逃げか?差しか?その判断こそが大きな隙だ!   作:アマノジャック

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バレンタインのチョコ…ハルウララ×2、グラスワンダー×2、メジロアルダンをいただきました!…後はキングヘイローと誰にしようかな?

Legendsアルセウスのギラティナを倒し、アルセウス召喚のため、全てのポケモンに会おうとしてる作者です。

スマホでしてるためか、有馬の"馬"が点2つのに変更出来ず"マ"で妥協しております…。よく分かんないや…。
それはそうと今回は有馬記念です!そういえば1998年って何故スペシャルウィークがいなかったのでしょうか?ケガとかしてたのかな?当時のスペシャルウィークの状況がどうだったか調べてもよく分かりませんでした…。


目標7:有マ記念に出走

1998年12月27日/G1/有馬記念

 

『さぁスタートしました!

先頭争いはセイウンスカイが出ているか?

続いてオフサイドトラップ。

ラウンドピーチも並びにかかる。』

 

………

 

『第4コーナーカーブ!

先頭はラウンドピーチ!

その後ろのセイウンスカイも逃げているが、前2頭ともに集団との差は殆ど無くなってきた!

内からはメジロドーベル、外からグラスワンダー!

エアグルーヴとキングヘイローも来ている!

残り100!

グラスワンダーが先頭!

メジロブライトは2番手!

グラスワンダーがゴールイン!

グラスワンダーが復活しました!』

 

勝者:グラスワンダー

6着:ラウンドピーチ

 

ーーー

目標7:有マ記念に出走

 

中山のレース場、クリスマスもトレーニングに明け暮れた俺とラウンドピーチはここにいる。そう、今日は有マ記念。

 

「あぁ、ついに憧れの…憧れの…」

「緊張してるのか?」

「…うん。ここにはクラシック級以外のウマ娘もいる。…女帝エアグルーヴさんも。」

「彼女だけじゃない。今年の天皇賞(春)を取ったメジロブライト、菊花賞を取ったマチカネフクキタルとセイウンスカイなど…長距離のスペシャリストもいる。また君が去年敗北したキングヘイロー、何より俺が気になるのが…」

「グラスワンダーさん…」

 

グラスワンダー…朝日杯に勝ちジュニア級で最優秀賞を貰っていたウマ娘だ。ケガにより長期療養で姿をしばらく見ていなかったが、10月より復帰している。そう、中山の右回りの朝日杯を勝っているウマ娘だ。

 

「そうだ。復帰後のレースを見ていたが…底がまだ見えなかった。はっきりと言おう、このレース…お前は入賞すら怪しい。」

「ー!」

 

先月のジャパンカップ…ファレノプシスは体調不良で出走しなかったものの、エアグルーヴ、エルコンドルパサー、スペシャルウィークの大接戦が記憶に新しい。グラスワンダー、エアグルーヴ、メジロブライト、セイウンスカイ、マチカネフクキタル、キングヘイロー…、正直なところ今のピーチだとこの中の誰かに勝てればいいところだ。

 

「だから『勝て』とは言わない。だが『負ける』と思って走るなよ。俺から言えるのはそれだけだ。」

「…矛盾してるよ。」

「していない。…代わりにもし、入賞したら何でも1つ、君の願いを叶えてやろう。」

「本当!?入賞…いや、優勝してくる!」

「それとは別にレース後に話があるのだが…」

「勝つ!勝つ…行ってくる!ぐるる…」

「おい、秋華賞では制御できてたろ!?…聞こえてないな。」

 

ラウンドピーチは唸り、レースへと向かっていって。そういえば…

 

「何故スペシャルウィークがいないんだ?」

 

………

 

「ぐるる…」

「あら、余裕がなさそうね。」

「…!キングちゃん…!」

「まぁ、私も無いのだけどね…」

「初めてシニア級の先輩らと走れる…落ち着いてなんていられないよ。」

「どんな時も平常心が大事ですよ~」

「グラスさん!」

「グラスワンダーさん!」

「こんにちは。緊張して全力が出せれなければ勿体ないですよ~」

「あんたは緊張しないの?」

「…緊張していますよ。エアグルーヴさん、メジロドーベルさん、…そしてラウンドピーチさん。『オークス』を取った3人が1つのレースに集まるなんて滅多にないですし。」

「グラスワンダーさん…」

「ふん!相手が誰であれ、キングは一流の走りをするだけよ!」

「では、緊張が解けたようですし参りましょうか~」

「勝つ…トレーナーから…フフフ…ぐるるる…」

 

………

 

ラウンドピーチ…少しは肩の力が抜けたか?しかし、まだ力が入りすぎて…!

 

「あれ?サブトレーナーじゃん!」

「テイオーか!偶然だな!久しぶりじゃないか!」

 

トウカイテイオー。俺が2番に所属したチームのメンバーだ。…正直あの先輩トレーナー、優秀だったけど苦手だったんだよな。

 

「にひひ…偶然だと思う?」

「違うのか?」

「私もいるぞ、イブキ。」

「オグリ!」

 

オグリキャップ。前も説明したが俺が最初に所属したチームのエースだ。先輩トレーナーは年でもう引退するかもと噂が流れているが…あの人は死ぬまで現役でいるのだろう。

 

「サブちゃん♪」

「マヤノ!」

 

マヤノトップガン。前回所属したチームのメンバーだ。チームと言ってもマヤノが1人だけで、後輩のトレーナーと2人で指導していたな。まあ、マヤノの活躍でチームメンバーは増えた訳だが…その後、俺の独立も決まった訳だ。

 

「いやー、サブトレーナーって凄いよね。有マ記念専用の勝利の女神様だよ!」

「マヤノもサブちゃんがいたから有マ記念に出走したようなものだし~」

「だが、イブキがサブトレーナーになったウマ娘が有マ記念に勝っているは事実だ。」

「偶然だ。…少なくとも今のアイツでは勝てない。」

「ボクも初めて有マに出たときは同じこと言ったよね♪」

「サブちゃんは発破をかけただけだよね♪」

「…アイツ次第だ。俺は特別なことは何もしていない。」

「どうだか…!いよいよ、始まるね。ボクたちはラウンドピーチちゃんを応援するよ。」

「みんな…ありがとう。」

「何、イブキが私たちにしてくれたことだ。」

 

…ピーチ、勝てなくてもいい。ケガだけはしないでくれ。

 

………

 

『1着はグラスワンダー!見事な復活!』

(ワァァァーー!!)

