『G』の日記   作:アゴン

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今回でシュナイゼル編は終了、次回からは“最後の勝利者編”となります。

此方も少し長くなるかもですが、それが終わればいよいよ……。

ですので、もう暫くフラストレーションを高めておいて下さい(笑)


その53 後編

ズドゴン!

 

空間に重い打撃音が響き渡り、その次の瞬間全員が目にした光景に誰もが言葉を失った。ダモクレス内の天守閣部分に設置された庭園で、ゼロと目の見えないナナリーを除いた全ての人間が声も出せずに呆然としていた。

 

頬を殴られ、宙を舞うシュナイゼル。綺麗な放物線を描き、地面に落下するまでディートハルトにカノン、そしてコーネリアの三人は目をこれでもかと剥いて驚きを露わにしていた。

 

地面に落ち、ピクピクと痙攣するシュナイゼル。恐る恐る振り返った彼等が目にしたのは、ゼロと同じく仮面を被って己の素性を隠した男、蒼のカリスマが拳にプスプスと煙を立ち上らせて佇んでいた。

 

何故奴がここにいるのか、混乱する思考の中そこまで考えが纏まらないコーネリア達。そんな彼女達の気持ちを代弁するかの様に、ゼロが言葉を発した。

 

「随分早かったな、蒼のカリスマ。外の戦力はもう粗方片付いたのか?」

 

「いや、実はZEXIS達が途中で参戦してきてね。ラウンズを倒した後は彼等に任せてきた」

 

「ジェレミアは?」

 

「何でもラウンズのNo.6がギアスを掛けられているみたいな事を言っていたからね、彼女をギアスの呪縛から解放した後はアヴァロンの方に連れて行って様子を見るつもりみたいだよ」

 

「そうか。で? 何故お前は一人でここまでこれた? この要塞内部にはまだ数百という兵がいた筈……いや、お前にこの話をしても無駄だな。結果お前はここにいる。それだけで納得する事にしよう」

 

「いや、私の方が納得できないのだけれど……」

 

一番肝心な事を勝手な理屈で納得するゼロ。そんな彼に、同じく仮面を被る蒼のカリスマは何やら不満気な様子。そんな親しい間柄の様に会話をする二人に、文官であるカノンはいち早く我を取り戻し、蒼のカリスマに向けて銃を抜き放った。

 

「貴様、よくも殿下を!」

 

そんな彼の一言により漸く我に戻ったディートハルトとコーネリア、二人もゼロと蒼のカリスマにそれぞれ銃を向けるが、向けられた本人達は気にした様子もなく会話を続けている。

 

「しかし、あれは幾ら何でもやりすぎてはないのか? ……下手をすると死んでいたぞ」

 

「死ぬ覚悟があるという人間ならあれはあれで本望だろう? ……まぁ、ちゃんと手は抜いたさ、二割程は。それにこっちはあのトレーズ閣下と殴り合った事もある。今更皇族の一人や二人殴っても、大して臆したりしないよ」

 

「………」

 

ブリタニア皇族の中でも最も皇帝に近いとされてきた人物を殴り倒して、悪びれた様子のない蒼のカリスマ。だが、その前に語られるトレーズと殴り合ったという話を初めて耳にするゼロは言葉を失い、先程のコーネリア達と同様絶句していた。

 

トレーズと言えばOZの元総帥であり、世界に大きな影響力を持った人間だ。その人物と平然と殴り合いをしていたと語る目の前の男に、ゼロは何だか頭が痛くなってきた。つくづく目の前の男が分からない。蒼のカリスマ……いや、シュウジ=シラカワという男がこれまでこの世界をどの様にして生きてきたのか、尽きない悩みに頭を痛めていると、倒れていたシュナイゼルが反応を示した。

 

ピクリと指を動かして目を覚ました後、ゆっくりと起き上がる。頬を大きく腫らして何が起きたか分からず混乱しているシュナイゼルに、蒼のカリスマは銃口が向けられているにも関わらず、彼の元へ歩み寄った。

 

「よぉ、目、覚めたみたいだな」

 

「私は……そうか、私は負けたのか」

 

蒼のカリスマとしてではなく、シュウジとしてシュナイゼルの元へ歩み寄り、未だ立ち上がれていないシュナイゼルに近付くと、シュウジは彼と同じ視線の高さになるよう身を屈めた。

 

何となく自分がどうなったのか、ゆっくりと思い出したシュナイゼルは苦笑いを浮かべると共にうなだれる。

 

「ここに来る途中でダモクレスの自爆装置は解除してきた。ここに駆けつけてくる予定の他の兵力もスザク君とC.C.さんが対応しているし、それももうじき片が付く。シュナイゼル=エル=ブリタニア、アンタの負けだ」

 

