逃げか?差しか?その判断こそが大きな隙だ!   作:アマノジャック

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セイウンスカイ、誕生日おめでとう!
うまよんを見てて思いついた話でしたが…なぜこうなった?

えー、今回は下ネタとかうまぴょいとかあるっす。何でも許せる方向きですが…どうぞっす!


番外編:にげさし♡シスターズ

ある日、私ことセイウンスカイは練習が休みの日にピーチちゃんとブラックちゃんと一緒にとある場所へ集合していた。

 

「やっほー!セイちゃん、キタちゃん!」

「で…何で私たちを呼んだの?」

「トレーナーさんのことで何か相談ですか?」

「お!キタちゃん鋭いね。実は…トレーナーの誕生日にサプライズをしようと思って閃いたんだ!…ウマドルになろうって!」

「はい?」

 

突然何を言い出すんだこの娘?

 

「ウマドル…ですか?ファル子さんみたいな?」

「そうそう!ユニット名は『にげさし♡シスターズ』だよ!」

「いやいやいや、ピーチちゃんは"差し"も出来るかもしれないけど、私たちは完全に"逃げ"だよね?あと、完全に『逃げ切り☆シスターズ』のパクリだよね?」

「何言ってるの?私たちは本当に姉妹じゃない?」

「姉妹?私とピーチさんは同じチームの先輩後輩で分からないでもないですが…セイウンスカイさんはチームが違いますし…」

 

姉妹って…まさか…

 

「いや、私たちって○姉妹でしょ?」

「ちょっ!ちょっ!ちょっ!何言ってるの!?謎の力で消されるから!あと、時間軸も可笑しいから!私たちはまだ現役だよ!…いや、ブラックちゃんが現役の時点でおかしいのか?」

「さ…」

「言わせないよ、ブラックちゃん!まだそんな言葉知る年じゃないでしょ!」

「いえ、意味は知ってますし、トレーナーさんとのうまぴょいした記憶もちゃんとありますよ。」

「ここの時間軸…自由過ぎじゃない?」

「あれ?でもセイちゃんもその記憶があるってことだよね?」

「………"シスターズ"の部分の話は終わり!それで…"さし"はどこからきたの?」

「それは、みんなが逆うまぴょい時に動けなくしたトレーナーのうまだっちしたアレに自分から腰を下ろして"さし"に…」

「あー、ツッコミ切れないのでセイちゃん帰ります~!」

「待って!待って!」ガシッ

 

逃げようとしたが、ピーチちゃんに羽交い締めにされ、止められてしまった。そして、始まる謎のミーティング…本当、これどうなるの?

 

ーーー

 

「天下御免のお祭り娘っ!あなたのハートにロケット花火っ!」

 

『かわいいよー!』

 

「キタサンブラックですっ!」

 

パチパチパチ

 

「Zzz…」

 

『セイちゃん、起きて~!』

 

「んっ?どうやら、時間のようですね~。今日のセイちゃんはどうですか?」

 

『かわいい!』

 

「ありがとう。セイウンスカイ、今日ものんびりやらせていただきます~」

 

パチパチパチ

 

「いくよ!閃光ミラクル気功弾!…どう?ときめいた?」

 

『トキメイタ!』

 

「アツアツホットにあんたをスパークする…ラウンドピーチです!」

 

パチパチパチ

 

『3人合わせて~『にげさし♡シスターズ』!予想外のレースを見せてあげる!』

 

「どうですか?」

「もしかして相談ってそれですか…?デジャヴを感じますが…ブラックさんのは普通に良く、スカイさんのもスカイ自身の個性が出ていて有りだと思います。ですが…ピーチさん、何であなたはいきなり必殺技を使ってるのですか?」

 

後日、フクキタル先輩に相談にきた私たちだが…ピーチちゃんは辛口コメントをいただいた。正直私も気になっていたが気功弾って…何?ドラゴンボール?

 

「え?カッコいいじゃないですか!」

「…。まぁ、あくまで私の意見です。後は…何でユニット名に『差し』が入ってるのですか?ピーチさん以外は逃げウマ娘でしょ?」

「それは逆…」

「わー!わー!わー!…フクキタル先輩、すみませんがそこはあまり深く聞かないでください。」

「は、はぁ…?ところで何でファル子さんみたいな真似を?」

「トレーナーにサプライズでウマドルのライブをしたいからです!」

「ピーチさんのトレーナーさん…あー、なるほど。では、オススメのライブ衣装を占ってあげましょう!」

 

そういうとフクキタル先輩は水晶に念を込め始めた。いや、私としては普通に披露する曲を占って欲しいのだけど…それは言えなかった。なぜなら…

 

「みぎゃゃゃあ!」

「フクキタル先輩!?」

 

突然、大声を出したのだ。

 

「あわわ…何と破廉恥な…シラオキ様はご乱心のようで…」

「破廉恥って…」

「いや、何が映ったんですか!?…あ!」

 

映っていたのは…うん。中学生が絶対にしないセクシーな格好だ。

 

「サラシと褌って…祭りでもこれは恥ずかしい…」もじもじ

「チャイナドレス…みえそう…」もじもじ

「私はバイクの免許持ってないけど…トレーナーに乗ることなら…」もじもじ

 

流石にこの衣装に履ける下着は持ってない…。最悪ノーパンで…って違う違う!

