逃げか?差しか?その判断こそが大きな隙だ!   作:アマノジャック

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どうも、キタサンブラックをSSランクに出来ず、育成を繰り返している作者です。せめて青因子だけでも3になって欲しい…。

今回の話は…キングヘイローよりはカワカミプリンセスが中心かな?
この話でのプリファイは『ドキドキ!プリキュア』を軸に私が書いてるだけですので公式にはないものです。
それでも良いという人は…ゆっくり読んでってね!


異次元の英雄と不屈の王

「キングちゃん♪キングちゃん♪」

「何よ?」

「今日は一緒に並走してくれてありがとう♪」

「あら?そんなこと?お互い1つずつレース挟んで秋のマイルCSにぶつかるのよ?キングにとっては有益な情報よ。」

「それでも私はキングちゃんと走れることは嬉しいの!」ダキッ

「ちょっと!くっつかないの!暑苦しい!」ジタバタ

「あのー、ピーチちゃん?私もいるからね?」

「あ、ファレちゃんいたの?」

「流石に酷くない!?」

 

俺たちは秋のレースに向けて、毎年恒例の夏合宿に来ていた。ダイワスカーレットはドリームリーグへ行ったもののウオッカとカワカミプリンセスはトゥインクルに残っている。後、デビューしていないメンバーはキタサンブラックのみだが『本格化』がまだ来ていないため急ぐ必要はないだろう。今日ピーチたちにはメニューを渡し、俺はウオッカとカワカミプリンセスを直接指導する。

 

「よし、砂浜ダッシュを後5周!ゴア、ここからは君も並走してくれ!」

「もう私選手じゃないのに…今年で最後よ!」

『お願いします(わ)!』

 

体力が落ちてきたとはいえ、ゴアのスピードはトゥインクルにまだ通じるレベルだ。ウオッカは天皇賞(秋)とジャパンC、カワカミプリンセスはエリザベス女王杯という目標があるため、ひたすら鍛えていく。

 

………

 

「はぁ、はぁ…」

「疲れましたの…」

「…」チーン

 

「お疲れ様。ロブロイ、すまないがゴアを運んでくれ。」

「は、はい!」

「イブキ、覚えてろ…」

「悪かったって…ウオッカ、いいタイムだった。」

「おぉ!マジか!?」

「カワカミプリンセスは…まだ調子が悪いのか?」

「ううう…すみません。思ったように走れなくて…」

「とりあえず、今日の練習はここまでだ。クールダウンを忘れるなよ。」

 

ウオッカはヴィクトリアマイルと安田記念を連勝したりと順調のようだが…カワカミプリンセスはヴィクトリアマイルを入賞できなかった。その前は入賞してるので走りは悪くは無いのだが…コンディションが整っていないのがわかる。

 

「うーん、何とか元気にしてあげたいのだけどな…」

「あのー、カワカミプリンセスさんのトレーナーさん。今よろしいでしょうか?」

「ー!アグネスデジタル?」

 

アグネスデジタル…芝とダートのG1レースを勝っている珍しいウマ娘(まぁ、ピーチもそうだが)。そして、重度のウマ娘好き好き大好きマンの変態(褒め言葉)だ。そんなウマ娘が声をかけて来たということは…

 

「カワカミプリンセスのことか?」

「はい…彼女の調子を取り戻すための方法を思い付きまして…」

「もう、考えてるのか!?」

「ちょっとピーチさんたちをお借りしてもよろしいですか?後はキングさんとファレノさんにもご協力していただこうと思います。」

「ん?俺はいいのか?」

「人間ですとちょっと危ないかもですよ?」

「カワカミプリンセスのためだ、何でもするよ。最悪、走りを見る目と指示する口が無事ならそれでいい。」

「いえ、そこまでの覚悟は見せずとも…。ひとまず打ち合わせ後に準備が終わりましたらプリンセスさんを呼んでいただけますか?」

 

………

 

「トレーナーったら、いったい何ですのよ…?」

 

「フハハ…世界はこのキングマザーが支配する!」

「ぐぅ…」

「トレーナーとヒシピナクルさん?何をしてますの?キングマザーとジュエプリンセスのコスプレ?」

「さぁ!姫よ、パワークラウンを渡してもらおう!」

「きゃー!」

 

『そうはさせないわ!』

 

「何者だ?」

「溢れる愛!ファイクール!」

「一流の後光!ファイディアマント!」

「お花パカパカ!ファイトレーフル!」

「勇気の末脚!ファイエーペ!」

 

