逃げか?差しか?その判断こそが大きな隙だ! 作:アマノジャック
フェブラリーSは応援してたサンライズジパングは2着…お疲れ様。
区切りがついたので一旦話を止め、カップに残ったコーヒーを全て飲む…ちょっと冷めちゃったな。
「カフェ、同じのをお代わりで。」
「…かしこまりました。……行く前の時点で……すごい情報量ですね。」
カフェが新たに淹れてくれたコーヒーを1口飲み…また話の続きを話す。
「…まぁね。とりあえず、ゴールドシップが全員を乗せて運転してくれて、目的地に着いたのだけど…」
「……私たちが行っていた頃から……何か変化でもあったのですか?」
「いや、何時もの旅館だったよ。ただね…フェロモンでいいのかな?誰から出たのかはもう分からないけど…車の中に充満してたみたいでね。最初は会話が盛り上がっていたのに道中の半ば辺りからそれの影響で車内がどんどん無言になったんだ。それで着いたと同時にほぼ全員が顔を赤くしたまま早足でフロントに直行…お陰で全員分の荷物をゴールドシップとオグリとゴアが運ぶことになってしまってな…」
「…アナタも早足組にいたのですね。」
「…」
外の空気に当たったからかフロントに着いた辺りで正気に戻ってた。マジであれ、何だったのだろう?
───
「今回もこの部屋なのね。」
「わぁ…毎回のことながら落ち着きますね!」
案内されたのはいつもの大部屋。実は俺がこの部屋で過ごすのは初めてだったりする。トレーナーの俺が異性の学生と同じ部屋で寝るわけにはいかなかったからな…イクイノックスがいるけどそれは気にしないでくれ。
「…私は初めてだな。やはり、ドリームはイブキのチームに移籍するべきだったか…」
「にゃはは~。オグリさんオグリさん、実はセイちゃんも初めてだったりするのですよ…」
「そうなのか?何故だ?」
「私が温泉NGを出したからよ。」
「ピーチが?スカイと喧嘩でもしてたのか?」
「当たらずといえども遠からずね…」
「まっ、要するにピーチちゃんは私にイブキさんを盗られるかもと嫉妬してたって話ですよ。でもでも~、この時点でイブキさんはセイちゃんの身体にメロメロだったのですけどね~♡」
「へー、そうなんだー。もしかしてアタシもスカイと同じことしてたらそうなってた……何てね~」
「…」
「アハハ…図星でしたか………ヤれば良かったな。」ボソッ
「…ネイチャ?」ゴゴゴ
「じょ、冗談だって……3割くらい。」
「半分以上本気じゃない!!」
「本気で好きになっちゃったからしょうがないでしょ!」
「と…とりあえず、浴衣に着替えようか!」
「…!」ギロッ
ピーチに睨まれけど…セイが急接近してきたあの時、何とかパンツだけは守ったんだよ。ピーチとの初夜を迎えるまで童貞を貫いていた当時の俺にとっては強すぎる刺激だったんだ。…カフェだったら?…うん、ずっと意識することに…ちょっと!チョロいって言わないでよ!
話をそらすように浴衣へと着替える俺。まずは普通に温泉へ入るために部屋から出ようと思った瞬間…ガチャっと右の足首に何かを付けられたんだ。
「…キタサン?」
「はい!もう、動いていいですよ!」
「いや…これ…何?」
「リードです!」
「…何で?」
「部屋から出さないためです!」
付けてきたのはキタサン。革ベルトみたいなのに太い鎖が繋がっていた。首にされなかっただけマシなのかな?普段はワシャワシャと撫でたくなるキタサンの笑顔だけど…この時だけは抓りたいと思ったな。
「よし、隠しコマンド打ち込んだぞ!ちょっと、離れてな!」
「…ん?ゴルシさん?何を言って……へ?」
ゴゴゴゴゴ…
頭の整理が終わらない内にゴールドシップがテレビの下にある金庫のダイヤルを回したのだけど…そしたら、部屋の畳の1枚が剥がれて下の部屋に続く階段が現れたんだわ。…そう、バイオ○ザートみたいな感じ。
「ななな…何ですかコレ!?」
「私も初めて見たわよ…!」
「わぁお!」
「…」
キタサン、ピーチ、ゴアは何回もここに泊まった筈なのだけど…知らなかったみたい。…へ?カフェは気づいていたの?そうなんだ…。
「んじゃ、行くか!誰からヤる?ゴルシちゃんか?ゴルシちゃんでいいよな?」
「では、私からで!」
「あん?イクイノックス…そこは隠し部屋を開いたゴルシちゃんに1番を譲れよ~」
「別にいいんじゃない。ノックスちゃんなんて1分で終わるし。」
「むぅ!ピーチさん、聞き捨てなりませんね!今回は3分持ってみますよ!」
「短いことには変わりねぇだろ…」
「さっさと順番が来ていいわね。」
「私は温泉に行ってこよう。」
