バカと魔術と召喚術師   作:トランジスタ

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二 話 目 投 稿。
いわゆる説明回。Fクラス側の状況説明とかする回です。
感想頂けると作者は泣いて喜びます。


2.昼休憩。

昼休みの時間になった。昼食の時間だ。

「藤丸、沖田、昼食なんだが一緒に食べないか?」

「ん、別に大丈夫だよ。昼休みに予定とかも無いからどうしようかなーって思ってたところだよ」

「横に同じくです。一緒にご相伴に預かれるなら是非とも。」

「ありがとう。まあ…約一名ほど様子が変な奴もいるからな……。」

雄二はそう言いながら、秀吉の方へ目を向ける。まあ、藤丸君達が転校してきてからどこか様子が変だったしね。

「坂本君、どこで食べます?人数が多ければ昼食を置く場所も無いですし…」

「それなら藤丸と秀吉の机をくっつけて使って良いか?

俺以外にも一緒に食べてる奴らがいるからそいつらには個々で座布団持って来てもらうから」

そう言って雄二は話を切り上げて自分の席に戻り、昼食を取り出す。どうやら今日は弁当みたい。

「立香…じゃよな。連絡無いからてっきり死んでたもんかと…」

「出会い頭に凄い失礼な事言うね秀吉…。いや僕もここ最近ちょっと忙しすぎてさ」

藤丸君は秀吉の卓袱台とくっつけながら昼食を置くスペースを確保する。

…ん、今ナチュラルに下の名前で呼んでなかった?

「っと、僕も昼御飯準備しないと」

と言っても今日の昼御飯は食パンだ。もっと情報を付け加えるとセールで安くなってた5枚切りのやつ。

そうして僕は秀吉達が集まってる机に向かった。

「藤丸達は朝のHRで自己紹介してたが俺達は出来てなかったな。この際だからさせてもらうか。

俺の名前は坂本雄二。このクラスの代表をしてる」

そうやって雄二、僕、ムッツリーニ、美波、姫路さんの順で軽く自己紹介をしていった。

滞りなく自己紹介も終わり、次は秀吉の番だ。

「自己紹介と言っても立香はわしの事知っとると思うがな…。木下秀吉じゃ。部活は演劇部に所属しておる」

「「よろしく(お願いします)」」

秀吉の紹介で一応全員の自己紹介が終わった。それを皮切りとして雄二が口を開いた。

「藤丸、一ついいか?」

「どうしたの坂本君?」

「コイツの下の名前を呼び捨ては一旦置いておくとして…授業受けてる時から気になってたんだがお前と秀吉って何か関係があるのか?どうも関係性が無いとは思えないんだが……」

「……!!」

それに関しては僕も疑問だったんだよね。

「それに関してはわしから説明させてくれ。雄二達よ、朝に幼馴染がおると言ったな。

覚えておるか?」

「おう、勿論だ。」

「そりゃねぇ」

「……正直驚いた」

「それがこの立香なんじゃよ。中学の途中までは同じだったんじゃがそこから留学してのう…。

じゃが横におる沖田に関しては何も存じ上げぬな」

「転校の手続きする時に地域が近いなーって思ってたけど、まさか再会するって思ってなかったから正直僕の方もビックリだよ」

「藤丸君と秀吉君はどのくらいの年齢の時に知り合ったんですか?」

姫路さんが質問をしてる。丁度僕も気になってた事だから聞く手間が省けたな。

「小学校の頃じゃな。下校してる地域が同じじゃったから自然と話す機会が増えてから仲良くなってのう…。

まあ高校に入ってから女子を連れて帰国するってのはちょいと予想外じゃったがの」

そう言って秀吉はムスッと頬を膨らませた後にプイっと顔を背ける。

目に見えてそんなことは聞いてないぞ、ってのを意思表示する。動作が女子より女子らしい。

可愛い。

「沖田さんは海外で出会ったんだよねー。色々あって同じタイミングで日本戻ってくる事になったんだ。」

「ほう、息がピッタリなように見えるのはそのような事なんじゃの。姉上も心配しておったし偶には連絡ぐらいして欲しいのう…」

感動の再開、ってところかな。にしても周りの男子達だけど……

あの転校生、木下の幼馴染なのか?初耳だぞ(ぶっ殺すか?)

『|しかも木下姉とも知り合いなのか…羨ましい限りだな《構わんがどこに埋める?》』

沖田とは留学先で知り合ったとかコイツ…(学校の裏山なら見つからんだろ)

うん、FFF団は平常運転だ。このままだと近い将来に藤丸君は異端審問にかけられそう。

各々の言わんとしてる事が言葉にはなってないけどなんとなく分かる。羨ましそうに見てるしね。

なんとなく察しちゃう。

「とりあえず昼飯食うか。試召戦争とか話さないといけない事も色々とあるしな。」

雄二がそういうと各々弁当なり購買で事前に買っておいたパンなりを机の上に出す。

「立香と沖田は弁当かの?彩りも鮮やかじゃし見たところ作るの大変じゃったと思うが…」

「揚げ物とか作る準備が難しい半分ぐらいは昨日の残りものだけどそれ以外は朝のうちにササっとね。」

「凄いな、作るの大変だったろ。」

「慣れればそこそこ楽になりますよー。まあ実際そこまでが大変なんですけどね…」

藤丸君と沖田さんが苦笑交じりにそう言う。

「ん、よく見てみると二人とも弁当の中身同じね?」

「ああ、それは僕が沖田さんの分まで二人分作ってるk」

『ドスッ!!!!!!!!』

美波の返答に藤丸君が答えかけていると周りのF組の皆が床にカッターナイフを落としてた。

殺意マシマシか?????

