逃げか?差しか?その判断こそが大きな隙だ!   作:アマノジャック

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1連無料なので有償と含めガチャを回すと…水着スペ→アルダン、と当たった作者です。わーい、メジロアルダンが星4だ!

それはそうと馬の鼻血ってかなり重症なのですね…


目標3&4:チューリップ賞で3着以内&桜花賞で5着以内

1998年3月7日/G3/チューリップ賞

 

『4番ラウンドピーチ、7番のオルカインパルスを威嚇している!

何かあったのでしょうか?

何はともあれ全員ゲートイン…スタートしました!

…おや?

ファレノプシスは出遅れか?

内からはダンツシリウスとラウンドピーチが上がっています!』

 

………

 

『第4コーナー、先頭はラウンドピーチ!

その後ろをアインブライド、ダンツシリウスとロッチラヴウインクも来た!

ファレノプシスも内から上がってくる!

ラウンドピーチは必死に逃げる!

ファレノプシスは4番目の位置!

ダンツシリウスとファレノプシスがアインブライドを抜いた!

しかし、ラウンドピーチがそのまま逃げ切りゴールイン!

重賞初勝利!

1番人気のファレノプシスは3着!』

 

勝者:ラウンドピーチ

 

ーーー

 

1998年4月12日/G1/桜花賞

 

『1番のラウンドピーチは鼻出血により出走取消とのことです。』

 

『アマートベンがゲートインをし…スタートしました!

全員、綺麗なスタート!

先頭はダンツシリウス!

ロンドンブリッジも上がっていく!

第2コーナーにてロンドンブリッジが先頭!』

 

………

 

『第4コーナーを超えて、先頭はロンドンブリッジとマックスキャンドゥ!

ダンツシリウスが上がってくる!

しかし、外からはファレノプシスが突っ込んでくる!

ファレノプシスが鮮やかに差しきりゴールイン!

1着はファレノプシス!

桜花賞に咲いた胡蝶蘭!

ティアラレースの1冠を手に入れた!』

 

勝者:ファレノプシス

出走取消:ラウンドピーチ

 

ーーー

目標3:チューリップ賞で3着以内

 

今日は『桜花賞』の前哨戦『チューリップ賞』…ピーチにとっては2度目の重賞レースだ。

 

「チューリップ賞…とは言え、G2のレース!でも大丈夫…大丈夫…」

「相変わらず緊張しているな…。1着じゃなくてもいいんだ。3着以内なら優先的に桜花賞に出れる。気楽にいけ!」

「トレーナー…うん!いってくる!」

 

………

 

(ワァーーー!!)

 

「ぐるるる…」

「ー!何?この子?」

「ぐるるる…」

「ピーチちゃん♪」

「…はっ!ファレちゃん?」

「ピーチちゃん、初めての対決だね♪」

「…うん、負けないよ!ファレちゃん!」

「フフフ、私はまだ敗北をしてないから…私の初めて(敗北)、奪ってみる?」

「は、初めてって…もう!」

「緊張は解けたようね。それじゃ、後はレースで戦うだけね♪」

「…あ!あ、ありがと…」

「早く行くよ~」

 

………

 

『第4コーナーよりラウンドピーチが先頭!

1番人気のファレノプシスは出遅れが響いたか、5番目の位置だ!

それでもグングンと伸びてきている!

しかし、先頭との差は大きいか!

ラウンドピーチが逃げる逃げる!

そのままゴールイン!

ラウンドピーチ、遂に重賞での勝利を勝ち取った!』

 

ラウンドピーチは逃げ切りチューリップ賞を勝利した。

 

(ワァーーー!)

 

「勝った…私が勝った…ぐるる…」

「おめでとうピーチちゃん!」

「え!?」

「さ、ウイニングライブに行こ!」

「……」

「もう!私の初めて取ったんだからしっかりしてよ!」

「…うん!ファレちゃん!」

 

………

 

ウイニングライブ後、俺はピーチの元へ向かった。

 

「お疲れ様、ピーチ!」

「トレーナー…私、ファレちゃんに勝ったんだよね?」

「あぁ…そうだ。最初の出遅れのお陰だろう。だが、ファレノプシスとは桜花賞でも戦うことになる。今回は運が良かっただけだ。分かっているとは思うが油断するなよ?」

「分かってる!次は…次はついにトリプルティアラの1つ…全力を出すよ!そしてトレーナーに3冠をあげる!」

「ははは…期待しておくが、無理はするなよ?」

「分かってる!絶対に勝つから…ぐるる…」

 

とはいえG2の…重賞レースの初勝利だ。桜花賞が近いとはいえ、今日はゆっくり休んでもらおう。

 

スピードが4上がった!

パワーが4上がった!

根性が4上がった!

賢さが4上がった!

スキルPtが49上がった!

 

目標達成!(チューリップ賞で3着以内)

→Next(桜花賞で5着以内)

 

ーーー

目標4:桜花賞で5着以内

 

『桜花賞』当日…なのだが、ラウンドピーチがレース場に来ない。急いで探さなくては!

 

………

 

「ふー、何とか連れてきたよ!」

「ありがとう、ヒシアマゾン!」

 

ヒシアマゾン…ピーチのいる栗東寮とは別の美浦寮の寮長。彼女は俺のサブトレーナー時代にトゥインクルを出走しており、有マ記念で2度、後輩トレーナーの愛バと対決していた。それより、ピーチのことだがどうやら準備は終わっていたが、ぶつぶつと何か呟いたまま部屋の中で動かずにいたらしく、フジキセキに代わりそのまま運んできてもらった。

 

「…勝つ。全員に…ファレちゃんにも勝って…トレーナーにG1の勝利を…3つの冠を…ぐるるる!」

「朝からそんなことをずっとブツブツと言っていたらしい。ファレノプシスも心配していたが、先に行かせた。」

「寝てる訳ではないよな?」

「それが私の声が届かないのか、ずっとこんな状態なんだ。あんたの声なら届くだろう。早くしてあげな!」

「あぁ!ピーチ!」

「勝つ…勝つ…ぐるるる…」

 

聞こえていないのか?

