機動戦士ガンダムこれくしょん   作:黒瀬夜明 リベイク

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EP19 半島南部制圧戦

翌日、半島南部への攻撃の為コトハ、ミーシャ、リシェット、アスカの4人は出撃時間である0900時に向けて準備を始めていた。前日の内にアメノハヅチから陸揚げされた大型トラック並みの大きさを持つ移動式装甲服装着車両から装甲服を装着したアスカが出てきた時、アスカは装甲服を身に着けていないヨナとバッタリ遭遇した。

「わっ!なんだ、ヨナか」

「ふぇ!な、なにアスカちゃん…私に何か用?」

「いや、別に何もないよ。バッタリ出くわしたから驚いただけ」

「そ、そっか……あれ?」

と、その時ヨナはアスカの身に着けている武器と背中のフォースシルエット以外の装甲服が色鮮やかな物ではなく、全身がグレー1色になっていることに気づいた。その事が不思議過ぎたのか、ヨナはアスカに質問をした。

「ね、ねえアスカちゃん。それって、新しい装甲服なの?」

「はぁ?いきなりなに言ってるのよ」

「だ、だって…昨日まで付けてた装甲服は色鮮やかだったのに、今はグレー1色だもん」

「……ああ、そう言う事」

ヨナが少し怯えたような表情でアスカに話しかけきていたが、ヨナが質問を投げかけてきた理由を把握したアスカは、丁寧に説明を始めるのだった。

「私の装甲服は、一定の電圧を装甲に流すことで実弾や実体剣に対して強靭な耐性を発揮する材質で出来てるの。で、その電圧を流してる間は装甲服が色鮮やかになるけど、電圧が流れるのを止めれば今みたいにグレー1色になっちゃって、実弾攻撃もモロに受けてしまう。私はヨナ達と違ってバッテリー稼働の装甲服だから、バッテリーを無駄遣いしない為に今は電源をオフにしてるんだよ」

「そ、そうなんだ。アスカちゃんも、色々大変なんだね」

「まあね。今言った仕組みを持つ装甲は総じてPS(フェイズシフト)装甲…私のはそれを発展させたVPS(ヴァリアブルフェイズシフト)装甲って言うから、もっと詳しく知りたかったらユイさんか司令に聞いて。じゃあ、 私は行くから」

「う、うん!教えてくれてありがとうアスカちゃん!それと、気を付けてね!」

「わかってるよ、すぐに帰って来るから」

そう言ってヨナとアスカはそれぞれその場を後にした。

 

 

それから時間は流れ、時刻は0850時となった。浜辺の一角にはコトハ、ミーシャ、リシェット、アスカの4人と、シン、ユイ、ヨナの3人が別れるように集まっていた。

「司令!コトハ隊の出撃準備完了しました!」

「わかった。では、半島南部の制圧。よろしく頼むぞ!」

「はい!ちゃっちゃと終わらせて帰ってきますから、待っててくださいね司令!」

そう言いながら笑顔を作り敬礼をするコトハ。それに応えるようにシンたち3人も敬礼を返す。そして敬礼を終えると、コトハはミーシャたちの元へと戻っていった。そして、時間はあっという間に0900時となった。

〈これより私たちは半島南部の制圧に向かいます!コトハ隊、全機出撃!〉

〈了解した!ミーシャ。ケンプファー、出る!〉

〈リシェット。ガンダムMk-Ⅱ、出るぞっ!〉

〈コトハ。GN-XⅣ、出ますッ!〉

コトハの掛け声と共にベースジャバーに乗ったミーシャとリシェット、そして背中からオレンジ色の粒子を散らしながら、コトハが飛び立っていった。そして―――

 

アスカ。インパルス、行きますッ!

 

最後にアスカが大地を強く蹴って、飛び立っていった。そして飛び立つと同時に、アスカのグレー1色だった装甲服が色鮮やかな青、赤、白のトリコロールカラーへと変貌を遂げた。

(ほ、本当に色が変わった!)