「マヤはネイチャちゃんと卓球で!」
「勝手に決めないでくれる?アタシはエステがあるからそこに行きたいのだけど…」
「セイちゃんは出番までここで寝てますね~」
「私はオグリさんと一緒に温泉に行くわね。」
「ゴアさん!ゴアさん!ここ、ボーリングとかカラオケもありますよ!」
「ふーん、じゃあ…カラオケにしようかしら。キタちゃん、演歌を1曲お願い!」
「あのー、ゴールドシップ?せめて、俺が温泉を入った後でも…」
みんながどうするかを話してる隣で俺はゴールドシップに担がれていた。
「ダメに決まってんだろ。全員が満足したら行かせてやるからよ…アタシらの愛に入湯しなっ♡最初はイクイノックスだぞ♡ククク…ゴルシナインの中で奴は最弱よ♡」
「野球チームか何かかな?」
「監督はマックイーンだぞ♡」
そのままゴールドシップとイクイノックスに運ばれて下の部屋に行ったら…何か壁が鏡で出来てる部屋でさ、中央に丸いベッドがあったのよ。明らかに温泉旅館には合わないやつ。それで足枷をベッドの端にあった杭みたいなのに付けたかと思ったら…浴衣とパンツを剥ぎ取られてベッドの上に投げられた。それと同時にイクイノックスもショーのイルカみたいに飛び付いて来てて…
………
……
…
───
「……あそこにはそのような物があったのですね。……1つ、スッキリしました。……アナタもスッキリしたようですが。」
「…」
「…。……コーヒーのお代わり……どうされますか?」
「あー、次はミルクココアを入れて欲しいかな。」
「…かしこまりました。それで……全員のお相手は出来たので?」
「…」
───
「はぁ…はぁ……マジかよ。ゴルシちゃん、オメーを甘くみていたわ…」
「…早く温泉に行きたい。そういえば、前に全身ご奉仕してくれるって言ってくれたよね?」
「…覚えてたのかよ。まぁ、ゴルシちゃん的には今からしてやってもいいんだけど…夜中にいってみな?面白ぇことになるから。」
「面白いこと?それはそうとゴールドシップ…トイレに行きたいから足のコレ、外してくれない?」
「悪ぃ…ゴルシちゃん、今は指1本も動きそうに無ぇわ。少し待ってく…」
「じゃあ、勝手にいくね。」じゃらん
「へ?待てコラっ!どうやって外し……クソッ!逃げられた!おい、イクイノックス!」
「あへへへ…♡」ビクビクっ
「ダメだ!使えねぇ…こうなったら部屋にいるスカイに…」
「ただいま、ゴールドシップ。」
「…は?」
「よっと!」じゃらん
「もう私の番ですか~。楽しみましょ!」
ん?どういう状況かって?1分でイクイノックスをノックアウトさせた後、ゴールドシップとシた。何かベッドがゆっくり回っててすごい新鮮だったよ。それで、部屋で寝てたセイを連れて戻って……え?足枷からどう抜けたか?ちょっと足首の関節を外しただけだよ?慣れたらカフェでも出来るようになるって…とりあえず、トイレに行って、XXXを飲んで、セイを連れて戻って…足枷をもう一度付けただけだよ。
「んー、セイちゃんとしましては…イブキさんと2人きりがいいので…お2人には退場してもらいますね~。イブキさん、少しお待ちください。」
「分かった。」
「…イクイノックスの意識が戻ったら一緒に温泉でも行ってくるわ。」
「ピーチとオグリに会ったら来るように伝えておいて。」
「おけ。」
そう言うとゴールドシップはイクイノックスと一緒にセイに背負われて上の大部屋に上がっていった。セイとは……別に興味が無い?分かった。次はピーチが来てて身体からは温泉の臭いが……プレイ内容はいいから来た順番が知りたいの?えーと、セイの次は…ピーチ→オグリ→ゴア→イクイノックス→キタサン→ネイチャ&マヤノ→セイ→イクイノックス→オグリ→キタサン&ネイチャ→ゴールドシップ→セイ→マヤノ→ピーチ→イクイノックス→セイ&ネイチャ→ピーチ&オグリ→マヤノ&ゴールドシップ→キタサン&イクイノックス→ピーチ&セイ&キタサン……で、一旦終わり。
…どうしたカフェ?あぁ、俺の心配ね…これ、晩ご飯の時の写真。…うん。この真っ白なモヤシっぽいのが俺。それよりオグリのご飯が少ないだろって?いや…俺とヤる時は膨らんだお腹を見せたくないんだって。んん!とにかく、晩ご飯は美味しかったよ!牡蠣とかレバニラとかそっち方面のメニューが中心だったけど!お酒はネイチャとキタサンに全部飲まれて無くなった…はぁ。飲みたかったな。食べたらまた下の部屋で再開よ。今度はセイ&オグリ&ゴールドシップという芦毛の3人からで…あ、もうそこはいいの?…というか、俺がしたのってそれくらいなのだけど…あ!他にもあるにはあるよ!