 

ラウンドピーチは6着だった。セイウンスカイと共に最終コーナーまでは逃げてはいたものの…グラスワンダーに差され、一気にペースを崩された。

 

「残念だったな。」

「悪くない走りだったと思うけど…」

「純粋な実力差だね。」

「いや、分かっていたことだ。…策を重視した結果、基礎が疎かになっていた。ちょうどいい、前から計画していたことがある。」

「まさか…毎朝3時に豆腐屋に働かせにいくとか…」ブルブル

「暗く狭くて雷の音だけが聞こえる部屋に1日閉じ込めるとか…」ブルブル

「ボクのカイチョーグッズを全部封印するとか…」ブルブル

 

確かにそういうこともしたな…。けど今回は規模が違う!

 

「何、アメリカに行くだけだ。」

「何だ…って、えぇーー!」

「アメリカ…ビックサイズのピザやハンバーガーにコーラ…よし、イブキ!私も連れていってくれ!」

「マヤノも行きたーい!」

「君たちね…自分のトレーナーに頼みなさいよ!っと、そろそろ俺は行くぞ!じゃあな!」

 

早速ピーチこの話を伝えに行かなければ!

 

………

 

「はぁ…はぁ…」

「…7着。貴女に負けてしまったわ。」

「入賞も出来なかった…これが有マ記念…」

「1勝2敗…ピーチさん、貴女の勝ちよ。…これが最後の対決になるかもしれないから。」

「え?」

「しばらく、中距離や長距離のレースから離れてみるの。もし、被るレースが出てくれば…またキングと戦ってくれる?」

「もちろん!」

「じゃあ、しばらくはお別れね…またね。」

 

………

 

ウイニングライブ後のピーチを見つけた。

 

「トレーナー…」

「おう、お疲れ様。」

「キミがラウンドピーチちゃん?」

『!』

 

ちょっ!びっくりした!いつの間にか背後に誰かがいた!

 

「ト、トウカイテイオーさん!?」

「テイオー!お前、何故ここに!?」

「いやー、有マ記念を制した先輩としてアドバイスしたくてね。…来年も出るつもりでしょ?」

「それはもちろん!」

「ボク程じゃなくていいから体をもっと柔軟になれば良いと思うよ!」

「柔軟?」

「おっと、これ以上教えたらフェアじゃないね。それじゃ、アメリカで頑張ってね♪バイバイ♪」

「アメリカ?」

 

アイツ…最後に爆弾を落として帰りやがった。

 

「…今から話そう。ピーチ、君は…海外のレースに興味はあるか?」

「あ?え、え、…ぐるる!」

「落ち着け!」

「すーはー…ふー、落ち着いた!…でもどうして?」

「1つは師匠との約束だ。」

「師匠?」

「メイントレーナーになったら俺の愛バと戦ってくれ、と言われている。まぁ、もう3年くらい連絡も取ってないのだが。」

「…それってこっちから行かないとダメなの?」

「あぁ!クラシック級が終わったんだ。そして今回のレースで分かったことがある…ピーチ、君は走れる体ではあるが勝てる体ではない!」

「え?でもオークスと秋華賞は勝てた…」

「それは君の逃げか差しかの走行を臨機応変に対応できる策があったからだ。それはそれで立派な武器だが、シニアになる以上それはただの小細工となる可能性が高い。現に今回のレース、グラスワンダーに差された結果、同じ逃げだったセイウンスカイにも負けた。」

「小細…!」

 

ショックを受けているようだが関係ない。一気に言いたいことを言わせてもらう!

 

「勝てる体にするのに必要なのはスピードとスタミナ…まぁ、要するに基礎の向上だ。次の有マまではアメリカで鍛え…」

「エリザベス女王杯!」

「ん?」

「アメリカに行くのは構わない!けど、ファレちゃんとそこで走るって約束してるからエリザベス女王杯まででお願い!」

「分かった。予定していたプランを少し考え直そう。だが、無理に俺に着いていく必要は無いのだぞ?」

「…私はあんたを信じている。だから、絶対に勝てる体ってのに仕上げてよ!」

「あぁ、任せろ!ところでパスポートって持ってるか?」

「持ってない!」

「よし、可愛い返事だ。早速発行の申請へと行こう!」

 

このウマ娘…さて…どこまで強くなれるかな?

 

スピードが1上がった!

スタミナが1上がった!

パワーが1上がった!

根性が1上がった!

賢さが1上がった!

スキルPtが46上がった!

 

目標達成!(有マ記念に出走)

→Next(エリザベス女王杯で1着)




・本来のレースの勝者

有馬記念…グラスワンダー(*変更無し)
*ビックサンデー枠での出走


イブキトレーナーのヒミツ①
・実は、10年の間に3チームもサブトレーナーをしている
①チーム名不明(エースはオグリキャップ)4年
②チーム名不明(トウカイテイオーが所属)3年
③チームプロキオン(マヤノトップガンのみ)3年
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