『4人揃って!『シャッフル♠️プリファイ!』』

 

「プリファイだと…面白い!いけ、赤と伏!」

『はい!キングマザー様!』

 

「これってまさか…プ、プリファイショーですわー!」

「はいはい~、戦闘レースに巻き込まれますのでこちらの席におかけくださいね。」

 

ーーー

 

少し前…アグネスデジタルの打ち合わせにてプリファイショーを提案された。

 

「プリファイ?カワカミプリンセスが好きなのは知ってるが…俺は全く知らないぞ?」

「色んなシリーズがありますが、今回は最新のでいきましょう。あなたは月から現れたマザー団のリーダー、キングマザーをお願いします。」

「そんなポジション、俺でいけるのか?」

「あなたはふんぞり返って幹部に戦えって指示をすればいいだけです。んー、他にも呼べそうな方がいれば呼んでいただけますか?」

「分かったよ。しかし、それっぽい服装あったかな…」

「あ!衣装やステージは全部私が用意済みですよ!許可ももらってます。」

「うそでしょ!?」

 

結果、俺のチームメンバー、キングヘイロー、ファレノプシスの他にセイやユーズトップガン達も加わった。衣装もクオリティが高く…俺はアグネスデジタルの評価をどう変えるべきか悩んだ。

 

配役は

 

プリファイ側

ファイクール…ラウンドピーチ

ファイディアマント…キングヘイロー

ファイトレーフル…ファレノプシス

ファイエーペ…ユーズトップガン

ジュエプリンセス…ヒシピナクル

 

マザー団側

キングマザー…俺

赤…ダイワスカーレット

伏…ウオッカ

炮…マヤノトップガン

隼…エルコンドルパサー

飛…グラスワンダー

週…スペシャルウィーク

茶…マンハッタンカフェ

空…セイウンスカイ

英…ゼンノロブロイ

 

その他

実況及び進行お姉さん…イージーゴア

黒子…アグネスデジタル

観客…カワカミプリンセス、キタサンブラック、カレンチャン、セナ、アイリ

 

こんな感じになった。

 

ーーー

 

現在に戻り…プリファイたちはバトル、いやレースを走っていき、次々とマザー団の刺客を倒していった。

 

「はぁ、はぁ…」

「これで…終わりよね?」

 

『おっと、シャッフル♠️プリファイたちは連続レースにより既に虫の息だ!』

 

「フハハハ!そこまでかプリファイたちよ?こちらにはまだ2人残ってるぞ?空、飛、トドメを刺すがいい!」

『はい、キングマザー様!』

「まだよ!まだキング…じゃなかった、ディアマントは戦えるわ!」

「私だっていけるわ!」

 

『ファイディアマントが立ち上がった!それに答えるかのようにファイクールも立ち上がる!さぁ、みんな!プリファイたちを応援して!』

 

「「「プリファイ頑張れー!」」」

 

『3人だけ?トレーナーたちも応援して!』

 

「「ぷ、プリファイ頑張れ…」」

 

『声が小さいけど全員立ち上がった!ん?ちょっと、カワカミちゃん!?こっちに来たらダメよ!』

 

「いえ、姫たる者…自らの力を示しますわ!」

「そう言うと思っていました!ではこちらへどうぞ!すみませんが少しお待ちください!」

 

カワカミプリンセスはアグネスデジタルに連れられてステージの裏へと行った。…アグネスデジタルの台本通り進んで正直怖いな。少しして、カワカミプリンセスは新しいプリファイの衣装を纏い登場した。

 

「力の切り札!ファイアトゥ!力とは勝利への執念、拳ひとつであなたの心臓をブチ抜いて差し上げますわ!」

「ふっ…1人増えたところで何だというのだ?全員、行け!」

『はい、キングマザー様!』

「こちらも全員いきますわよ!」

 

………

 

「…」チーン

「ゴアちゃん、大丈夫?」

「大丈夫だよキタちゃん…なぜ私も走ることに?…しかもよりにもよって芝のコースとか…」

 

「はいはい皆さん!こちらを向いてくださいね!いいですね!いいですね!」カシャカシャ

「ねぇ、まだ撮るの?もう50枚くらい撮ってない?」

「すみません、後5枚だけ…」

「流石に着替えたいわ…」

 

ファイアトゥ…もといカワカミプリンセスは調子を取り戻し、マザー団もプリファイたちも含めレースをぶち抜いた。まぁ、まとも走れてたのはセイとグラスワンダーとアグネスデジタルだけだったし…。ゴアはうん、レースに巻き込んで本当にごめんね。とはいえ誰もケガ無く終われて良かったよ。それにしてもピーチたちの衣装可愛かったな…後でアグネスデジタルから写真を1グロスくらいは貰っておこう。

 

ーーー

2009年10月25日/G1/菊花賞

 

「スタートしました!