その光景を目の当たりにしたヨナは、内心で驚きまくっていたのだった。

 

 

 

 

アスカたちの出撃から数十分の時間が流れ、アスカたちはいよいよ半島の南端へ近づきつつあった。

〈そろそろ半島の南端だ。みんな、警戒を厳にね〉

〈とは言え、まだ奴らは見えないな。本当にここにいるのか?〉

〈海軍の航空偵察隊が持ち帰った情報だと司令が言っていた。確度は高いと思うぞ〉

「………っ!」

そんな会話をしながら半島を南下していく4人。すると、前方に発砲炎が上がっているのをアスカが見つけた。

「発砲炎を確認!1時方向!」

その事を隊の全員に報告をした時だった。コトハに突如通信が入ったのだ。

〈こちら連合地球海軍、第五航空戦隊旗艦ショウカク!応答を願う!〉

〈(海軍の空母から通信?)こちらM.G.FのMS娘コトハです!通信を繋ぎました、どうぞ!〉

通信の相手は連合地球海軍の航空母艦ショウカクからだった。切羽詰まった様相の口調の通信相手に少々驚きながら、コトハは通信回線を繋いだ。

〈我が艦隊は現在、半島南端の黒色機動群砲撃部隊より攻撃を受けている!至急援護を願いたい!〉

連合地球軍が所有する兵器では黒色機動群に有効打を与えることは難しい。戦艦が持つような大口径の主砲弾ならまだしも、航空機が搭載できる航空爆弾では黒色機動群を怯ませられるのがせいぜいだ。その通信を聞いて、思考を巡らせたコトハはすぐに返答した。

〈了解しました!これより黒色機動群砲撃部隊に攻撃を開始、貴艦隊を援護します!〉

〈感謝する!〉

〈味方艦隊が黒色機動群の攻撃を受けてる!急いで撃破するよ!〉

〈了解!〉

「……敵識別を確認!TER級砲撃型が3、SD級が2、それと……あいつは、ZW級…なの?」

アスカが目視で捉えたのは2機のSD級と、昨日の上陸作戦の折に戦闘したTER級通常型の頭部に当たる部分を巨大な砲台に変更し、腰部背面に姿勢安定用のアンカーを備えたTER級砲撃型が3機、そしてアスカが思わず判別に戸惑った黒色機動群が1機。見た目は以前まで何度も戦ってきたZW級にそっくりなのだが、その背中には以前までの2つの箱型のバーニアと中央には1本のスタビライザのあるバックパックではなく、左側には上端が丸く尖った円筒状のパーツ、そのパーツからケーブルのような物で繋がった右脇に挟む様にして右手で保持しているZW級の身長よりも大きなランチャーの様な物を持っているのだ。すると、そのZW級は接近してきていたコトハたちを見つけると、そのランチャーの様な物の中央近くにあるサブグリップを握ると、それをアスカたちに向けてきた。そしてそれにいち早く気づいたのは、アスカだった。

散開してください!攻撃が来るかもしれません!

〈っ!?各機散開!!〉

アスカが声を上げた直後、コトハが散開の指示を飛ばした。それに気づいたミーシャとリシェットは、すぐにその場から散開した。すると―――

「―――撃ってきた!」

そのZW級のランチャーの様な物が赤い閃光を撃ち出してきたのだ。幸い4人に被害は無かったが、見るからにヤバそうなそれを見てリシェットが思わず呟く。

〈あんなのに当たったら、肉も残らないぞ〉

だが、そのZW級は連続で撃っては来なかった。

〈どうやら連射が効かないらしいな。コトハ、ここは一気に接近して叩くべきだ!〉

〈わかった!みんな、相手の射線に気を付けながら一気に接近。私とミーシャでSD級と新しいZW級を、アスカとリシェットはTER級砲撃型をお願い!〉

「わかりました!」

〈チッ、仕方ない。行くぞアスカ!〉

コトハの指示を受け、アスカとリシェットは横一列に並ぶTER級砲撃型へと向かっていった。上空から一気に高度を落としていき、地上近くまで降下したアスカとリシェットは手にしたそれぞれのビームライフルをTER級砲撃型の背中に向けて射撃を始めた。

