逃げか?差しか?その判断こそが大きな隙だ!   作:アマノジャック

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結局、技能試験のヒント本は1つ間に合いませんでした…とほほ。

昨日から新しく実装された攻め攻めなセイウンスカイが可愛い!
GETしたいけど…今回は毎日の有償石1回で我慢だ!
無償石で200連回せる時以外は回さない!
ストーリー見たらもっと欲しくなった…だからこそ我慢だ!

コホン、今回はセイウンスカイの話です。実は黄金世代で1番最後に引退したのはキングヘイローではなくセイウンスカイなのです。天皇賞(春)の後、ケガで引退→引退式は札幌競馬場で行われたとのこと。そういえばブエナビスタってレースの後に引退式だったような…閃いた!そんな話です!

あ、大阪杯はアカイイト、桜花賞はラブリイユアアイズを応援します!


後日談2:トリックスター

2001年8月19日/G2/札幌記念

 

『スタートしました!

まず先頭にたったのはダイワカーリアン!

外からサンエムエックス、内からアクティブバイオ。

セイウンスカイは4番手!

ジャングルポケットは後方からのスタートです!』

 

……

 

『第4コーナーカーブ!

先頭はセイウンスカイ!

安定した走り!

最後の直線、エアエミネムがあがってきた!

ジャングルポケットは4番手から追い込んでくる!

ファイトコマンダーが3番手にきた!

エアエミネムはセイウンスカイをとらえれにくる!

エアエミネムが並ぶか?

並ぶか…2頭が並んでゴールイン!

これはどうなのか?

審議のランプが点灯している!

写真判定によりしばらくお待ちください!』

 

『確定しました!

1着はセイウンスカイ!

その差は僅か8cm!

しかし、勝ちは勝ちだ!

青雲の空の下、セイウンスカイが逃げきって引退レースを勝利で飾った!』

 

『これよりセイウンスカイの引退式を行います。』

 

勝者:セイウンスカイ

 

 

ーーー

 

ケガにより1年以上レースから離れていた私は天皇賞(春)に出ていた。しかし…

 

『第3コーナーにてセイウンスカイが後退した!』

 

まだだ!私の足はまだ動ける!だから…動いて!動いて!動け!

 

『1着はテイエムオペラオー!

有マ記念での敗北を乗り越えて1着を取った!』

 

(ワァァーー!!)

 

「ぐっ…」フラフラ

「セイちゃん!」

 

痛くない。まだ、私は走れる…だから、トレーナー。そんな泣きそうな顔をしないで…。

 

………

 

「骨折です。宝塚記念は無理でしょう。」

「…そう、ですか。」

「セイちゃん…」

「トレーナー、私は…レースから引退します。締まらない結果で申し訳ございません。」

「…分かったわ。骨折が治り次第、引退式をするからそれまではゆっくり過ごしなさい。クラシックで2冠を取ったあなたは素晴らしいウマ娘だったわ。」

「はい…」

 

これでいいんだ。エルちゃんやスペちゃんのようにもっと早くにドリームに行っておくべきだったんだ。まぁ、もうどうしようもないのだけど…これからどうしようか?

 

………

 

ギプスをしてるとはいえ歩くのに支障はない。とりあえず、鍵も借りたしトレーナー室にある私物は持って帰ろう…。あ、ピーチちゃんのトレーナーがいる。そういえば今はマンハッタンカフェさんが中心になっていたっけ…。

 

「こんにちは。」

「セイウンスカイか。天皇賞(春)で足をケガしたと聞いたが大丈夫か?」

「致命的でした。ですのでもう、引退することにしました。」

「そうか…、君の宝塚記念が見れなくて残念だ…」

「にゃはは…すみません。」

「俺は君の走り、好きだったのだけどな…」

 

その時、私の中で何かが切れた。

 