「フフフ、意外と容赦がないんだね、君は」

 

抵抗は無駄だと遠回しに囁くシュウジに、シュナイゼルは乾いた笑みを浮かべた。漸く見つけた勝ちたいと願った相手には一蹴され、再び目的を見失ったシュナイゼルはその瞳に光を失い、力なく笑い続ける。

 

目的もなく、執着もなく、あるのは人に求められ、それに応えるだけの器。それが自分の本質なのだと、シュナイゼルはシュウジと出会うことで理解した。けれど同時に、そんな自分を変えられる切っ掛けを見つける事が出来た。

 

シュウジ=シラカワという人物と出会う事で、己の本質を知り、それを変えたいと願った。空っぽの器ではなく、中身のあるナニカになりたいと、シュナイゼルは願った。その為に国連への宣戦布告という餌で彼を招き、自分の全てを駆けて彼に挑んだが……結果は敗北。

 

どんなに手を尽くしても、インサラウムという地球人類の敵側の力を借りるという手段を選ばないやり方を持ってしても、目の前の魔人には届かなかった。漸く見つけた目標が遙か遠く感じる。これほどまでに力の違いを見せつけられたシュナイゼルは……ただ一言、今回の戦争を引き起こしたけじめとしてある言葉を口にした。

 

「───殺したまえ」

 

「………あ?」

 

「私には今回の戦争を引き起こした責がある。君という人間に打ち勝ちたいが為にナナリーを利用し、多くの人間を巻き込み、死なせていった。敗北した私にはそれらの責任をとる義務がある」

 

「……………」

 

己の欲を満たす為、目的を達成する為に他者を巻き込んだ。大きすぎる罪を自身の命でもって精算しようと死を覚悟し、目を瞑る。そんなシュナイゼルにシュウジは呆れた様に溜息を吐き、やれやれと肩を竦めた。

 

「なんでかなぁ、どうして頭の良い人間ってのはこう難しい事ばっかり考えるかな? もう少し肩の力を抜いて物事を考えてもいいと俺は思うんだけどなぁ」

 

「……え?」

 

「以前にもそこのゼロに言ったけどさ、責任という言葉で命を捨てる事でそれらを片付けようとするのって、一見筋を通しているみたいだけど実はスゲェ汚い事なんだと思うのよ。だって自分が死んだらその後の事はどうするつもりだよ? 他の連中に任せて自分はハイさようならって、それは虫が良すぎるんじゃね? 本当に責任感じてるのなら、簡単に放り投げないで自分なりに償っていけよ」

 

「…………」

 

「あ~、それになんだ。アンタが俺に勝ちたくてこの戦争を始めたと言うのなら、俺も少しくらい手を貸すよ。それに勝負したいというのならまた相手してやる。こんなまどろっこしいやり方じゃなく、もっと別の方法で」

 

「別の……方法?」

 

「チェスとか将棋とか、オセロを始めとしたテーブルゲーム、他にも釣りやボウリング、カラオケの点数を競ったり、そんな庶民なら皆知ってそうなものでさ。戦争なんて物騒なやり方じゃなくたって、俺個人と勝負したいのなら方法は探せば幾らでもあるんだよ」

 

「それは……気付かなかったな」

 

「マジで? ……やっぱ皇族ってそういうの厳しいんだな。兎に角、今回の一見で色々ケジメをつけたらさ、その時は相手をしてやるよ。チェスでもオセロでも、トコトン付き合ってやるからよ」

 

「……ありがとう」

 

敵わない。容易く人の覚悟を壊し、次の道を指し示す彼に、シュナイゼルは心底自身の負けを痛感した。友人として自分の前に立ちはだかり、友人として自分を殴り止め、友人として対話してくれた。

 

どれもこれも嘗ての自分では得られなかった事に、シュナイゼルは敗北しながらも、どこか満足感を感じていた。

 

シュナイゼルとシュウジ、二人の対話が終わりを迎えた頃、ゼロと、彼の元に辿り着いたスザクとC.C.は、コーネリアとナナリーを前に最後の問答を迎えようとしていた。

 

「お兄さま……いえ、ゼロ。アナタは贖罪を続けると仰いましたね。嘘を吐き続け、人を騙し、偽り、操り、時にはそのギアスで人を無理矢理従わせてきた。───ユーフェミアお姉さまのように、そんなアナタに最早味方する者はいません。後ろ指を指され、決して救われる事のないその道を、アナタは往くのですね?」

 

「無論です。私はもうこの道から逃げるつもりはありません。全ての罪が赦される時が来るまで、私はゼロであり続ける。ナナリー陛下、もう二度とルルーシュ=ヴィ=ブリタニアがアナタの前に現れる事はないでしょう」

 

