龍と華   作:ヘルメス・トリスメギスタス

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加蓮初ライブ

 「1、2、3、4」

リズミカルに加蓮が踊る。

それを見てトレーナーさんと相槌を打つ。

「はい。終了です。お疲れ様でした」

「ふう~。きっつ~」

加蓮がへたり込む。

「加蓮お疲れ様。そしておめでとう」

「?。おめでとうって何?」

「加蓮のデビューが決まったよ。

明日からライブのレッスンだ」

龍臣がそう言うと加蓮は笑顔になった。

「やった! それじゃ何か奢って!」

「それじゃポテトでいいな」

「もー、私ポテトばかりじゃないんだよ」

「じゃあ、ファミレス行くか?」

「んー、それで妥協したげる」

龍臣達はファミレスに向かった。

 

 「んー、ハンバーグ美味しい!」

「食生活には気をつけろよ。仮にもアイドル何だから」

「わかってるって」

「なあ、桐生さん」

「ん? なんだ奈緒?」

「桐生さんの好きな料理ってなんだ?」

「んー、特に好き嫌いはないな」

「そ、そっか」

「?」

(好き嫌いがないなら得意料理でも大丈夫だよね)

「ほら。奈緒も遠慮なく食べろ」

「う、うん」

三人は料理を美味しく食べた。

 

 ライブ当日

「オッス…ってガチガチじゃん」

「し、仕方ないじゃん。初めてのライブ何だし」

「舞台袖いくか?」

「え?」

「私の時も桐生さんが舞台袖まで連れて行って見せてくれたんだよ。

桐生さん少し遅れるらしいし、見に行かねえか?」

「う、うん」

奈緒達は舞台袖に向かった。

 

 「うわ。結構観客が入ってるね」

「私の時と同じ位だな」

「奈緒も同じ位で歌ったの」

「ああ。ガチガチに緊張したな」

「そうそう。それでも歌いきったぞ」

「うわ!? 桐生さん着いたのかよ!?」

「はは。遅れてすまない」

「重要な時に遅れないでよ」

「すまん加蓮」

「全く…。でもここからなんだね」

「ああ。アイドルとしての加蓮はここから始まるんだ」

「すいません。準備お願いします」

スタッフから声がかかる。

「さ、加蓮。俺に出来るのはここまでだ。思いっきりやってこい」

「うん!」

こうして加蓮のライブは始まった。

 

 ライブ後

「んー、やりきった!」

「はは。全開だったな」

「初めてのライブだったけど上手くいったよ」

「今後はソロだけじゃなく、奈緒と一緒や、

他のアイドルと組んで歌うこともあるからな。

またそれも面白くなるぞ」

「へー、そんなのもあるんだ」

「まあ、まだ先の話だけどな」

「それよりも何かご褒美頂戴」

「ご褒美と急に言われてもな……」

「それじゃ何か奢ってよ」

「んー、両親行きつけの中華料理店に行くか?」

「あ、どんなの食べてるのかそれ興味ある。」

「それじゃ行くか」

三人は中華料理店へ向かった。

 

 「け、結構高級なお店だね」

「メニューだけどお勧めでいいか?」

「私はわからないからそれでいいよ」

奈緒が緊張して返答する。

しばらくすると給仕が料理を持って来た。

「フカヒレの姿煮でございます」

「な、何か高そうだね」

加蓮の声が震える。

「お金は俺持ちだから気にするな」

「それじゃ……美味しい!」

加蓮は美味しそうな顔をした。

「本当だ。これ美味しい」

奈緒も美味しそうな顔をする。

「喜んでくれたならなによりだ」

奈緒達はその後も料理を楽しんだ。

 

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