-学校-
私と零二君は今日もゲームの話題で盛り上がっていた
「どうだった?古参のプレイヤーは」
「皆さん独特のプレイスタイルでとても強かったです!剣士なのに特定の武器をあえて持たず戦ってたり魔導師なのにつえでも魔法剣でもなく槍で戦ってたり」
「自分だけのスタイルを確実に持ってる奴らだからね、でも、俺はその誰とも違うけどさ」
「そこですよ!零二君のアバターは全然違います!昇華武器を持たないのにdeath装備に物言わせて最強になってるし、レイシン君は統一者にかなり近いですよね?」
「その分レベリングは大変だけどね」
「そこは仕方ないんじゃないですか?」
「そうなんだよね、そこがある意味俺のアバターのスタイルでやり辛いとこ」
そんな感じでゲームの話題で盛り上がりつつ私は気になった事を聞いてみる
「零二君、death装備の中でも魔剣クラスの武器って持ってないんですか?」
「アイツらから聞いたの?」
「えぇまぁ、それにdeath装備について調べた時に最上位クラスがあるのは知ってましたので」
「なるほどね、あれの入手方法ってかなり難しいんだよ」
「そうなんですか?」
「そう、特定の武器を何本以上所持して特定の称号を持っててとかそういうの」
「ライヴさんとしては持ってないんですか?」
「ライヴで持ってる称号は鮮血の悪魔とか、殺人鬼とかそういう称号ばっかりで魔剣クラスの武器取得に必要な称号は持ってなかった気がするな〜」
「古参のプレイヤーさん達がレイシン君とライヴさんを危険視してました、レイシンが真の統一者となりライヴが死の覇王になればゲームバランスが崩壊するって」
「あぁ〜本当にそうなれば確かにゲームバランス崩れるかもね」
「それくらい極端な鍛え方というかプレイスタイルをとってるって事ですよね」
「まぁね、どの道無理だろうけど、真の統一者も死の覇王も」
「運営がなんとかするとか?」
「それもあるだろうけど、多分あの古参のプレイヤー達が黙ってないさ!」
「つまり?」
「アイツらがそれぞれのサブアカとか使いまわして俺の行く手を阻むだろうなって、それに、俺としてはdeath装備は昇華させるつもりだし、ただメイン武器は昇華出来ないからプレイヤーキラーに甘んじてる訳で本来なら双剣士である俺が槍とか鎌とか斧とか使えてる方が可笑しいんだって!言っとくけど魔法だって双剣士特有の強化とかがあるけど、ブラットアップやバーサークの方が使い勝手がいいから使ってるだけなんだ」
「もしも、ゲーム世界で大きな大戦があるなら私も参加させてくださいね」
「古参のプレイヤーを倒せるくらいには強くなってもらわないと無理だろうけどね」
「これでも無敗のウィザードだったんですよ」
「俺に負けて古参のプレイヤーにも負けたんでしょ?アイツらだって古参のプレイヤーの1部に過ぎないけど、まずは大型のイベントをあこちゃんと2人でクリアしていかないとね」
「神巫師のレベルもあげないとですしね!」
「今日もゲームやる?」
「勿論です!今日は練習がありますから終わってから1時間でも2時間でもやりますよ!」
「練習は俺も参加するし、皆の演奏聞いて俺の演奏に活かせる所は活かしていかないと!そういう意味では他の人の演奏聴くのも大事だんだよね」
「それはありますよね」
そんな話をしつつ休憩時間を過ごして授業中にしっかり身を入れて1日を過ごし、放課後の練習も零二君や他の皆と楽しくそして一生懸命に練習したからいつもよりも短く感じたくらいだ
そして帰宅後夕飯等を済ませ私はパソコンを起動しゲーム画面に向かう
-ゲーム世界-
私は神巫師のアバター燐廻としてログインした
あこちゃんは魔法使いの方でログインしたみたい
「こんばんはあこちゃん、今日は魔法使いなんだね」
「リンリンは神巫師かぁ〜あこもそっちにしたら良かったかな?」
「好きな方で戦えよ!」
「ライヴさん!」
「言っとくが今回は戦わねーよ!」
「じゃあ、なぜ?」
「レイシンの弟子がどんだけやれるかも気になるが、俺としては今のレベルじゃあお前ら瞬殺しちまえるからな」
「目的は他にあると?」
「あぁ、ちょうどいいからよ!お前らと言う神巫師と魔導師が連携したらどうなるか見てみたくてな正反対だろ?」
「確かに、それならライヴさんとレイシン君が連携する姿も見れたりなんて…」
「出来なくはねーけど、それやると本格的に古参のプレイヤー達が動き出すだろうな、俺はプレイヤーキラーなんてやってるがそれもあくまでゲームだからこそ許される事だからだ!そしてどのゲームでも、強すぎる力はゲームバランスを崩しかねない。それで俺とレイシンは危険視されてる」
「それは……私達にも言える事なのかな?」
「無敗のウィザードの頃だったら有り得たかもな!今は俺達に惨敗してるただの高レベルの魔導師だよ」
「私達からしたらライヴさんもレイシン君もただ純粋にゲームでやれる限界に挑戦してるようにも見えますよ?」
「実際そのつもりだよ!さて、話はここまでにしようぜ!やりたいクエスト付き合ってやるよ!なるべく高レベルなクエストな!」
「わかりました!選んで来ます!」
「あこも行くよ!」
クエストを選びに行った2人を見ながら俺は少しだけ救われたような気持ちになったのだった。
-その頃-
とある遺跡系ダンジョンではモンスターの絶叫が響き渡る
「こんなもんか?」
「これでも強い方さ、僕らみたいな連中には物足りないかもだけどね」
「なんにしても俺達がこうして動きましたって証拠つか残さねーとなんだろ?あの最凶2人を何とかするために」
「そう、統一者と死の覇王になったら手が付けられないからその可能性を1%でも減らす必要があるのさ!」
そう話しつつ攻略を進めクリア報酬を貰いその場を後にするプレイヤーの1団は次なる目的地へと向かうのだった。
「待ってなよ!ライヴ、レイシン……」
38話目です昨日中に出すつもりでしたが間に合わなかったので今日の投稿になります。今回はこの1話のみとしておきますがまだしばらくゲーム世界からのアプローチが続きますのでお楽しみに
次回「PVPと覇道」