IAM   作:春採 慎吾

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今回のお話は大体、主人公たちが幼稚園生くらいの時に設定しております。
プロットの構成を考えている時点で相当長いのでしっかりと完結させられるか不安です。(おい、こら)


0章
陽だまりの家


 暖かい日差しが寝室に差し込んでいた。そのために目が覚めた僕、今井未来は寝ぼけた目を擦りながら周りをきょろきょろと見まわす。 

 どうしようパパとママがいない。でもお姉ちゃんは眠っているから大きな声では呼べない。たちまち僕はどうしていいかわからず涙がぽろぽろ溢れ出る。そのまましゃくりが止まらなくなってしまった。

「う~ん。おはよう、未来ってどうしたの?! どこか痛いの?! それとも怖い夢でも見たの?!」

 お姉ちゃんが起きるのと同時に僕が泣いているのに気付いてくれた。

「お姉ちゃん、ヒクッ。パパもママもいなっい。どこ? どこにいるの? おねえちゃん! 助けてぇ! うわぁぁん!!」

 お姉ちゃんは何も言わずに抱きしめ背中をさすってくれると僕の顔を見て

「未来、大丈夫だよ。きっとママもパパもリビングにいるんだよ。だって朝ごはんのいい匂いするでしょ? 大丈夫だからね。ねっ? だから泣かないの。泣いたらせっかくの可愛い顔が台無しだよ☆」

 そういってパジャマの袖で涙を拭いてくれた。だけど僕、自分の顔を可愛いって言われるの嫌。女の子は優しくしてくれるけど大体の男の子、僕に意地悪するんだもん。僕も同じ男の子なのにみんな、未来ちゃんってからかうし。でも心配かけたら嫌だから皆には言わないけど。

 お姉ちゃんとは双子でそっくりなのは嬉しいけどそれでもやっぱり嫌だよ。そう考えるとまた暗い気持ちになってお姉ちゃんに抱き着く。

「よしよし。お姉ちゃんがいるからねぇ」

 そうこうしてるうちにパパとママが寝室に入ってきた。そしてママが僕が泣いていたことに気が付いて

「みっちゃん、どうしたの? なんかあった?」

「未来、大丈夫か? もしかして病気か?!」

 パパも心配して聞いてくる。するとお姉ちゃんが少し怒った風に言った。

「もうパパとママのせいなんだからね! 起きたらいないから未来が不安になって泣いちゃったんだから!」

「そうなの? ごめんね、みっちゃん。ママね、パパと一緒にご飯作ってたの。本当にごめんね」

「リサに嫌われて未来にも寂しい思いをさせて泣かせた。パパもう生きていけない……」

「もうあなた、そんな馬鹿みたいにへこまないの。リサもあまりパパをいじめちゃだめよ」

「パパ、ごめんなさい」

「ママ、パパ。わがままでごめんなさい」

 僕は弱い自分が嫌だ。皆に申し訳なくなって言う。

「未来、子どもってのはな。甘えるのが仕事なんだぞ」

「そうそう。みっちゃんはこうして心から謝れるでしょ? だから何にも心配しなくていいの」

 そういって二人は僕とお姉ちゃんを抱きしめる。

「リサも未来も少し他の人のことを気にし過ぎなんだよ。今の二人なら誰かに甘えたってバチなんて当たらないぞ」

 うーん、そうなのかな? なんか考えるほどのことでもないのかな? 僕が今の言葉について考えていることに気が付いたのか二人は優しく笑っていた。

「さぁご飯にしようか! 今日はリサもみっちゃんも大好きなパンケーキだよ!」

「「パンケーキ?!」」

 朝ごはんにパンケーキが出てくる日はいつも幸せで何も考えられないけどまぁいっか! 

 お昼からはお姉ちゃんや他のお友達と一緒に遊びに行く。泣きっ面は似合わないよね。だって日曜日はまだまだ始まったばかりだから! 

 




はい、今回はここまでです。子ども時代の視点で書くの難しい。
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