 

「ピーチ!!」

「ーはっ!あれ?今日は桜花賞…今何時?」

「桜花賞スタートまでギリギリだね。」

「ヤバい!準備しないと!…あれ?トレーナー?ここ私の部屋…」

「ここは桜花賞の会場。早く準備してこい!」

「う、うん!…痛っ!」ドカッ

「ピーチ!」

「大丈夫!ちょっと顔をぶつけただけ!いってくる!」

「本当に大丈夫かねあの娘?」

「………」

 

………

 

「おい、ラウンドピーチはまだ会場に来てないらしいぞ!」

「逃げる…とは考えにくいし事故か何かにあったんじゃないか?」

「本当か?いや、きっと何かの事情で遅刻してるだけだ!電車の運休とか無いか調べてみる!」

 

ピーチの遅刻により会場は大混乱となっていた。この騒動はピーチがパドックに来るまで続き、会場入りした時には歓声が聞こえてきた。

 

「ピーチちゃん!ギリギリじゃん!来ないかもと心配したんだよ!」

「ファレちゃん…ごめんね。ただ、考え事をしてたらこんな時間になっちゃったの…」

 

「ふん、1番人気だからって重役出勤のつもり?」

「ごめんなさい。ー!」

「??何?どうしたの?」

「ぐるるる…!」

「本当に何よ!?怖っ!さっさとゲートに行こ…」

「ピーチちゃん!?」

 

「おい、ラウンドピーチはどうしたんだ?」

「何か…怖いわね。」

 

「ピーチ?」

 

不穏な気配を感じながら、ティアラ路線の初戦『桜花賞』が始まる。

 

………

 

『第4コーナーを越える!

先頭はラウンドピーチ!

伸びる!

まだ伸び…なくなった!?

急な失速か!?

これは…鼻血!?

ラウンドピーチにトラブル発生!

しかし、走り続ける!

残り100、後ろから次々とウマ娘が迫る!

ラウンドピーチ、逃げ切れるか!

外からファレノプシス!

外からファレノプシスがまとめて追い抜く!

1着はファレノプシス!

ファレノプシスゴールインです!

チューリップ賞での借りを返した!

ファレノプシス、ティアラレース最初の1冠を手に入れた!』

 

ファレノプシスに差され、ラウンドピーチは4着だった。

 

(ワァーーー!!)

「…ファレちゃん。おめでとう!」

「ピーチちゃん!?」

 

俺は急いでピーチの元へと向かう。

 

「ピーチ!」

「トレーナー…勝てなかった…」

「見れば分かる!先に鼻血を止めるぞ!」

「ごめんね…。…今日ね…勝てなかった。トレーナーに3冠あげれなかった…」

「だから今は喋るな!安心しろ!これからのことも考えてるから!深呼吸だ!深呼吸して落ち着けて!」

「すぅー、はぁー、すぅー、はぁー…」

「落ち着いたか?」

「…うん。」

 

ピーチの鼻を止血する。どうやら、今回の敗北がかなり来ているようだ。

 

「次は『オークス』だ。最初に負けたのなら、次取り返せばいい。」

「私は譲るつもりは無いけどね♪…ブライアンさんのように3冠は全て私がいただく。これは誰にも譲れない。」

「…そうだね。でも、まだ3冠取れる方法…あるよね?」

「は?」

「ファレちゃん、私ね…誰も達成したことないこと挑戦してみる。」

「何をする気?」

「オークスに勝って…『ダービー』にも勝つ!」

「ピーチ、本気か?確かに50年前にクリフジというウマ娘が達成したが開催時期が違ったからだ。だが、今は1週間後だ。連闘なんてそんな危ないことを…」

「だから、するの!私は次のオークスで勝つ!そしてダービー、『秋華賞』、これで3冠を飾ってみる!」

「安心して、ピーチちゃんのトレーナー。だってオークスも私が勝つからそんな未来は無いよ!」

「トレーナー、私がオークスで勝ったら…ダービーを手配して!」

「…分かった。ただし、そこまで大口を叩いたんだ。もしも、オークスで入賞しなければ…秋華賞も取り消すからな。」

「勿論!引退してもいい。それだけの覚悟はある。」

「ピーチちゃん!?」

「いいだろう…ピーチ、この後のウイニングライブは出れるな?」

「うん、いこう!ファレちゃん!せっかくのセンターなんだから!」

「う、うん…」

「ファレちゃん…オークスで手を抜くなんて言わないよね?抜いてもいいけど…絶対後悔するよ?」

「ううん、展開が凄すぎてついて来れないだけ。それに手を抜いたらブライアンさんみたいに3冠にはなれないから!今日みたいに私が勝つ!」

 

ピーチのオークスとダービーの連闘出走の話は瞬く間に広がり、学園を…いや、世間を大きく騒がした。

 

スピードが3上がった!

スタミナが3上がった!

パワーが3上がった!

根性が3上がった!

賢さが3上がった!

スキルPtが33上がった!

 

目標達成!(桜花賞で5着以内)

→Next(オークスで5着以内)




・本来のレースの勝者

チューリップ賞…ダンツシリウス
*マルカコマチ枠での出走

桜花賞…ファレノプシス(*変更なし)
*ラティール枠での出走し、取消
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