『|ああすまん、カッター落としちゃったみたいだな《見せつけやがってよォ…!?》』

『|おう俺達もカッター落としたみたいだスマンスマンハッハッハ《どうするあいつ処す?処す?》』

駄目だ、謝ってるけどクラスメイトの皆の目が笑ってない。あれは殺す目してる。

「吉井君、昼御飯ってパンだけなの?タンパク質も取らないと体に悪いし僕のおかずから何か取りなよ…」

周りの皆の事考えてたら藤丸君からおかずあげるぜって提案をされた。

「えっ、本当にいいの!?言ったからには本当にもらっちゃうよ!

ありがとう!」

神か????

「えへへ、じゃあ遠慮なく…」

近年まれに見るレベルで優しいね藤丸君。こういうのをジゴロって言うんだろうか…。

そんな事考えながら弁当箱の中から唐揚げをもらう。

「ん、この唐揚げめっちゃ美味しいな…!?」

「一人暮らししてる期間長かったのもあるじゃろうが立香は昔から料理が上手だったからのう…」

家事スキルが高い男の子って客観的に見てモテるって言うしなあ。

 

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「食べながらで良いのでこの学校のシステムの諸々について説明しといていいか。

嫌でも耳にする事になるしな。このクラスだと特に。」

「試験召喚獣だっけ?概要だけは西村先生から説明受けたけど式神的なものって実際に運用出来るか未だにちょっと疑問なんだよねー。」

海外にそれなりにいたからなのか藤丸君は表現がちょっと変だな。

「…あー、俺も下の名前で呼んでもらって大丈夫だから下の名前で呼んでも大丈夫か?

藤丸から上の名前で呼ばれるの、本当になんか違和感あってな…」

お、積極的じゃん雄二。

「あ、僕も僕も」

「……俺も良いか?」

「3人とも大丈夫だよー、呼び捨てになっちゃうけど土屋君は康太って呼べばいいかな」

「コイツの事は経緯も込めてムッツリーニと呼んでやってくれ。

同性から下の名前で呼ばれるの慣れてないみたいでな」

「……慣れてない」

「了解だよ」

という形で立香から了承してるという意思表明がされた。

「じゃあ、改めて話を続けるが試験召喚システム自体は化学とオカルトの産物で生まれたものらしいな。

偶然生まれたらしいがそのシステムを整備した学園長も全容が分からんブラックボックスと化してるらしい。」

「そんな聞く限りだと空中分解しちゃいそうなもの運用してて大丈夫なんです?

話聞いてる限りですとどこかでシステムが動作停止とかしても全然不思議じゃないですが…」

情報の整理が巧いのか沖田さんから質問が飛ぶ。

「ああ、それに関しては俺も思ってるんだがこの学園が創立してからほぼ無いらしいから大丈夫なんだろ。

決してゼロじゃないってのが不安要素でしかないがな。」

「じゃあ雄二、試召戦争っていうのは言葉から考えるにそれを使った戦争?」

「そうだな、A~Fまでのクラス別対抗戦みたいなもんだな。学習意欲改善を目的に整備されてるらしいが、システムを利用して呼び出す召喚獣な主な利用先ははっきり言っちゃえばここだ」

「なんでそこで言い切らないのさ雄二」

「お前みたいな雑用係の『観察処分者』みたいな例外がいるからだバカ明久」

わざわざ言わんかったら良かった。

「なるほど、振り分け試験での習熟度別のクラス分けにはそういう意図があったんですね」

「お、頭の回転早いな沖田。ますます何故お前が上のクラスにいないのか疑問だが…」

「あ、アハハ…編入者用の振り分け試験の時に風邪引いちゃいまして…」

沖田さん、体悪いのかな?

「僕も丁度病気になっちゃってて…」

なるほど、そういう。タイミング同じだし外国の流行り病なのかな?

「で、俺達は今のところこれまで他クラスに二連勝してる。次は一番上のAクラスを倒す予定だ。」

「私達は未だに信じがたいけどね。だって相手はあのAクラスよ?」

美波もそう続ける。Cクラスの平均の2倍の点差をしてる生徒がゴロゴロいるって話だ。正攻法で挑んで勝てる気はしてない。

「まあ正攻法で挑もうとは思ってないさ。そこは勝てそうな方法を用意してある」

カラカラと笑いながら雄二は自信満々に語る。それこそ態度から自分達が負ける筈など無いとでも言うかのように。

「まあその辺りの詳細は放課後にでもクラスの奴らに伝えるさ。一応勝算の強いだろう戦いだしな。

本来ならAクラス相当の姫路もいるし0-5の負け試合にはならないで済みそうさ」

雄二が眼の奥で不敵な光を灯しながら如何にも悪巧みしてるんだろうって態度をした後は、何も起こる事無くそのまま休憩時間が少しずつ過ぎていった。

5時間目の始まりを告げるチャイムが鳴る。




※前回同様の補足説明の巻

1.今のところ型月要素少なくない?
→作品の性質上、バカテス要素主体になりそう。
カルデア組が時計塔行く回とかはやってみたいです

2.結局時系列どこぞ?
→今回触れられている通り2連勝、つまりDクラスとBクラスには勝ってます。
Aクラスとの対決する為の点数の補給とかしてる辺りです。

3.弁当渡してるけど沖田さん達って同居してんの?
→してる。

4.同行してるのがなんで沖田さんなの?
→その辺りは、そのうちカルデアでの会話とかを回想的な話でするんでお待ちでヨロ。
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