逃げか?差しか?その判断こそが大きな隙だ!   作:アマノジャック

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セイウンスカイ、誕生日おめでとう!


トリックスターは語りたい18

「スカイさん、お誕生日おめでとうございます!」

「フラワーも誕生日おめでとう。」

「わぁ!ありがとうございます♪このチョコケーキはおし…イブキさんが作ったのですか?」

「おし?まぁ、いいや…実はこれ、イブキさんに教えてもらってセイちゃんが1人で作ったのです。まぁ、イブキさんのお墨付きまで何ヵ月もかかかったけどね。」

「だとしても凄いですよ!何よりスカイさんの手作りなのが嬉しいです!」

「トレセンの時はずっとフラワーからもらってばっかだったからね…今は家政婦をしてるんだっけ?」

「正確には違いますけど…そんな感じです。」

 

今日は私とフラワーの2人で互いの誕生日を祝うこととなった。元々はフラワーの誕生日をLANEや電話じゃなく、今年は直接祝いたいなと思って連絡してみたところ、私のも祝おうとなり、さらに今日会えるとのことなので家へと招待した。何年ぶりだろうか。大人になったフラワーは綺麗になっていて、その…ムラムラします。

 

「スカイさん?どうかしましたか?」

「いやー、フラワーってばますます綺麗になったなーって。」

「もう!そう言うスカイさんだって…その…エッチになりましたね。」

「子供4人も産んでるからね。」

「羨ましいです…」

 

めっちゃ胸を見てくるだけど。フラワーもピーチちゃんくらいはあるんだし別に気にしなくても…ちなみに私のこの胸はソラ君産む前からこの大きさです。

 

「コホン。実はスカイさんに相談があるのですが…」

「相談?何でも言ってよ!」

「…ピーチさんの旦那さん…イブキさんと不倫した時ってどんな気持ちでした?」

「…ごぼっ!?」

 

何か急にとんでもないこと言ってきたんだけど!?フラワーに何があったの!?

 

「フラワー、どうし…」

「答えてください!」

「……ピーチちゃんへの罪悪感はあったけど…それ以上に彼に想いが伝わったことが嬉しかった。」

「…ありがとうございます。」

 

何かを決めた顔で礼を言うフラワー…ダメだ。これ以上は踏み込むなと本能が言っている。けど…これだけは言わないと。

 

「…フラワー、私はずっとフラワーの味方だから。いつでもここに来て良いからね。」

「スカイさん………ケーキいただきますね。うーん、美味しいです!流石はお師匠さんのレシピ。」

「…イブキさんってそう呼ばれてたんだ。」

「そういえば!これはバクシンオーさんから聞いた話ですけど、イブキさんがある和菓子屋の助っ人に入った時のことでして…」

 

露骨に話題を変えたフラワー。とはいえ、何だかんだで楽しい一時を過ごしたセイちゃんでした。後日…フラワーから妊婦生活について相談されたのはまた別のお話。

 

───

 

「セイ…♡」

「イブキさん♡」

 

………

 

……

 

 

「ふぅー。折角の君の誕生日なのに…いつもと一緒の感じになっちゃったね。」

「いいじゃないですか…私はこの時間好きですよ。」

「俺もセイのこと大好き~」

「にゃはは。じゃあ、私を正妻に…」

「それとこれとは話が別。」

「ちぇ…」

 

今日が私の誕生日…いつも通りイブキさんを見送って、いつも通り家事をして、いつも通りご飯を食べて、いつも通りベッドで………はい。まぁ、いつもと違うのは夕飯にみんなが揃っていたこととイブキさんの用意した"グリブカイ"という柄の太いキノコの形をしたクッキーがあったこと。ウミちゃんが豪華なき○この山だって凄く喜んでたな…。

 

「何かもっと特別なことをしたかった…」

「例えば?」

「え?えーと、えーと…今からピーチとキタサンを呼んで、セイの穴という穴を…」

「何で私、誕生日に拷問受けないといけないのですか?」

「さっきのグリブカイをセイの穴という穴に…」

「だから何で拷問になるんですか…というか食べ物で遊ばないでください。」

「ちゃんと責任もって食べるのに…」

 

そうこうしているとイブキさんのグリブカイがムクムクと復活してて…ごくり。誕生日だし…もう少しだけいいよね?とりあえず、ベッドに押し倒して…今度は私から責めるとしましょう。

 

………

 

……

 

 

「セ、セイ…これ以上は…明日に響く…」

「明日はピーチちゃんとでしょ?大丈夫です…万が一の時は私が代わりにいただきますので。」

「…セ~イ~?」ごごご

 

やばっ!地雷踏んでブチコンダルモードになっちゃった!?何か話題を別に……そうだ!

