放課後、学校を終えてすぐに帰宅し俺はいつもの如くNFOを起動しプレイする。この世界では俺はお尋ね者の賞金首だ
そしてこの世界最強の人殺しプレイヤー
「ゲームだからこそ許される俺の存在が全プレイヤーにとって良いのか悪いのか」
そんな事を呟きつつまずはログインしゲーム情報をチェックする、その中で大戦イベントの情報に目が止まる
「PVP&タッグマッチイベント開催?」
俺は情報を確認する
内容としては明日からゲーム時間で3日間に渡りPVPイベント
その後1日空いてからのダックマッチイベントが開催されるらしい
「PVPはともかく、タッグマッチイベントは用はないかな?
いやでも、燐子辺りが一緒にやろうとか言い出しそうだな」 そう呟くと、案の定と言うかなんというかで燐子がログインしたらしくメッセージが飛んできた
「思った通りだな」
そう呟きつつメッセージを返す
(情報確認は完了してる、PVPイベントは出るよ)
そう返答しゲームを再開しようとするとタッグマッチイベントにも自分達と参加して欲しいとメッセージが来た
俺はdeath装備のおかげで街にこそ入れないがパーティを組んだり、フレンド登録したりは出来るためやっても良いがほとんどがソロ活動なため、めんどくさい、俺は断りのメッセージを入れてからゲームを再開するとは言ってもdeath装備の昇華は出来ないためあくまでもやるのはプレイヤー達との戦争だ
そうして遠くからプレイヤー達の戦う姿を眺めていると俺に向けて攻撃が放たれた
「来たか!」
「見つけたぞ!賞金首!」
「お前だって似たようなもんだろ?death装備の使い手さん」
「バレてたか!」
そう言って笑うdeath装備使いに向け俺は問いかける
「目的は俺のdeath装備か?それとも首か?」
「両方だな!お前の持つ装備が欲しい!と言っても槍限定だがな!」
「欲しけりゃくれてやりたいがな、あいにくとdeath装備はそのプレイヤーを倒さないと手に入らない、わかってるよな?」
「もちろん!だからこそお前と戦いたい!」
「俺は剣でいいのか?お望みとあらば槍を使うが?」
「お前、槍術士の職業持ってないだろ?お前は双剣士だろう?」
「death装備の1つに鎖があってな、それを使えば俺も槍を扱えるぜ、剣なら4本は操れる 」
「なら槍でぶつかり合おうや!」
「いいぜ!俺に勝ったららくれてやる!装備変更!死を呼ぶ鎖!続けて装備変更!氷結地獄の槍!(コキュートススピア)」
「槍のdeath装備の魔槍クラスのバケモンじゃねーか!なんでそんなもん持ってやがる!?」
「知るか!いつの間にかストレージに入ってたからな!
さぁ!全力で行くぜ!」
そうして俺は槍を振り回し相手とぶつかり合う
相手は俺の槍を受け止める度に冷気によって微ダメージを受け続けている
「クソ!ジリ貧だぜこのままじゃよ!」
「武器の特性を把握してないと勝てないぜ!」
そう言って俺は槍を地面に突き立てる
「永久氷槍!(ランスTheコキュートス!)」
地面に突き立てた槍を中心に氷が広がり槍のように突き出る
「大地の怒り!(アースクエイク!)」
その氷を相手は地面を破壊し防ぐが俺はそれを見越した上で
攻撃していた、俺は大きく跳躍しそのまま槍を相手に向かって投げる
「氷獄激槍!(バスターコキュートス!)」
「空気が凍っていく!食らったら一溜りもないぞ!大地の大蛇!(ガイアオロチ!)」
「無駄だぜ!凍てつけ!」
そう言うと相手の攻撃までもが凍りつきその氷結に相手も飲まれHPは全損した
「俺の勝ち!」
そうしてdeath装備をしまい相手のdeath装備を手に取る
「大地の魔槍ガイアか」
少ししてさっきのプレイヤーがコンティニューしてきた
「お前、名は?」
「ラウザー」
「俺の名は…知ってるか」
「RAVE(ライヴ)だろ?最強のプレイヤーキラーの」
「この装備は返すよ!今回は俺の槍のスキルで勝ったに過ぎないからな」
「いいや、貰ってくれや!スキルでもなんでも、お前の力だ!お前の装備とスキルの使用のタイミング等が俺を上回ってた、ここぞって時のスキルの使い方が絶妙だったと言わざるを得ないからな、それに、それはサブウェポンでな、本気の槍はこいつだ!」
そう言って槍を装備する
「昇華武器か」
「御明答!こいつは霊槍トリニティdeath装備を昇華したもんだ」
「お前は俺にdeath装備を押し付けたかったのか?」
「いいや、そいつも俺の槍だからな、俺が持ってないととは思ってたしそいつ1本でお前さん並みになれないかと思ったんだけどな、無理だったわ!お前は双剣士なのに槍で俺と戦ってくれた、不得手な武器でもあの強さだ、適わねぇって思ったよ!」