もう、日を跨ぐ時間だったけど…ゴールドシップに起こされた。それで俺が目を覚ますと全員が布団にも入らずにそこら辺で裸のまま寝てたんだ。風邪を引かさせる訳にはいかないからまた足枷を外して…上の大部屋に布団を敷いて…ゴールドシップと一緒に全員を運んでそのまま布団に入れた。ゴールドシップは風呂に向かえって俺に言ってそのまま寝たな。それで温泉の入浴時間をみてみたら…1つだけ入れる露天風呂があったの。貸切状態らしいかはのんびり入ろうと思ってあのお盆にお酒が乗ってくるサービスを頼んだのよ。その時なのだけど…
「ふぃー……いい湯だ。夜中だから星も綺麗だな。」
ガラッ
「お待たせしましたわ。」
「あぁ。ありが……え?」
「お久しぶりですわ、イブキさん。」
「メジロマックイーン…?」
まさかのメジロマックイーンだった。いや、メジロが経営してる温泉宿とはいえ当主本人が来るとか思わないよね?
「何で…ここに…?」
「此方を頼んだのは貴方でしょ?」
「いや…そうだけど…そうじゃなくて…」
「フフフ…お隣、失礼しますわね。」
「…ふぇっ!?」
しかも、何でか一緒に温泉に入ってきてさ…変な声が出ちゃったよ。白く綺麗な肌に現役時よりも少しふっくらしたマシュマロボディでさ…あ痛っ!…尻尾で叩かないでくれ。
「えーと、あの…」
「どうぞ。」
「あ、ありがと…」ゴクッ
久々のお酒の味は?…ってこんな状況で分かるわけ無いでしょ!もう、メジロマックイーンの裸をガン見してたわ!
「あら?お酒、全然進んでいませんわよ?」
「それは…君が隣にいるからで…」
「あらあら♡下半身も正直なようで…♡」
「…」
「1つ貴方にお願いがありますの。」
「…何でしょうか?」
「私を…抱いてくださいまし…」
散々部屋でシてたのにって…それはそれ。これはこれ。というかこれ…間違いなくゴールドシップが絡んでるよね?けれど、据え膳食わぬは何とやら………隅々までいただきました。メジロマックイーンは意外にも初めてで…はい。ちゃんと優しくしましたとも。その後はゆっくりと温泉も堪能して…下の部屋に戻って、足枷を付けて大の字で寝たよ。何でメジロマックイーンのことを君に話したかって…どうせゴールドシップ辺りから漏れるに決まってるからだよ。
───
「次に目を覚ますとチェックアウトの時間が近くて…みんなへのお土産を買って、ゴールドシップの運転で家まで帰ったよ。メジロマックイーンは朝になる前に帰ったって、その時にスタッフさんから聞いた。」
「…」もじもじ
顔を赤くして身体をくねらせるカフェ…そろそろかな?空になったカップを皿に置くと…カフェがすぐに回収してくれた。
「……次はその……カフェオレとかいかがでしょうか?」
「うん、それを頼むよ。」
「では、奥の部屋に…」
カフェはふらついた足で扉の看板をCloseにひっくり返し……あれ?扉が開いて…誰かが入ってきた!?
「やっほー、カフェちゃん。イブキはいる?」
俺の愛妻…ラウンドピーチである。