「それ、本気で言ってます?」

「本気だよ。」

「…あはは、気を使わなくていいですよ。」

「本気だよ。」

「嘘つかないでくださいよ!屈腱炎でずっとレースを出来なかった私の…あんな走りを…あんな情けなかった走りを…」ポロポロ

「ちょっ!泣くなって!レース中に骨折して全力出せてなかったんだろ?それに俺は君がターフに戻って来てくれただけでも嬉しかったんだよ!」

「そんな…もう、やめるって、決めたのに…そんな、ことを言、われたら…」ポロポロ

「…」

「私だって、本当はまだ、走りたい、のに…」ポロポロ

「それが君の願いなんだね…」

「はい…」ポロポロ

 

この日、私はじいちゃん以外の人の前で初めて泣いた。

 

………

 

私物の整理もあり、トレーナーの部屋へピーチちゃんのトレーナーを入れた。まぁ、打ち合わせでたまに入ってきてたし問題無いだろう。ピーチちゃんのトレーナーは紅茶を入れてくれた…いい香りだ。

 

「落ち着いたか?」

「…はい。」

「…もう引退式がいつなのかは決まったのか?」

「私の骨折が治り次第行うとトレーナーが言ってました。」

「どれくらいで治るんだ?」

「3ヶ月くらいは必要かと…」

「…札幌記念。」

「はい?」

「そこになら間に合うな。2年前にファレノプシスに勝ってるし。」

「何を言って…」

 

そういうとピーチちゃんのトレーナーさんはスマホを取り出し…

 

「アイリ、君の担当ウマ娘についてなんだけど…」ピッ

「え?ちょっと!何を…」

 

いきなり、トレーナーへ電話を始めた!?

 

「あぁ、そういうことで頼むわ。」プチっ

「早っ!じゃなくて…!」

「足を治してもう一度、君のレースを見せてくれ!」

「…あなた、ケガ人に対して滅茶苦茶なことを言いますね。」

「君に去られたくないからね。」

「…そんなこ…」

 

「トレーナー、どこ?」

 

「ピーチが呼んでるな。じゃあ、俺はこれで…あ!これ、よかったら食べてくれ!アイリやピーチには内緒で頼む!じゃあな!ターフで走る君を期待してるから!」

 

彼は私にレアチーズのタルトを渡し、自分の部屋へと戻っていった。食べてみるとブルーベリーのジャムが中に入っており、とても美味しかった。

 

「…そんな言葉で揺らぐほどセイちゃんの決心は柔じゃないですよ。」

 

誰もいない部屋にボソリと言った私の言葉が広がる…さて!リハビリとか頑張らないとな~。

 

ーーー

 

よし…足も治り、トレーナーに無茶言って何とか札幌記念に参加出来た。スペちゃんたちも見に来てくれてる…あ、あの人もいる!前回の天皇賞(春)での成績から人気がかなり低くなっちゃったけど…策は十分に考えたんだ!絶対に勝ってやる!

 

………

 

「…セイちゃん、久しぶりのレースだけど大丈夫かな?」

「天皇賞(春)より休んでた期間が開いてはいない分まだマシだが…、ケガ明けだからな…お!見えてきたぞ!」

「ーー!セイちゃん…凄い集中している。」

「あぁ、そうだな。」

 

………

 

『1着はセイウンスカイ!

ケガを乗り越え、青空の下、奇跡の復活だ!

2年ぶりの大勝利!』

 

「はぁ、はぁ…か、勝ったんだ!勝てたんだ!勝ったーー!!」

「セイちゃん…おめでとう!」

 

ウイニングライブの後、私はドリーム・リーグへ行くことを発表した。同期のみんなよりも遅いスタートになったけど…すぐに追い付いてみせるから!

 

………

 

(ワァァァ!!!)

 

「トレーナー!セイちゃんが勝ったよ!」

「そうだな!これで君の世代は全員ドリーム入りだな!」

「セイちゃんもドリームに来るのか…フフフ、楽しみ!あれ?セイちゃん、こっちに手を振ってる?おーい!凄かったよー!ドリームで待ってるからね!!」

 

ーーー

 

「ピーチちゃんのトレーナーさん、ありがとうございました。そういえばまだ名前も知らないな…後でトレーナーに聞いておこう。フフフ…私をレースに残した責任とって下さいね?」




・本来のレースの勝者

札幌記念…エアエミネム
*1枠追加の出走
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