「なら、尚更持っておくべきなんじゃねーの?」
「勝負の結果だし、持っててくれ」
「そこまで言うなら貰っておくわ」
「おう!」
そうして俺はまた1本death装備を手に入れた
その後ログアウトしようとした瞬間俺に向けて魔法攻撃が放たれた
「見つけました!RAVE(ライヴ)さん!」
「また来たのか!懲りないなお前も!」
相手は燐子ことrinrinだあこちゃんも一緒だった
「戦いましょう!」
「嫌だ!なんでお前と戦わないといけない?今度は何を賭ける?」
「勝ったらパーティーを組んでください!」
「タッグマッチイベント限定でか?」
「今回はそれでいいよ!」
「俺とパーティー組むことは諦めろってのに」
そう言って俺は双剣に装備し直して魔法剣を使うrinrinとぶつかり合う
「負けません!」
そう言って魔法の斬撃を飛ばしてくるがそれを俺はひらりとかわすとこちらも斬撃を飛ばす
「鮮血斬(ブラットスラッシュ!)」
相手はその斬撃を2人がかりで打ち消す
「やるね!でもこれならどうだ!ブラットアップ!からの鮮血波動!(ブラットレイ!)」
「あこちゃん回避!」
「間に合わない!大結界!」
「守りの瞬間に隙ができる!」
そう言うと槍を装備し投擲すると結界はいとも簡単に破壊されブラットレイをまともにくらう
「Lv差と武器の相性考えろ!こっちはPK特価なんだからよ!いくぜ!狂暴化!(バーサーク!)」
真紅のオーラを纏い俺は再度斬撃を放つ
「鮮血斬!(ブラットスラッシュ!)」
その攻撃をまともに受け相手のHPはレッドゾーンまで落ちる
「これでチェックメイト!」
「まだです!私の魔法剣の最強技ホーリーブリンガー!」
「甘いな!大技が1番隙がでかいんだぜ!」
俺は二本の剣をクロスさせると御魂食らいの剣(ソウルイーター)の力を解放し2本の剣で斬撃を放つ
「デュアルスレイヤー!」
大技同士がぶつかり合い一瞬の競り合いの後に俺が打ち勝った!
「はい!終了!俺相手の戦績は一勝三敗だな!」
「また勝てませんでした!でも!PVPイベントでは必ず勝ちますからね!そしたら次のタッグマッチイベントにも出てくださいよ!」
「勝てたらな!」
そう言って俺はログアウトした
「燐子と大戦するのキッついわ〜格段に腕あがってるし、疲れたよ!」
俺は身体を伸ばして指をポキポキと鳴らしたあと立ち上がり1階に降りて夕飯等を済ませて就寝準備をしてベッドに入りそのまま眠りに落ちた
燐子視点
「今日も負けちゃった…強いな零二君、でも、次こそは!」
そう言うとゲーム内のあこちゃんに話しかける
「もう少し付き合ってくれる?またレベルあげないと!」
「もちろん!」
そうして時間が許す限り2人でモンスターを倒しまたLvを上げてから私達も就寝した
次の日
「零二君!」
私は彼を呼び止める
「何?」
「その…ゲームの話なんですけど…」
「今日も大戦する?」
「是非!今日こそは勝ちます!勝って絶対にパーティーを組んでもらいます」
「Lv差考えなよ!俺が入ったらバランスが崩れるよ!一方的な虐殺になってもいいなら良いけどさ」
「そうならないために私達もLvはあげてますし、何より零二君が前衛、私とあこちゃんで中後衛を担当すれば大丈夫ですよ」
「燐子今のLvいくつ?」
「もう少しで90です」
「やるね!でも俺は110だよ」
「20も、差が」
「まぁ、今日から始まるPVPイベントでおれに勝てたら考えてあげるさ」
「約束ですよ!」
「ハイハイ」
そう言って彼は手を振ってどこかへ行ってしまった
彼は底がしれない、武器を完全解放した時も本気ではなかった気がするな
「何としても勝たないと、彼とパーティーを組みたいし」
その後私は学校での1日とRoseliaの練習を終えて帰宅しすぐにNFOを起動しプレイする
ゲーム世界では既にRAVE(ライヴ)さんが待っていた
「来たな!魔法使い!」
「今の私は、魔法剣士です!」
そう言って私は魔法剣を手に彼に向かっていく
彼はその日赤い剣を2本装備していた
「その剣は?初めて見ますが」
「鮮血剣勇血と対になる剣、勇血剣斬魔さ普段はあまり使わないんだけど、お前達相手なら使ってもいい」
「なら、尚のこと負けられません!」
私達はひたすらに剣と剣をぶつけ合う
「力量差が違いすぎる競り合いじゃあ押し負ける!でも、剣士は競り合いを嫌っちゃいけない!」
私はそれならと思いあえて距離を取り魔法の斬撃を放つ
がそれを軽くかわされる
ゲーム世界ではLvの差はそのまま力の差でも諦めない!