 

「そういえば、いただくで思い出したのですけど……昔、バクシンオーさんと和菓子屋で手伝ってたとかフラワーから聞きました。どんな経緯でそうなったのですか?」

「ん?ちょっと待って。和菓子屋、和菓子屋…ダメだ。オグリのことばっかり出てくる…!サクラバクシンオーとニシノフラワー以外に誰かいなかった?」

「…あのイブキさん。まず、フラワー本人は和菓子屋にいないです。確かバクシンオーさんとフライトさんと…」

「ニシノフラワーじゃなくてノースフライト?あー、はいはい!思い出した思い出した!確かカフェにお願いされたあの時か!」

「…カフェさん?」

「そうそう!ちょっと待ってよ……あったあった!これ見てくれよ!」

 

意外な名前が出てきた。かと思ったらイブキさんはスマホを取り出し、1枚の写真をみせる。そこにはさっきの3人に加え、チケゾーさんとユキノさんと和菓子屋の店主さんと思えし女性の姿があった。みんな和服だ。イブキさんも和服…かっこいい♡

 

「先ずはカフェにお願いされた流れなんだけど…」

 

───

 

『…え?バレンタインまでの俺の予定?…急にどうしたの?』

『──ある和菓子店でバレンタイン和菓子対決なるものを開催することとなりました。……お客さんがいっぱいで店が混雑になると思われます。……トレーナーさん、和菓子も作れるアナタがいれば……心強くて、ユキノさんの負担も…。……アナタが望むことを何でもします……どうか、お時間をいただけないでしょうか?』

『うーん、バレンタイン本番はピーチを過ごす予定だから無理だけど…行ける日は全部いくよ。とりあえず、現時点だとこことここの2日は確実かな。』

『──っ!?……急なお願いですのに…どうして…?』

『だってカフェが俺にお願いしてくるなんて珍しくて…いつもそれくらい頼ってくれてもいいだよ。俺、君の担当トレーナーだし。』

『……ありがとうございます。』

 

───

 

「こんな流れだったな…」

「カフェさんとのフラグ立ってません?」

「いや、流石に無いでしょ。それにカフェは今…あれ?そういえば知らないな…」

「まっ、他の女の子に現を抜かしているとピーチちゃんが拗ねちゃいますし…無理に知ろうとしなくいいんじゃないですか。何より私が拗ねちゃいそうです。」

「お、おう…」

 

…よし、ブチコンダルモードは終わったみたい。けど…話の続きは気になるな。

 

「それでイブキさんは何を?対決のジャッジとか?」

「いや、店主の方と一緒に和菓子を作ってたよ…サクラバクシンオーとノースフライトの考えた和菓子が足りなくなったら手伝ったくらいかな。」

「へー…」

 

───

 

『ちょわっ!?イブキトレーナー、私のアイデアノート3冊分を全部再現したというのですか!?』

『うん、サンプルとしてね。この中から実用したいがイメージ出来たらなーって。手間とか材料とか現実的に無理そうなのはそこにまとめたけど…改良案があればまた作り直すよ。』

『ハッハッハ…流石に現実的な物から絞っていきますとも。』

『ノースフライトのは細かい拘りをしっかり再現したつもりだけど…どうかな?』

『そうですね…実際に配色までされたのをみてみると、変更したい色や形が結構ありますね。ですが、これもイブキトレーナーがサンプルを作ってたくれたから出来ることです。ありがとうございます。』

『アンタ、本当にトレーナーかい?普通に店を開ける腕前だよ…』

『そうですか?』

 

