『G』の日記   作:アゴン

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遂に閃の軌跡3が発表されました!

ヒャッハー!発売が待ち遠しいぜぇ!


その153

 

 

 

 

ソレスタルビーイング号。サイデリアルの手により一時期は行方が分からなかった、ソレスタルビーイングが持つ最大規模の外宇宙航行母艦。クィーンと名乗る者と死んだと思われていた蒼のカリスマの情報で得た位置座標によって遂にその場所を特定。Z-BLUEの予期せぬ奇襲により配属されていた皇国軍は撤退、幹部であるストラウスもランドとの押し合いに負け敗走。仮に皇国側が手を抜いていたのだとしても、今回の戦いは間違いなくZ-BLUEの、地球側の勝利であることは揺るがない。

 

それに、嬉しいことは他にもあった。ストラウスとランド、互いにスフィアを有する両者はその力のぶつかり合いにより次元を歪め、源理の力───オリジン・ローを引き出したのだ。

 

歪んだ次元から現れたのは複数のEVAシリーズ。互いに相対する様に現れた四機のEVAの出現に戦場は一瞬固まり、一種の膠着状態に陥る。

 

しかし、直ぐ様此方に加勢するEVAシリーズ達、後の戦闘終了後にZ-BLUEに合流を果たした彼等の中には、皆がよく知るEVAのパイロット、碇シンジ達の姿があった。

 

意外な再会に驚きながらも喜ぶ一同、シンジ達の少し変わった人間関係に少し戸惑うも、慣れ親しんだ戦友との再会に誰もが安堵した。

 

そして再会した一同は簡潔な自己紹介をする為、恒例の格納庫で新メンバーに対する挨拶を始める。

 

────そんな中。

 

「えっ!? シュウジさん、生きてたんですか!?」

 

「あぁ、こっちもあれからいろいろあってな。おかげでヒビキも前の調子を取り戻しつつある。全く、一時期は凄まじく落ち込んでいたというのに現金な奴だ」

 

「人をお調子者みたいに言ってくれるなよ宗介、お前だって似たようなもんじゃないか」

 

「あ、あのヒビキさん。こんな事僕が言うのもおかしい気がしますけど…………その、良かったですね」

 

「────あぁ、ありがとう」

 

あの日、時空振動が起きてシンジ達とは別々の世界に別れてからの話を交わす中、聞かされる内容にシンジは驚き、元に戻ったヒビキの様子に安堵する。

 

そしてその話を聞いて何かしら思うところがあったのか、遠巻きに佇む式波アスカは視線だけをシンジ達に向け、彼等の様子を伺っていた。

 

「なになに、どうしたのお姫ちん。そんなにワンコ君の事が気になるの? それとも、例の魔人が生きていた事が気掛り?」

 

「…………違うわよ」

 

「あー、そう言えばお姫ちん、魔人さんには一度もシミュレーターで勝った事もないんだっけ? なら今度あったらリベンジする? お姫ちんもあれから腕上げたし、もしかしたら一矢報えるかもよ?」

 

「うっさいわねコネメガネ、違うって言ってんでしょ!」

 

強い口調で眼鏡の少女────マリを突き放したアスカは足早に格納庫を後にする。左目に当てられた眼帯、そして以前と違うどこか近寄りがたい雰囲気を纏う彼女に、周囲の人達は一歩距離を開けている。

 

恐らく、アスカ達も自分達と別れてから大変な目にあっていたのだろう。だったら今は下手に干渉せず自分から心を開いてくれるのを待とう。アスカ達の様子を見てそう決めた一行だが、それでもどこか淋しいものがあった。

 

しかし、それも時間と共に解消するだろう。アスカにとってZ-BLUEは以前の自分達の居場所だったし、気の合う女友達もいる。次に戦う時が来たらきっと調子を取り戻しているだろうし…………何より、彼女は自分の感情で人を巻き込む程子供ではない(・・・・・・)

 

足早に去っていくアスカを横目で見送る銀髪の少年、シンジ達と共に新しいEVAである13号に搭乗していた渚カヲル。その表情はどこか嬉しそうで、どこか悲しそうに笑みを浮かべていた。

 

「これも廻り合わせ、か。さて、彼は一体どこで何をしているんだろうね」

 

誰かに気付かれる事なく呟くカヲルの視線は上────何もない筈の格納庫の天井に向けられていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

δ月(≡・x・≡)日

 

昨日、海中を進んでいる途中でラケージと名乗る自称大海賊の人に絡まれたのだが、現在自分は彼女と共にクーゲル船団なる所で厄介になっている。何でもこのラケージは、以前ガルガンティアにケンカを売った所特殊なユンボロとやらに敗北し、漂流していた所をこの船団に助けられたのだとか。

 

で、助けられたのは良いけど、其所は凄まじく胡散臭い宗教団体の様な所で、かの船団の統括者らしいユンボロを神と見立てて、崇め奉っているらしいのだ。いい加減ここの陰気な船団から離れたいから、愛機を直して欲しいというのが彼女の言い分だった。