それは別れの言葉だった。許されるはずのない贖罪の為に今後の己の人生をゼロとして生き続ける事を決めたルルーシュは、この瞬間をもってその名を捨て、実の妹の前で兄妹の縁を切ることにした。

 

ナナリーの目尻に涙を溜める。それでも泣きはしないと気丈に振る舞いながら、彼女は……閉じていた目を開けた。

 

「っ!?」

 

「ナナリー、目が……」

 

「……シャルルのギアスを破ったのか」

 

ギアスという絶対の力をたった一人の幼い少女が破った事実にルルーシュやスザク、C.C.すらも驚愕に目を見開いた。

 

自分の罪から逃げない。そんな兄の強い意志に反応し、ナナリーも今後の自分の人生から逃げ出さないと心に誓った。その決意の下、前皇帝だったシャルルのギアスを破ったナナリーは、兄と同じ紫色の瞳で彼等を見据えた。

 

「………私は、世界に蔓延する憎しみをこのダモクレスに集めようと考えました。フレイヤという爆弾を用いて、人を従え、ギアス以上の(ギアス)で無理矢理屈服させる。憎しみの象徴となる事で、人々の意志を一つにまとめようとしました」

 

(ナナリー、お前は……)

 

ナナリーの口にする“憎しみの象徴”それが嘗て自分が考えていた鎮魂歌(レクイエム)そのままだと気付いたルルーシュは、彼女に対する考えを改めた。

 

目の前にいる少女は自分が守らなければならない弱い存在ではない。一人で考え、自立し、世界に対して深い考えを持ち、そして……それに見合うだけの覚悟を手にしていた一人の女性だ。

 

いつの間にか自分の手元から完全に飛び立っていたナナリーに、ルルーシュは仮面越しに笑みを浮かべる。もう自分の助けなんて必要ない、強い決意と覚悟を持つ彼女にルルーシュは嬉しさと寂しさを味わう事になった。

 

「ですが、それはあまりにも勝手過ぎる考えです。世界の業を一人の人間が抱えられる筈がない。世界の業を抱えるには一人一人の人間が罪と向き合わなければならない。最後に私はアナタにそう教わりました────お兄さま」

 

目元から一筋の涙を流し、仮面の男に笑いかける。最後になる兄への想いを口にするが……ゼロは、遂にその想いに応える事はなかった。

 

「枢木よ、お前はどうなのだ? 今後ルルーシュ……いや、ゼロと共にするのなら、お前はユフィの騎士として納得できたのか?」

 

「……正直、僕もよく分かりません。ゼロを、彼を信じたいのか、それとも許したくないのか───けど、今は少しでも彼を理解したいと思います。素直じゃなく、天の邪鬼みたいな男ですが、それでも僕は信じてみたい。彼と、もう一度やり直す為に。ユフィも、多分そう思っているんじゃないかなと思います」

 

「ふん、まるで私よりユフィを知っている様な口振りだな。───もう良い。ユフィの汚名が晴れるのであれば、お前の気持ちなんぞどうでも良い。ゼロと共にどこへなりとも行くが良い」

 

コーネリアのその言葉に、スザクはありがとうございますと礼を言う。彼女もゼロを憎んでいた。最愛の妹を操り、殺し、虐殺の皇女として蔑まれる事に憤慨し、スザク以上にルルーシュを憎んでいた。

 

無論、今も納得はしていない。だが、自分も戦場で数多の命を奪ってきた人間であるならば、覚悟を決めた二人にとやかく言える筋合いはない。アロウズの非人道的なやり方のお陰か、ユーフェミアの汚名は世界から消えつつある。それにギアス饗団の本拠地が壊滅した以上、真実が晒される日も近い。そう思いコーネリアはこれ以上二人にとやかく言うのを止めた。

 

ひとまずの決着を終え、C.C.が安堵の溜息を零す。すると、シュナイゼルを担いだ蒼のカリスマがゼロ達に近付きながら声を掛けた。

 

「そっちも終わった?」

 

「あぁ、今終えた所だ」

 

「なら、さっさとここから出よう。自爆は解除したけど、まだこのダモクレスには大量のフレイヤ弾頭が乗せられている。早い内に脱出してこの要塞をどうするか考えよう」

 

「あぁ、そうだな」

 

「んじゃ、俺がシュナイゼルを運ぶとして……後の連中はどうする? 一応ここの兵士達はワームホールで無理矢理専用の脱出艇に乗せて逃がしたけど……」

 

「本当に用意周到だなお前は。そうだな、私がナナリー陛下を運び、スザクがディートハルト、C.C.がコーネリアとそこの文官を運べばいいだろう」

 

「うわ、さり気なく妹を守るとか……流石シスコンやる事に隙がねぇ」

 