『はい、『爆』と『進』と……『真』ですンね。すンません、『真』は…』

『ちょうど出来立てです。ご賞味ください。』

『じゃじゃっ!?もう出来たンですか!?』

『当然よ。味もサクラバクシンオーのを完璧に再現してるから。』

 

『イブキトレーナー!ピーチちゃん!いらっしゃいませ!』

『やぁ、ウイニングチケット。お客さん、いっぱいだね。』

『本当に。凄い人気ね…』

『…そうなんだよ。イブキさんの仕込んだのが足りるかな。』

『店主にこれくらいで良いって言われたらからね…『月季』と『春蘭秋菊』ちょうだい。』

『今から2人で食べるの?』

『そうなるわ…どれもこれも美味しそうね。』

『食べたいのあったら追加で買うけど?』

『大丈夫よ、早く買ってゆっくりいただきましょ。チケゾーさん、これでお願い。』

『毎度ありがとうございます!』

 

『カフェ、ここに来てくれてありがとう。先ずはお疲れ様。』

『トレーナーさん……いえ、それはこちらの台詞です。……本当にありがとうございました。』

『じゃあ、始めようか。揚げてくるわ。』

「……あの…私も何か出来ることはありませんか?」

「そうだね…コーヒー用意して欲しいかな、用意するメニュー的にダークローストで。」

「……はい、すぐに!」

 

『じゃーん!カレーパンだよ!最近は甘いのばっかりだったし…どうかな?』

『えぇ…熱々のサクサクで、とても美味しいです。……私だけ頂いて良かったのでしょうか?』

『うん、カフェのコーヒーと一緒に食べたかったからね。コーヒー、ありがとうカフェ。これからもよろしくね。』

『はい、此方こそよろしくお願いします……イブキトレーナー。』

 

───

 

「そんな感じでサクラバクシンオーってよりはカフェとの思い出として残ってたんだよね。まぁ、その店は店主の身体に限界が来てもう閉店してしまったけど。」

「へー、羨ましいです…担当としての私とイブキさんの思い出はほんの少しなので。」

「そんなことないだろ。目を閉じたら思い出すだろ…サルのように盛っていた毎日が。」

「いや、そんな汚れたのじゃなくて…」

「俺的にはホルスタインビキニが一番興奮したかな。互いの身体を搾りあったあの日…」

「3日前の内容じゃないですか!?」

「よし、今から持ってくる。夜はまだ長いし…」

「はい?いや、今回はそろそろ…」

 

その後、私は朝までイブキさんに貪られ続け(ブチコまれ)た。

 

………

 

……

 

 

「ふわぁ~、おはようセイちゃ……じゃない!?イブキ!何でアンタが台所にいるのよ!?」

「…ごめんねピーチ。昨日ヤり過ぎて…、セイが立てなくなっちゃった…」

「何してんのよ…」

 

リビングからイブキさんとピーチちゃんの声が聞こえる。状況はイブキさんが説明した通り…多分私、全身モザイク状態。…イブキさんって本当に人間なのだろうか?

 

「しばらく安静にしてれば大丈夫だとは思うよ。とりあえず、朝ごはんを焼いていくね。」

「焼く?」

「パンケーキ。たまにはこんなメニューでもいいでしょ?」

「いいけど…今夜私の番だけとヤれるわよね?」じー

「勿論。」

「それはそれでドン引きよ。」

「えぇ…」

「とりあえず朝ごはん、キタちゃんとかドラちゃんとかどんどん来るから全員分用意しなさいよ。」

「分かってる分かってる…。」

「私も手伝おうか?」

「それはやめて!余計な手間が増える!」

「…どういう意味かしら?」

「そのままの意味だよ!」

 

次々とリビングへと向かう足音が聞こえてくる。そして玄関が何度も開く音が聞こえ、静かになったと思ったら…部屋へとパンケーキを片手にイブキさんが入ってきた。

 

「セイ、これ…君の分ね。大丈夫?」

「は、はい。まだ力が入らないですけど…」

「…そっか。じゃあ、最後にもう1回だけ…♡」

「……へ?」

 

動けない私へと覆い被さり、また激しく貪り始める(ブチコむ)イブキさん。その日、私が起き上がったのはお昼を大きく過ぎ…ウミちゃんが帰宅する直前のことだった。

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