〈墜ちろ!〉

「これでどうだ!」

TER級砲撃型はその形状の都合ほぼ動くことが出来ない故に、M.G.Fのみならず連合地球軍の中でも「的」扱いされている。だが、TER級通常型譲りの重装甲がその生存性を高める結果となり、いくら動かないと言っても簡単に撃破することは難しい。ただ、一点を除いては―――

〈やはり硬いな。アスカ、アレ(・・)は使えるな?〉

「っ!わかりました。少し待っててください!」

そう言うと、アスカは左手を口元に持っていった。そして―――

 

 

ピィィィー!

 

 

アスカは口笛を吹いた。その口笛が周囲一帯にこだました数十秒後、後方から高速で接近してくる飛行物体が現れた。前方へ突き出した機首と先端部分が斜め上へ曲がった主翼を持ち白と黒で塗り分けられた航空機だ。そしてその後部には、青と白の二色で彩られた二振りの大剣と縁を黒く塗られた赤い副翼を備えた装備を取りつけていた。

「よし、今だ!」

そう言ったアスカは少しだけ上昇すると背中に装着していたフォースシルエットをパージした。パージしたのと同時にVPS装甲が一度カットされて装甲色がグレーに変わる。すると、後方から飛んできた飛行機が後部に付いていた装備をパージし進攻方向から離脱すると、アスカの背中に赤いガイドレーザーが伸びた。そのガイドレーザーに乗って直進してくるその物体は接合の直前で副翼を180度回転させて、アスカの背中に装着された。アスカはその空中で回転しながらVPS装甲を再起動させた。すると、装甲色は赤を主体とした、黒、白のトリコロールカラーに変化し背中のバックパックがアスカと平行になるように90度折れ曲がった。そして、右手のビームライフルを腰部リアアーマーにマウントし、左腕の機動防盾を縮小させると二振りの大剣「MMI-710 エクスカリバー レーザー対艦刀」を両手で握り締め、中央のTER級砲撃型に上空から迫った。

「はあぁぁぁー!!」

そして地上に降りたつ瞬間にエクスカリバーレーザー対艦刀を振り抜き、TER級砲撃型を頭頂部から真っ二つに切り裂いた。切り裂かれたTER級砲撃型はそのまま地面に転がると爆発を起こした。そして爆炎を切り払うように柄同士を連結させたエクスカリバーレーザー対艦刀を頭の上で回転させ、身体の前で構えたアスカ―――

 

これ以上、好き勝手させるもんかぁぁー!!

 

ソードインパルスガンダムとなったアスカは、そのまま残ったTER級砲撃型に向かっていった。そして、右側にいたTER級砲撃型に向かってエクスカリバーレーザー対艦刀を振り上げ、前側のエクスカリバーレーザー対艦刀でTER級砲撃型を真横から右から斜めに切り裂き、後ろ側のエクスカリバーレーザー対艦刀を今度は身体の前方へ回してTER級砲撃型の胴体部分を輪切りにした。更にアスカはその回転を生かして反対側を向き、咄嗟にエクスカリバーレーザー対艦刀の連結を解除して左手に握ったエクスカリバーレーザー対艦刀を最後のTER級砲撃型に投げつけた。投げられたエクスカリバーレーザー対艦刀はTER級砲撃型の右腕を切り落としながら右肩口に突き刺さった。

〈アスカ!そいつを投げろ!〉

エクスカリバーレーザー対艦刀がTER級砲撃型に突き刺さったのと同時に、リシェットから通信が入った。上空を見ると、今度はリシェットがベースジャバーから飛び降りてきていた。

「リシェットさん!」

そう叫びながら、アスカは右手のエクスカリバーレーザー対艦刀をリシェットに投げた。空中から自由落下してくるリシェットはそれを空中で見事にキャッチし、再上段に構えた。

