黒き飛蝗は正義の証   作:白菜を身にまとった生命体

6 / 8
正義の危機!理不尽を倒せ!

「みんな…」

 

不覚だった。まさか、闇ギルドがあんな怪物を…ジャガーノートと呼ばれたあの怪物を出してくるなんて…

 

「…リュー、あなただけでも逃げて」

 

「ッ!何を言っているんですか!私も…!」

 

「増援を呼んで欲しいの…だから!」

 

「いやです…私も戦います!」

 

「リュー!」

 

「あぁなったリューは言うこと聞かんよ…それに、これはどうしようもないな…」

 

見たことないモンスターによって、仲間たちが重傷を負っている。今は息をしているが、それでも放っておけば死ぬような傷ばかりだ…

 

「…兄さん…」

 

ふと、私は兄のことを考える。急にいなくなって、そのまま音信不通の兄を…

 

「…みんなを、助けて…」

 

私がそう呟いた時、ジャガーノートが動きを止めた。そして、まるで何かに怯えるかのようにある方向を向く。

 

私たちはその方向を向こうとした…が、全身が氷のように動かなかった。

 

すると、茂みから飛蝗のような姿をした人型が現れた。

 

「あれは…もしかして…」

 

「仮面、ライダー…」

 

私はそう呟く。オラリオに仮面ライダーがいる。その仮面ライダーはゆっくりと、私たちですら畏怖してしまう程の殺気を向けながらジャガーノートの元へ歩いていく。

 

ジャガーノートは仮面ライダーから逃げようとした…が、後ろから現れた鉄の飛蝗が逃げ道を塞いだ。

 

すると、仮面ライダーが私たちの方を見ると…何故か、安心したように笑ったような気がした。

 

 

(まさか、こうなるとは…)

 

ベルはそう考えながら、ジャガーノートを見る。

 

ダンジョンの5階層を歩いていたベルは、何故か設置されていた魔法陣を踏んでしまい何回か下に落ちると、獣のような叫びを聞いてRXに変身しながらアクロバッターに乗り向かい、今に至る。

 

(よかった、ダグの妹さんは一応、無事みたいだ…だが、重傷人が多い…早々に決着をつけるか)

 

「…リボルケインッッッ!!!」

 

すると、ベルはRXが持つ必殺の武器 リボルケインを取り出すと一瞬でジャガーノートに近づき、その頭部に突き刺した。ジャガーノートは暴れるが、RXによって力尽くで動きを止められる。

そして、ベルはリボルケインを引き抜き、

 

 

 

一欠

 

 

 

ジャガーノートは雄叫びを上げながら爆発四散した。

 

「…そこの重傷人たちを早く連れて行け」

 

「は、はい!」

 

「…アンタ、仮面ライダーやんな」

 

「…あぁ、またいずれ会える…俺には、友との約束があるからな」

 

「約束…?」

 

ベルはリューの方を見てそう言い、アクロバッターに乗るとその場を去っていった。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。