もう少し長めに書けるようになりたい
[2]
sido遼
SHRから一時間目の授業の間は時間がなくて話す事が出来なかったけど、その後は話す事が出来そうだ。
「男子が俺一人じゃなくて良かったよ」
向こうから話かけて来た。あちらも同じ考えのようだな。
「そうだな、俺も一人だったら頭がおかしくなっていた」
「自己紹介はさっきしたな。だけどもう一回、俺の名前は織斑一夏。一夏って呼んでくれ。はじめまして、よろしくな」
「はじめまして、か……」
最後に会ったのは4年前。それほど親しい訳ではなかったし、そう言われると悲しいな。
「……」
「?」
まあ、俺も最初は分からなかった訳だし、仕方ないか。
「俺は……風間遼だ。風間でも、遼でも好きに呼んでくれ」
以前はあまり仲良くなかったが、高校では仲良くなれるといいな。
「ちょっといい?」
「……ちょっといいか?」
話かけてきたのは二人の女子生徒。まあ俺と一夏以外は全員女子だから女子生徒に決まってるけど。
sidoティア
一時間目の授業が終わって今は休み時間。何かを話している男子二人、私はその一人に興味がある。私の記憶が正しければ、原作では男子は一人のはず、そしてそれは織斑一夏。つまり彼、風間遼は私以外の転生者の可能性が高い。
「ちょっといいかな?」
「……ちょっといいか?」
私以外にも話しかける娘が一人。多分、織斑君目当てだと思うけど。
「お話の最中悪いと思うけど、風間君に用があるの、いいかな?」
「いいよ。そっちは一夏に用があるみたいだから」
「ありがと。あまり聞かれたくないから場所変えようか」
私は周りの生徒達を見ながら話す。転生者がどうとか話してたら頭がおかしいって思われるからね。
「ティア・トレイター。あの世界的有名人が村人Aクラスの一般人に何の用だ?」
「男なのにISを動かせる時点で一般的ではないと思うよ。今は男なのにIS~について聞きたいんじゃなくてね、別の事を聞きたいの」
「何だよ」
話が聞こえる範囲に誰もいない事を確認して、単刀直入に聞く。
「君、もしかして転生者?」
「いきなりだな」
「否定しないのは肯定って事?」
まあ、一瞬だけど驚いた表情していたしね~、間違いないと思うけど。
「そうだな、肯定するよ。けど何でわかった?」
もしかして風間君は原作を知らないのかしら?
「此処が前の世界にあった小説の世界ってのは知ってるよね?」
彼が頷くのを見て話を続ける。
「私はこの世界の小説をちょっとだけ覚えてるの。その中でISの男性操縦者は織斑君一人だったの」
「なるほど、イレギュラーな存在の俺は転生者だと予想出来るな。だが、俺はとっては転生者だというのは関係ないな」
「そうなの?」
「俺は今の世界に生きている。前の世界の事なんてもう忘れたね」
彼の態度からその言葉が嘘ではないと思えたし、悪くないと思った。
「ふ~ん。確かにね、前の世界では私達はもう死んでいる。何も出来ないしさほど関係ないのかも」
「まあ、お前の場合、原作の知識がある。それは利用すれば良いんじゃね」
なるほどね。そんな考えかたか。
「うん。ありがと~。話せて良かったよ~」
「いきなりキャラ変わったな。キリっとしてたのに、今はゆるい感じだ。」
「普段はこっちだよ~」
だってずっとピリピリしていたくないし。
「そろそろ戻ろうよ、時間も近いし~」
「そうだな。初めから遅刻はごめんだ」
眼鏡をかけ直して、軽く身だしなみチェック。OK~問題なし。教室に戻ろ。
今回は遼とティアの会話。
遼はクール系、でも普通の男子高校生。
ティアはのんびり系からキリっと系。
みたいに書いていきたい。