〈沈めッ!〉

そして再上段から振り下ろされたエクスカリバーレーザー対艦刀は再びTER級砲撃型を真っ二つにした。そのままTER級砲撃型が爆発し、爆風で飛んできたエクスカリバーレーザー対艦刀をキャッチするアスカ。すると、爆炎の中からエクスカリバーレーザー対艦刀を持ったリシェットが歩いてきた。

〈ふぅ…ほら、返すぞアスカ〉

「急いでコトハさんたちの援護に行きましょう!」

エクスカリバーレーザー対艦刀をバックパックのマウントラッチに戻しながらコトハたちが戦闘している方向を向いた。

 

一方、コトハとミーシャの2人は上空からSD級と未確認のZW級への攻撃を開始した。

〈このぉ!〉

コトハがショートバレルのGNビームライフルをSD級へ向けて数発撃ちこんだ。オレンジ色の閃光がSD級周囲に命中し砂塵を舞い上げる。SD級も地上から手に持ったライフルを発砲し応戦を開始した。それを左右に滑るように回避していくコトハ。

〈そんなものに!〉

コトハが回避をしながら更にGNビームライフルを撃ちこんでいく。それに続けてミーシャが背中のジャイアントバズⅡを左手で担ぎ、SD級の内の1機に照準を合わせる。

〈こいつをくらいな!〉

発射された360㎜の砲弾は白い煙をなびかせながらSD級へと迫っていく。そしてジャイアントバズⅡの砲弾はSD級が左手のシールドを構えたことで、シールドに着弾したもののその巨弾が命中したこともあってシールドは粉砕された。その一瞬の怯みを狙い、コトハがGNビームライフルを照射モードで撃ち込んだ。

〈もらったぁ!〉

その攻撃は狙い違わずSD級の腹部を捉え、そのまま背面まで貫通した。SD級は背中から仰向けに倒れ、その後爆発したがその爆炎の中から赤い閃光が飛び出してきた。コトハを狙ってきた未確認ZW級の攻撃だったが、コトハはそれを左に回避し右肩にマウントしたGNシールドの裏面に取り付けてあるGNハンドグレネードを投擲した。

〈えい!〉

そして投擲したGNハンドグレネードが未確認ZW級の直線状に並んだところでGNビームライフルを発砲し、GNハンドグレネードを爆発させた。

〈ミーシャ今だよ!〉

〈わかった!〉

コトハの合図と共に2人は左右別々の方向へ移動し、黒色機動群の目標を分散させた。左右から大きく弧を描くように地上へと接近していくコトハとミーシャ。SD級はミーシャに、未確認ZW級はコトハにそれぞれ目標を絞り射撃を開始した。

〈この程度の弾幕など!〉

ミーシャはSD級の攻撃を回避しながら再びジャイアントバズⅡを発砲した。続けてもう1発発射し、2発の360㎜弾がSD級へと迫っていった。SD級は先程と同じようにシールドを構えた。しかし360㎜弾が着弾したシールドは先程と同じように粉砕され、そこに2発目が飛来した。防御手段を失ったSD級は2発目の360㎜弾を諸に受け、大きく仰け反った。

〈仕留めさせてもらう!〉

そしてミーシャがベースジャバーから飛び降りると、前傾姿勢のままSD級へと迫っていった。ジャイアントバズⅡを元の位置に戻し、右手に握ったショットガンのフォアエンドを左手でコッキングした。ガッチャン!という重厚な音がミーシャの耳に届くと、ミーシャはショットガンの銃口をSD級へ向け引き金を引いた。ズドン!と爆音の様な銃声と共に発射された小弾がSD級の装甲表面を無数に抉る。ミーシャはもう1度フォアエンドをコッキングし次弾を装填、そのまま引き金を引いて2発目を発射。更に距離が近くなったこともありSD級に着弾する小弾の数は増加し、SD級の装甲表面に無数の銃痕を作っていく。

〈終わりだ!〉

そして大腿部に格納されたビームサーベルを抜刀すると、ミーシャはSD級とのすれ違いぎわに横一閃で斬りつけ、SD級の胴体部を両断した。両断されたSD級はそのまま爆発を起こし消滅した。地面に着地したミーシャは、丁度その時に3回連続で響き渡る爆発音を耳にした。振り返るとTER級砲撃型がいた箇所から黒煙と炎が立ち上っているのが見えた。

〈アスカとリシェットの方は順調のようだな…コトハは?〉

ミーシャがコトハがいるであろう上空の方を向くと、そこにはコトハの姿は無かった。

(ん?コトハの奴は何処に行った?)