 

「いや、ライブ衣装はこちらで好きに用意しますよ!それより、選曲を占ってください!」

「…コホン、分かりました!では、もう一度…むむむ!きました!1曲目は3色のキラキラ…"彩 Phantasia"です!」

「ティアラの曲?」

「ピーチさんが得意ですからセンターは確定ですね…でも、セイウンスカイさん!クラシックを進んでいた私たちが…トレーナーさんの前でティアラの曲を披露出来るチャンスです!」

 

そう言われるとその通りだ。…しっかりと練習しないとね。

 

「で、2曲目は?」

「むむむ…ダメです。ファル子さんしか見えません。」

「ファル子先輩が?…これは?」

「直接聞きに行け、ということでしょうか?」

「とりあえず、行ってみようか?フクキタル先輩、ありがとうございました。」

「いえいえ、良きライブを祈ってます!」

 

ファル子先輩はどんな曲をチョイスしてくれるのだろうか?

 

ーーー

 

ライブ練習をしていたファル子先輩たちであったけど、普通に私たちを迎えてくれた。そして、一緒に合同練習を行い…休憩となる。

 

「ピーチちゃん、ダンスレッスンが終わったら併走でもする?」

「いいのですか、サイレンススズカ先輩!?やったー!!ぐるる…」

「ピーチちゃん、怖い顔になってるわよ。落ち着いて…」

 

スズカ先輩と練習の約束をしているピーチちゃん。

 

「なるほど、坂路のトレーニング方法更新。マスターに提案してみます。」

「採用されるかはさておき…トレーニング効果は凄いですよ!」

「ですが、不明な練習もあります。腰ではなく尻尾に紐を付けて、引くのタイヤではなくキャリーケースで行う…何の意味が?」

「尻尾にも意識向けるためだとは思いますが…すみません、詳しくは私も分かりません…」

 

ブルボン先輩とトレーニングの話をするブラックちゃん。そして、ファル子先輩にライブの選曲について相談する私がそこにいた。

 

「え?3人でユニット組んだの?しかもほぼ私たちのユニット名に似てるし。」

「そこはピーチちゃんに言ってください。それにユニットと言いましても1度限りの…イブキさんへの特別ライブですよ。」

「イブキトレーナー…なるほどなるほど!へー…そういうことか☆」

「それで選曲の方をですね…」

「その前にセイちゃんはどうしたいの?ピーチちゃんのやり方に付き合ってるだけでいいの?」

「…私はイブキさんを独り占めしたいです。」

「素直でよろしい☆じゃあ、とっておきの曲を教えてあげる!っていっても私たちの十八番なんだけどね☆」

 

その後、私たちはファル子先輩の指導の下、2曲目の『逃げ切りっ!Fallin' Love』の練習を始めた。そして…私がセンターに決まった。

 

ーーー

 

3曲目は全員同じ曲を考えていたようであっさりと決まった。全3曲にするため、センターはブラックちゃんだ。そして、イブキさんの誕生日…潰れた小さな武道館を1日だけ借りて(安全点検済み)、『にげさし♡シスターズ』のライブを行うことになった。スタッフ何て誰もいない…ライトアップや音響はピーチちゃんによるリモコン操作。私たち3人とイブキさん1人だけの特別ライブが始まった。イブキさんは私たちの個性的なコーレスにハイテンションで答えてくれた。そして、曲へと入る。1曲目は『彩 Phantasia』…衣装は各自が持ってる勝負服、センターはピーチちゃんだ。

 

………

 

パチパチパチ

 

「綺麗だよ!みんなー!」

 

1曲目が終わり、観客席をみると3色のサイリウムを振るイブキさん…スタッフなどいないため、実際のティアラレースのウイニングライブほどの派手さは無いが、それでもピーチちゃんは輝いていた。

 

「2曲目いくよー!衣装チェンジしてくるから待っててね!」

「了解!休憩してからでもいいからな!」

「ありがとうございます。時間は15分後予定ですのでそれまでにいてください!」

「分かった!」

 

「ではでは…次の準備をしましょうか~」

「はい!」

 

ファル子先輩たちから借りた『逃げ切り☆シスターズ』の衣装に着替える。ピーチちゃんもブラックちゃんも早くイブキさんにライブを見せたいのか尻尾が落ち着いていない。…でも、次のセンターは私だよ?さて、2曲目『逃げ切りっ!Fallin’ Love』…いきますか!

