわれたガントレットが装備され武装展開が完了する

「さぁ、行こうか!」

レイシン君がアクアスに向かって行く

『我、水だけの力にあらずアイスレイン!』

氷柱の雨が降り注ぐ中レイシン君は舞踊を舞いながらひらりひらりと躱していく

『おのれ!小賢しい人間め!』

「うるせぇよ!悔しかったら液状化でもしてみやがれ」

『言ってくれるではないか小僧!ならば我が力見せてやろう!』

精霊王は液状化し襲いかかるがレイシン君は平然としている

「風刃弓展開!風魔の矢!ウィングアロー! 」

風を纏った矢が暴風を巻き起こして液状化した精霊王にダメージを与える

『風の精霊王を味方に付けているな!?』

「それだけじゃないぜ!雷光弾!」

雷の弾丸が精霊王に直撃し水の精霊王は更にダメージを受ける

『超純水の衣を纏っている我がなぜ押し負ける』

「風の力で液状化した時のアンタにした攻撃で超純水は不純物が混じったのさ」

『そんなバカな話があるか!』

「あるんだな〜ところが!」

俺は鉄扇を広げ神楽を舞う

『我が声を聞き届け 我が声聞こえたならばその力を貸し与えたもう精霊達よそして精霊の王よ!我が声に答えその力を高めよ!地を割砕き水を大地の下に沈め光で穢れを払い

風に乗せその力を散らし闇を持ってその力を制し我が力とせん!我が声を聞き届けよ!エレメンタルオーラ!』

それぞれの神器が輝き俺を中心に1つとなる

「精霊の神罰!」

精霊王がその力を遺憾無く発揮し水の精霊王を圧倒した。

そして水の精霊王が消えた後には水の精霊王のドロップアイテムが残されていた。

『水の精霊王はその衣に宿った。これでお主は炎の精霊王を残し全てと契約した事になる』

「じゃあ、精霊大祭を行うとしますか!」

「そこで最後の精霊王と精霊神との契約ができるんですよね」

「あぁ、その通りだ!まぁ、その精霊大祭で何を掴めるかはお前達次第だ」

「少しでもあなたに追いつく為に私達は全力を尽くします」

「まだ一回も勝てて無いけどライヴさんにも勝たないと!」

「勝てるかな?アイツにも俺にも!」

俺は更なる高みへそして2人はその背を追う道を選ぶのだった。

 




34話目です。もう少しこのストーリーが続きますのでお楽しみに次回が精霊編のラストの予定ですのでもう少しお付き合いをよろしくお願いします。

次回「精霊大祭と最後の試練」
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