「行きます!」
「残念だけど今回も俺の勝ちだ」
「え?」
彼がそう言うと私のアバターはその場に倒れゲームオーバーの表示が浮かび上がった
私はすぐにコンティニューしRAVE(ライヴ)さんと対面する
「何が起こったんですか?」
「上手く捌いていたみたいだけど、斬魔の攻撃食らってたろ、斬撃の特殊効果は斬った相手への継続ダメージだそしてその効果は勇血も同じだつまりお前は今回継続ダメージによってジワジワ削られて負けたの!わかったか魔法使い!」
「ならこの後から始まるPVPイベントでもう一度勝負してください!負けたらパーティー組んでもらいますからね!」
「いや、勝っても負けてもパーティーは組んでやるよ!その代わり!2人とも上位入賞が条件な、そんで、俺との勝負は負けたらお前達もdeath装備な!」
「私達もプレイヤーキラーの仲間入りするんですか?」
「俺とパーティー組んだら必然的に対モンスターじゃなくて対プレイヤーになるからな!その覚悟を持ってもらわないとな」
「…わかりました」
「あこも良いよ!クックックついに我が手が鮮血に染まる時が来た!なんてね!」
などと話しながらイベント開始時間を迎え俺達はたくさんのプレイヤーと1体1で戦った。
俺は元々対プレイヤー特価のため手を替え品を替えで相手を圧倒し燐子の方も広範囲魔法の使い手だけあり一撃必殺の戦法で勝ち進みあこちゃんの方も近接魔法を上手く使って確実に相手を倒していき全員が上位入賞確定となった
そして俺は多少因縁のある相手と当たった
「ついにこの時が来たな!今度こそその首貰い受ける!」
「またお前か!何度となく俺にやられてる癖にうぜんだよ!」
「未だに人殺しプレイヤーとして君臨し幾人ものプレイヤーを手にかけた所業万死に値する!この創成剣新羅のサビにしてくれる!」
「あっそ!消えろ!鮮血波動!(ブラットレイ!) 」
「その技は見切った!」
「バーカ!片手で放つ技なんだから両手使えて当然だろうが」
「鮮血二重波動!(デュアルブラットレイ!)」
俺は両手で波動を放つとその波動にのまれ相手のHPはイエローゾーンにまで落ちる
「おのれ!私を謀ったな!許さん!天刃!」
「本当にバカだな」
俺は剣でその攻撃を弾くと距離を詰めて相手に剣を突き刺す
「チェックメイト!真実の死(TRUEdeath)」
そうして相手を沈黙させて俺は決勝に進みあこちゃんは3位となり燐子とぶつかる
「この時を待ってました!」
「あぁ!俺もだよ!最近は苦戦させられる事が多いからな!」
「では…行きます!」
「手加減なしだぜ!」
そうして1体1の大戦が開幕した。
お久しぶりです。ゲーム世界をメインに書いてみました。
この話を書いていて長くなりそうだなと思ったので2部構成にしようと思いここまでとしました。次回は1体1とタッグマッチの大戦を書いていきますのでお楽しみに
次回「PVPとタッグイベント」