 

………

 

パチパチパチ

 

「レースでも逃げ切って勝ってくれよ!」

『もちろん(です)!』

 

自分でいうのも何だが完璧だったと思う。元々5人用の歌だったのを3人にしたからか、その分歌う部分も多くなって私は目立てたはずだ。…少しでもイブキさんの印象に私が残ればいいのだけど。

 

「イブキさん、次が最後の曲ですよ!」

「わかった!楽しみに待ってる!」

 

そして、また控え室へと戻る。最後の衣装は自由だ。1曲目の勝負服でも2曲目の『逃げ切り☆シスターズ』の衣装でもその他の衣装でもいい。私が選んだのは…っと、ここでピーチちゃんがとある提案をしてきた。

 

「ねぇ…最後の衣装だけどさ、ステージの上で見せ合わない?」

「お?面白いこと言うね~?」

「いいですよ、では私はステージの右側で着替えてきます。」

「じゃあ、私はここで~。ピーチちゃんがステージの左側でいい?多分、暗くて見えないと思うし。」

「いいよ。15分後にステージに立ち、ライトアップしてどんな衣装かが分かる。でも…誰がどんな格好でも動揺しないようにすること。」

「それ、ピーチちゃんが変な格好するよ、って予告?」

「…それも含めてお楽しみに。」

「では、行ってきます!」

「また、ステージの上で!」

 

さてさて、…私もちょっとだけ背伸びしてみますか。

 

………

 

ピカッ

 

「ブー!君たち!?」

 

ステージがライトアップされる。ー!どうやら、考えることは全員同じらしい。ピーチちゃんはピチピチの黒いライダースーツでチャックをヘソくらいまで下ろしており、ブラックちゃんは前を隠してない青い法被に白いサラシと白い褌のお祭り姿だ。…ちなみに私は足と体の側面が丸見えの赤のチャイナドレス。要するにフクキタル先輩の水晶に映った光景だ。みんな、何か言いたいようだが…我慢してる。…最後の曲は『うまぴょい伝説』、ブラックちゃんがセンターだ。

 

………

 

パチパチパチ

 

「君たち、いいライブだったけど…すぐに着替えてきなさい!」

 

イブキさんが拍手を送るも顔を真っ赤にしてそう怒鳴る。…しかし、私たちはその言うことを聞くことはない。私たち以外は誰もいない武道館…もうお分かりしていただけただろう。

 

「トレーナー…」

「トレーナーさん…」

「イブキさん…」

「ちょっ!こっちに来るな!」

 

『いただきます。』ペロッ

 

「あぁーーー!」

 

ごちそうさまでした。

 

 

ーーー

 

「ママ、起きて!起きてってば!」

「ん?…どうしたのグレープちゃん?」

 

視界が揺れる…どうやら全て夢だったようだ。…そして、私の次女のグレープスカイちゃんが、何か慌てている。

 

「ドラ姉とメロン姉がソラ兄を取り合って、また大喧嘩を始めたの!ソラ兄が止めようとしてるけど、人間じゃどうしようもないし、ソラ兄がまたケガするかもしれないよ!だから、ママが早く止めてきてよ!」

「しょうがないな…ふわぁ~。」

 

私は大欠伸をしつつ、姉妹喧嘩の仲裁へと向かう。普段は仲が良いはずなのに1人の男が絡むとバチバチになる…血は争えないようだね~。来月にはピーチちゃんとブラックちゃんの赤ちゃんが増えるし…どうなるのやら。そういえば、夢にも出てきたあのチャイナドレスはまだ着れたと思うし…今夜久しぶりに…にゃはは!さて、喧嘩してる姉妹への拳骨が終わったら精のつく夕飯でも用意して、愛する夫を待とうじゃありませんか!




・おまけ(イブキ家の子供たち)
ソラ…イブキとセイウンスカイとの間に出来た長男。父のイブキを反面教師にみている。

オウゴンドラゴン…イブキとラウンドピーチとの間に出来た長女(ウマ娘)。異母兄のソラが好き。

メロンスカイ…イブキとセイウンスカイとの間に出来た長女(ウマ娘)。兄のソラが好き。

グレープスカイ…イブキとセイウンスカイとの間に出来た次女(ウマ娘)。兄のソラが好き。
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