「黙れ、単にナナリー陛下を乗せるには私の蜃気楼が一番安全と思っての選択だ。断じてお前に触れさせてなるものかとか、最後に存分に陛下の温もりに包まれていたいとか微塵も考えてない。あぁ、考えてないともさ!」

 

「実は未練タラタラだろお前!? 何、覚悟決めたんじゃねぇの!?」

 

目の前で繰り広げられる仮面の男同士の醜い論争。こんな時にまで変わらない二人にC.C.は呆れ、スザクは苦笑い、コーネリア達は唖然としていた。

 

「フフフ、それがアナタの素なんですね。蒼のカリスマさん。いえ、シュウジさんと呼んだ方がいいでしょうか?」

 

「構いませんよ。てか、俺の事覚えていてくれてたんだ」

 

「勿論、アナタの事はあれからもずっと気にしていましたから────兄を、ゼロを守ってくれて……ありがとうございます」

 

「まぁ、自分としては彼女の願いを聞き入れただけですし、そんな礼を言われる必要はないですよ」

 

「彼女?」

 

「今回の一件が終わったら、君も母校に一度帰ってみるといい。きっと、君達を待っていてくれる人間が必ず迎えに来てくれるからさ」

 

「はい、そうですね。近い内に必ず」

 

きっと、この後の彼女は戦争を引き起こしたブリタニアの最後の皇帝の責任として様々な人間から非難され、政治的に裁かれる事だろう。そこには兄であるルルーシュの助けはないし、その後も彼女は可能な限り償っていくしかない。

 

けれど、一人じゃない。彼女にはマリナ=イスマイールやリリーナ=ピースクラフトを始めとした数多くの友人が存在している。誰かの為に涙を流し、本当の意味で他人に感謝出来る彼女の事は、きっと人々も分かってくれる事だろう。

 

勿論、その時は自分も手伝おう。シュナイゼルやコーネリアにも今後のナナリーの支えとなってもらわねばならないし、その際はゼロも影ながら手助けしてくれるだろう。

 

てゆーか絶対するだろう。シスコンだし、本人は何を言ったとしても最後は何かと面倒見るだろうと思うのは……果たして自分だけだろうか?

 

「……なんだ? 何故私を見る?」

 

「いや別に……それじゃ、そろそろ本当に行くとしましょうか。早くここから出ないとZEXISの人達まで乗り込んできそうだ」

 

「さっきからやたら落ち着きがないと思ったら、成る程それが理由か。よし、じゃあ私は通信で奴等にお前の居場所を知らせてやるとしよう。特に紅髪の二人にはリアルタイムで教えてやらねばな」

 

「止めて!? あの二人なんだか最近俺を見る目に殺気籠もってるの分かってる!? しかも最近は人の事ロリコン呼ばわりしてくるし、酷い目にあってるんだから!」

 

「因みに、二人にロリコン疑惑を植え付けたのはこの私だ」

 

「まさかの元凶発見!? ねぇ、前から思ってたけどC.C.さんって俺のこと嫌い? ねぇ嫌いでしょ? この際だからはっきり言ってくれないかなぁ!?」

 

世界で最も恐れられている魔人が少女一人に翻弄されている。その様子をやはりコーネリアやカノンが呆然と眺めているも、ナナリーはクスクスと静かに笑っていた。

 

最初は憎み合った彼等も蓋を開けてみればこの通り、なんだか終始振り回されっぱなしだなと思いながらも、ゼロはこれはこれでいいと思えた。

 

さぁ戻ろう。ダモクレスから脱出し、早急にこの要塞をどうにかせねばと考えながら、一行は庭園を後にしようとする。

 

しかし……。

 

「……何だ、これは?」

 

「ディートハルト?」

 

「こんな、こんな下らない三文芝居の為に、私はここにいるのか? 違う、断じて違う!!」

 

「ディートハルト、何を!?」

 

元ジャーナリストであるディートハルトだけは、この結末に異議を唱えた。ゼロに向けられた銃口、絞られる引き金。撃鉄が打たれようとした僅かな瞬間───。

 

「ダメェッ!!」

 

「っ! ナナリーッ!!」

 

ゼロを守ろうと、ナナリーが車椅子から飛び出してディートハルトの前に出る。そんな彼女にルルーシュが飛びつこうとするが、間に合わない。

 

カノンやコーネリアがディートハルトを撃とうと銃を取り出すが、それでも既に引き金に指を掛けているディートハルトには届かない。

 

そして、銃声が庭園に響いた時、彼等が目にしたのは…………。

 

「……シュウ、ジ?」

 

銃声と共に体から血を噴き出すシュウジの姿だった。

 

 

 

 

 

 

 




人外説が高くなってきた主人公ですが、流石に銃弾には叶わないと思います。

死ぬ死なないは別として……。


次回もまた見てボッチ。

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