 

当然自分は断った。だって明らかに自分に益がないんだもの、幾ら自分でも流石にそこまで手を貸してやるほどお人好しではない。この船団だって確かに胡散臭い上に陰湿な所だけど、自分に直接害が及んだ事もない。幽霊船に捕まったと思って諦めろと突っぱねたのだが、それでも彼女は自分に頷いて欲しいのか引こうとしなかった。

 

まぁ、気持ちは分かる。ここまで鬱々とした雰囲気の場所は中々ない。活気溢れるガルガンティアとは違い、ここの船団には人間らしい情緒が全くないのだ。地元住民ではない余所者からすれば気が滅入るのだろう。

 

所謂、この船団には人間らしさがないのだ。徹底した効率主義というべきか。無駄というモノを一切排除した機械染みた生活をしているここの船団の住民には、感情らしいものが欠如している。この船団の統括者は余程機械的な人間らしい。

 

まるで幽霊の様な住民達、奇妙なフードを被り、時折何かに祈りを捧げる彼等を見ていると、あの空間で耳にした真徒なる狂信者達の声を思い出す。

 

確かにここは不気味だ。けど、それはあくまで他所から来た自分の主観に過ぎない。ここの住民が今の生活に文句が無い以上、自分が横から口出しするのも可笑しいだろう。ラケージも一応は助けられた身なのだから、その恩を返すまで滞在すれば良いだろうと悟らせようとするが、ここで彼女はある情報を取引に持ちかけてきたのだ。

 

その情報とは皇国、つまりはサイデリアルに関する情報で、しかも幹部クラスと思われる者がこの翠の地球に降り立ったのだという。

 

海賊と名乗るだけあって交渉は得意らしい。しかしその情報の信憑性がどこまで本当なのか分からない以上、鵜呑みにする訳には行かない。証拠となるモノを要求すると、彼女は一枚の写真を取り出してきた。

 

先に逃がした部下からのモノだと先に説明され、渡された写真に映っているのは巨大な基地と、そこに運び込まれる機動兵器の数々。あらゆる箇所、角度から鮮明に写し出されるモノは、確かに皇国軍の兵器だった。

 

そして気付く。多くの機動兵器が基地に運び込まれる中、異様な外見を有する機体の姿があることに…………。

 

蠍を模した機動兵器、それは自分が何度か相対した、サイデリアルの幹部専用の機体であるアン・アーレス…………だったか? それが写っていた。

 

間違いない。自分が探していた蠍野郎はこの翠の地球にいる。もたらされた情報に喜ぶ一方、横ではラケージがドヤ顔で自分を見詰めてくる。

 

仕方ない。ここまで情報を渡された以上無視するわけには行かないので、写真の場所まで案内させる事を条件に、自分は彼女の船団からの脱出を手伝う事になった。

 

…………まぁ、いいんだけどね。情報を集める手間も省けたし、パッと彼女を見た感じ、嘘を吐いている様子もないし。

 

そう言う訳で、自分は彼女の知り合いとしてこの船団に一時的入団する事になったのだが、幾つか分からない事がある。

 

何故自分なのか。彼女自身もメカには詳しそうだし、女性ながら腕も立つのだから、側近の女の子達と一緒に逃げ出せるのではないか?

 

それに、何故自分を蒼のカリスマと認識できたのか。彼女と自分は初対面だ。確かに不用意に海中から飛び出したのは自分だが、乗っていたのはグランゾンだ。トールギスの時に見られたのなら─────まぁトールギスの頃から色々暴れてたし、風の噂で聞いたと言われれば納得もできた。

 

しかし、グランゾンでこの星に降り立つのはこれが初めてだ。加えて言えば、降り立ってから殆どずっと海底に潜んでいた自分が誰かに気付かれる事はないはず。では何故ラケージは自分を、自分達を蒼のカリスマとその愛機グランゾンだと知ることが出来たのか。

 

そう問い詰めると、何故か表情を赤くした彼女はオズオズとあるモノを取り出した。

 

それは映像端末、そこに映し出されているのはド派手に流れるとある映画の一場面。

 

それは、自分がこれでもかとダメ出しした、とある映画のスピンオフ作品。

 

…………どうやらこの女大海賊、あろう事かテロリストである蒼のカリスマ()のファンらしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

やべ、ちょっと嬉しいと思った俺がいる。

 

 

 




ラケージ「私の可愛い部下がやられた!? 許せませんわ!」

ラケージ激怒

何者か調べる

どうやら敵は蒼のカリスマと名乗っているらしい

詳しく調べる(翠の地球にはUNと呼ばれるネットワークが存在している)

蒼のカリスマの成り立ちとその強さを知る

やっべ超カッケェ!!

蒼のカリスマって前に流行ってた黒のカリスマのパクリじゃね?wwと揶揄する輩に

“さん”を付けろやデコスケ野郎!!と煽り厨に制裁を下す。

以降、蒼のカリスマをリスペクトする様になる。

といった具合いです(笑)


それでは次回もまた見てボッチノシ
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