少し周囲を見渡すと、少し離れた場所にオレンジ色の壁が展開されているのが見えた。その壁に向かって未確認ZW級が砲撃を続けている。

〈あれはコトハのGNフィールド?…おいコトハ、そんな所で何をしてる?〉

〈ミーシャ大変だよ!このZW級、空母に目標を変えたんだ!〉

〈なんだと!〉

ミーシャがコトハに通信で呼びかけると、慌てた口調のコトハから返事が返ってきた。コトハは、目くらましの後に未確認ZW級に攻撃を仕掛けてる内にこうなった。と説明をすると援護を求めてきた。

〈ごめんミーシャ!アスカか、リシェットでも良いからこいつ何とか倒してぇ!クゥッ!〉

コトハが援護を呼び掛けている間も未確認ZW級はその砲撃の手を休めることは無く、コトハのGNフィールドを突破しようと何度も砲撃を繰り返していた。

〈わかった!今向かう―――〉

ミーシャがコトハを助けるために動こうとした時、ミーシャの上空を1つの影が飛び越えていった。その影は一度ミーシャの前に着地するとそこから一気にスラスターを噴かし、未確認ZW級へと突っ込んでいった。そして通信からは―――

 

 

やめろぉー!!

 

 

アスカの叫び声が聞こえてきた。

〈待てアスカッ、1人で突っ込むな!〉

私にだってやれます!

ミーシャの制止を振り切り、アスカは両手にエクスカリバーレーザー対艦刀を握りしめて未確認ZW級との距離を縮めていった。そして接近してくるアスカに気づいた未確認ZW級は振り返りながらその砲口をアスカに向けてきた。だがアスカはその直後に左手のエクスカリバーレーザー対艦刀を未確認ZW級に向けて投擲した。高速で回転しながら飛来するエクスカリバーレーザー対艦刀に気づいた未確認ZW級は左方向に回避したが、それを待っていたかのようにアスカはスラスターの出力を最大まで上昇させた。そして右手に握っていたエクスカリバーレーザー対艦刀を両手で握り直すと、それを身体の正面、進行方向に剣先を向けるようにして構えそのまま突貫した。

 

 

 

はあああぁぁぁぁぁぁー!!

 

 

 

そして回避の直後だった未確認ZW級は、ランチャーを構えることが出来なかった。そしてアスカの絶叫と共にエクスカリバーレーザー対艦刀は未確認ZW級の腹部を貫いた。バキィン!!と言う音と共に未確認ZW級の腹部を貫いたアスカはその勢いのまま、近くにあった岩に未確認ZW級を激突させようやく止まった。

「はぁ…はぁ…はぁ…」

そしてアスカは息を整えながら、未確認ZW級の腹部からエクスカリバーレーザー対艦刀を引き抜いた。その時だった―――

「……っ!なんだ!?」

突然、未確認ZW級の身体が内側から強い光を放ち始めたのだ。その光は次第に大きくなっていくと、未確認ZW級の装甲がパラパラと剥がれ落ちていった。

〈アスカ!〉

「うわっ!?」

ミーシャがアスカの名を叫んだ時、光は近くにいたアスカを包む様に大きく広がった。あまりの眩しさにその場にいた全員が一瞬目を瞑った。そして数秒が経った時、その光は段々と弱まっていき、やがて消え去った。目を瞑っていたアスカはゆっくりと目を開ける。徐々に視界が開けていき目が明るさに馴染んできた時、アスカの目の前には―――

「……え?」

 

 

1本のアホ毛が目立つ赤紫色の髪をした少女が目を瞑って立っていたのだった

 

 

続く

 

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