ウルトラマンディサイド出現。
ディサイドが星人と応戦。
(俺は……戦い方を知っている?)
「ゲン、お前も行け」
「はい!」
ゲンがレオリングを突き出す。
「レオー!」
ゲンはウルトラマンレオに変身して巨大化した。
「ディサイド、加勢するよ」
「助かる!」
二人が暴れる星人に怒涛の攻撃を浴びせる。
「が!」
二人の乱打に怯む星人。
「ダア!」
レオが空高く飛び上がる。
レオキック発動。
(俺もやってみよ)
ディサイドが空高く飛び上がり、レオの真似をして足を発光させた。
「ぎゃああああ!」
二人の必殺技が、星人に叩き込まれ、悲鳴と共に爆裂霧散する。
小さくなり、人間の姿に戻る二人。
「それは僕の技だけど、君は色んな技を使えるのかい?」
「さあ? 今、適当にやってみただけだから」
ダンがやってきて、新一に訊ねる。
「君は誰だ?」
「大空 新一です」
「君はウルトラの星から来たのか?」
「いや、地球人ですが」
「では融合をしているのだな?」
「融合?」
「そうだ。ウルトラ戦士には変身タイプと融合タイプが存在していてな。私とゲンは変身タイプだが、私の前に地球で戦ったウルトラマンベムラーは融合をしていた」
「それは違うと思います。俺は力を持って産まれてきた、れっきとした地球人なんで」
「しかし、地球にディファレーターは届いてなかったはずだ」
「母は血筋だとか言ってましたが」
「なるほど。混血か。しかし、君のようなタイプが地球にいたとは」
「地球と言っても別の世界から来たんですけどね」
「別世界?」
「俺の世界は、ウルトラマンも怪獣もいない平和な世界で、彼らの存在はテレビの中だけでした。ですが、世界の滅びが始まって……」
「そうだったのか」
新一が香奈子を見る。
「そういえば、あの後どうなったんだ?」
「主役が抜けたから、時間が止まってるはずよ」
「新一、これから君はどうするんだ? 行く当てがないんだろう?」
と、ダンが訊ねる。
「うーん、宿でも探しますよ」
「だったら
ダンがゲンを見る。
「ようし、君たちを歓迎しよう!」
かくて、新一と香奈子はゲンの住む家に身を置くことになった。
その夜、新一と香奈子は、オオカミのような遠吠えを聞いて目を覚ました。
「オオカミのようだが……」
「きゃああああ!」
女性の悲鳴。
駆けつけると、女性が息絶えて倒れていた。
体内の血液が全て抜かれていた。
「一体誰が……?」
「恐らくウルフ星人よ」
「ああ、あのオオカミ野郎か。冴子の体を乗っ取ったはいいが、レオには歯が立たなくて結局は叩き伏せられてたな」
「ウー!」
星人が香奈子の背後に現れる。
「な!?」
星人が香奈子の体から魂を押し出し、肉体に飛び込むと夢子の姿になってしまった。
夢子になった星人は、その場から逃走する。
「ねえ、ディサイド? この女性の死体、もらってもいいよね?」
「死体なら誰も文句言わないだろうな」
香奈子が女性の死体に入り込むと、その体は香奈子の姿になり、立ち上がった。
「お前なんでも入れんの?」
「ええ」
「なんで夢子に見えてなかったんだ?」
「ソウル星人だからね。エネルギー体なんだ」
「そういうことか。でもなんで俺には見えてたんだ?」
「それは、あなたがウルトラマンだから」
「ふーん」
「それより、夢子さんを追いましょう?」
「ああ」
新一と香奈子は夢子を追いかけた。