スリーロールスがいいスタート!

リーチザクラウン、アントニオバローズが前をいく!

リーチザクラウンがどんどん上がっていく!

1番人気の2冠キングマンゴーは最後方からのスタートです。」

 

………

 

「最後の直線!

リーチザクラウンが先頭だ!

ヤマニンウイスカー、シェーンヴァルトの間からスリーロールス!

フォゲッタブルもそれに並ぶ!

外からセイウンワンダーとキングマンゴーが追い込んでくる!

ここでキングマンゴーが抜け出した!

リーチザクラウンをかわした!

キングマンゴーが先頭だ!

スリーロールスとフォゲッタブルは届かないか!

馬身差を広げキングマンゴーがゴールイン!

史上7頭目のクラシック3冠達成馬現れる!」

 

ーーー

キングマンゴーについて

 

欧字表記:King Mango

品種:サラブレッド

性別:牡

毛色:鹿毛

生誕:2006年4月26日

死没:???

父:キングヘイロー

母:ラウンドピーチ

母父:イージーゴア

生国:日本

 

競走成績

16戦11勝

 

獲得賞金 15億1783万円

 

主な勝ち鞍

G1

・皐月賞(2009)

・東京優駿(2009)

・菊花賞(2009)

・マイルCS(2009)

・天皇賞(春)(2010)

・有馬記念(2011)

・ジャパンC(2012)

G2

・毎日王冠(2011)

・毎日王冠(2012)

G3

・共同通信杯(2009)

 

出走レース

2歳新馬(1着)、東京スポ2歳S(2着)、共同通信杯(1着)、皐月賞(1着)、東京優駿(1着)、菊花賞(1着)、マイルCS(1着)、天皇賞(春)(1着)、宝塚記念(2着)、天皇賞(秋)(2着)、毎日王冠(1着)、天皇賞(秋)(4着)、有馬記念(1着)、毎日王冠(1着)、天皇賞(秋)(3着)、ジャパンC(1着)

 

 

史上7頭目の3冠を達成したラウンドピーチとキングヘイローの産駒。3冠後は半兄メロンスカイとウオッカの出走するジャパンCを避け、マイルCSに出走し半兄オリーブテイオーに勝利する。天皇賞(春)に勝利後に天皇賞(秋)の勝利を狙うも達成出来ず故障する。その後も故障と復帰を2度繰り返し、2012年に3回目の天皇賞(秋)でエイシンフラッシュに敗れ次回のジャパンCでの引退を決める。引退レースでは同じ3冠のオルフェーブルやジェンティルドンナらを抑え勝利、綺麗な引退を飾った。引退後は種牡馬になり、忙しい日々を過ごしている。ラウンドピーチ産駒の中で圧倒的な成績から『果実王』と呼ばれた。またナカヤマフェスタには東京スポ2歳Sで敗北しており、宝塚記念での敗北と天皇賞(秋)への挑戦により凱旋門賞への出走を譲ることになった。




・本来のレースの勝者(重賞レースのみ)

2009
皐月賞…アンライバルド
*アーリーロブスト枠での出走

東京優駿…ロジユニヴァース
*アーリーロブスト枠での出走

菊花賞…スリーロールス
*キングバンブー枠での出走

マイルCS…カンパニー
*キングマンゴーはストロングガルーダ枠での出走
*オリーブテイオーはトレノジュビリー枠での出走

共同通信杯…ブレイクランアウト
*カノンコード枠での出走

2010
天皇賞(春)…ジャガーメイル
*ゴールデンメイン枠での出走

2011
有馬記念…オルフェーブル
*ペルーサ枠での出走

毎日王冠…ダークシャドウ
*シンゲン枠での出走

2012
ジャパンC…ジェンティルドンナ
*1枠追加での出走

毎日王冠…カレンブラックヒル
*ダンノヨーヨー枠での出走


*ウラ話
ラウンドピーチはキングヘイローを好いており、キングヘイローの姿をみると上機嫌になっていた。さらに1回の種付け後に2回戦を要求するなどかなり積極的にアピールしていた。余談だがキングバンブーという競走馬も父がキングヘイロー、母父がイージーゴアである。
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