「…弱っちい…か」
ベルはベンチに座りながらそう呟く。その言葉は、大体の【ファミリア】から言われた言葉であった。
(確かに、見た目は細く頼りないが…だが、義母さん曰く、着痩せタイプらしいしな…まぁ、細マッチョという奴だが…それにしても、見た目で判断されるとは…全く、これでは約束を守れんぞ…)
ベルはそう悩んでいると、ある気配を感じ取る。
(…神の気配か…だが、何故コソコソと…?)「何故、そうコソコソする必要が?」
「うっ!?」
すると、青い紐を纏うツインテールの神様が姿を表す。
「どうしてバレたんだい?」
「バレますよ、そんな隠密では…」
「…まぁ、僕が君を見ていたのは」
「自分のファミリアに連れて行くためですか?」
「…正解」
「なら連れていってください、有名な【ファミリア】から門前払いを受けましたから」
「う、うん…」
神様はそう言うと、ベルを自分の【ファミリア】の拠点に連れていった。
ー
「…」
その神様、ヘスティアは唖然とした。それは、彼の背中に写した【ステイタス】にあった。体力などの【ステイタス】は問題はないが、
【
・護る者
・仮面ライダーブラックRXとなる
・尽きることない力
【
・奇跡を呼び起こす
・経験値取得率アップ
【
・RXを経由し、変身
・変身時、体力回復
・精密な射撃と桁外れなパワー
【
・RXを経由し、変身
・変身時、体力回復
・液状化と並外れたスピード
という、かなりのスキル量とチート具合を見せていた。
「仮面ライダー…まさか、君がかい?」
「…はい」
「そうか…あんまり、そんな話は聞かないでおくよ…とりあえず、明日にはギルドに冒険者登録しないとね」
「はい…」
ベルはそう言うと、廃教会の椅子に寝転がる。
(…約束は護るぞ、ダグ)
ベルはそう言うと、壊れた天井から見える月に手を伸ばしながらそう言った。
ー
翌日、ベルは冒険者登録を行い、早速ダンジョンに入っていった。
五階層まで改造されたことによって付いたパワーでモンスターを倒して行くと、ある違和感に気づいた。
「…モンスターがいない…それに、何か来るな」
ベルはそう言って構えると、目の前から二足歩行の牛 ミノタウロスがこちらに向かって走ってきていた。
「…確かめてみるか、変身しないで…どこまで戦えるかを!」
ベルはそう言うと、構えを取った。