仮説:禪院家には時代錯誤のレイシストしかいない 作:KJMPE
遅れてすみません。
今回は夢主さんのターン(?!)です
ちなみに、主人公は夢主が反転術式を使えることを知りません
チェンソーマンとBLEACHアニメ最高
沖縄にいる間、自分がどうするべきかずっと考えていた。
五条優は転生者だ。前世では普通の女子高生だった。アニメが好きで、かっこいいキャラに憧れて、周りの異性を見て「まぁ、現実こんなもんか」とかなり失礼なことを考えていた。男性アイドルにガチ恋して「〇〇君尊い!」とか叫んでる友達を見てドン引きし、自分も同じだと言われて気づいたり、オタク=きもいのイメージを変えようとしたりもした。
なろう系の転生に憧れ、私も転生してみたい!と思い、だけどトラックに突っ込む勇気も行動力もなくて諦めた。絶望したり疲れたりして車道と歩道の区別がつかずにトラックに轢かれることもなかった。学校の帰りにボールを追いかけて道路に飛び出した子供を庇うこともなかったし、猫を庇うこともなかった。神様のミスとやらで突然死ぬこともなかった。
当然と言えば当然だ。だってそれは空想上の出来事で、本当は起きるはずがないから。
だけど私は転生した。
突然だった。家に帰って疲れてそのままベットにダイブ、起きたら知らない天井だった。いや、そもそも天井すらなかった。
360度自分の周りが全て白い世界で、私は神様を名乗る怪しいおじいさんに転生先の希望を聞かれた。私は呪術廻戦の世界を希望した。
転生特典は4つ。五条悟の妹として転生すること、無下限呪術と六眼を持って転生すること、それらを扱えるだけの才能を持って転生すること、他人にも作用する反転術式を習得可能にすること。神様側の都合により結果的に六眼は片目のみになってしまったが、その辺の術師には引けを取らないだろう。
転生して、普通に原作キャラを救済するつもりだった。私はパパ黒も夏油傑も五条悟も好きだ。全員死んでほしくない。助ける方法は既に考えていた。でも、自分以外に転生者がいるなんて考えていなかった。そういう系の夢小説はたくさん読んでいたのに。
禪院理央。灰原や七海と同じ学年で、1年で2級術師という事を除けば目立たない子。
存在を知った時、内心かなり動揺した。が、別にありえない話ではない。自分の他にも転生者がいただけだ。いるだけでは原作に影響はないだろう。だけど、もしも彼が私の原作キャラ救済に反発したら?
原作キャラ救済をやめると言う選択肢は最初からなかった。私の中にあったのは、どうやって彼を説得し仲間に引き入れるかということ。断られたら?そもそも転生者ですらなかったら?もし違ったらただの不審者だ。浮かんでくるのは疑問や問題点のみ。打開策や方法は一切浮かんでこない。
結局何も思いつかなかった。心配事が目の前にあるからか、悟と一緒にパパ黒と戦っている時も集中できず、足手まといになっていた。途中、私と硝子の反転術式でなんとか互角にまで持って行ったが経験の差で負け、理子ちゃんは殺され、パパ黒は原作通り悟に倒された。おまけに硝子もパパ黒に刺された。彼女は自身に反転術式をかけ、乗り切ったので大事には至っていない。唯一貢献できたことは、パパ黒に負けた後、残りの呪力を全て悟を治療する反転術式に使い、原作より5分早く磐成教本部に行けたことくらい。
まぁ、早さになんの意味もないので、要は何も貢献できていない。
最悪だ。それに、途中で私が下手に援助してしまったせいで悟は反転術式を習得していない。虚式【茈】は習得したが、反転術式が使えないのは今後困る。毎回硝子が任務について行く訳でもなく、怪我をした時に治せないのはヤバいし、今後の展開的な問題もある。
反転術式のない悟が傑に勝てるのか?
答えは多分、Yes。0巻と映画の百鬼夜行で、悟が反転術式を使っているような描写はない。もちろん、描かれていないだけかも。これは一種の賭け。もし。悟が反転術式を使わなければいけない状況になったら、私が代わりに使おう。私がその場にいなかったなら硝子が。常にどちらかが側にいるように。
そんな未来のことを考えていても意味がない?早すぎる?そんなことはない。考えていて損はないし、非常時にその場で正しい判断ができるほど、私は賢くない。きっと焦って変な行動を起こす。だから考えるの。
もちろん最善は傑の闇落ちを防ぐことだ。ただ、天内理子が殺された以上、それは難しい。毎日同じように考えて思いついた案はたった一つ。
_____悟を最強にせず、傑の劣等感を鎮火する。呪術師への不信感については、非術師に感謝される呪霊退治の任務で彼を忙殺し不信感を消す_____
案と呼ぶにはお粗末な、ほとんど力技の解決策。理子ちゃんが殺され、傑は今、非術師を守る事に疑問を持っている。それを、感謝される呪霊退治をさせて忘れさせる。彼は今、二人がかりでも倒せなかったパパ黒を一対一で倒した悟と、手も足も出ず倒された自分を比べ劣等感を抱いている。だったら悟の成長を無理矢理止めればいい。悟の成長を止め、傑がそれに追いつく。そこから先は二人同じように成長する様にすれば良い。
自分でも無理なことを考えているのはわかっている。一度抱いた不信感や劣等感を消すのは難しい。でも、今ある案はこれだけ。少しでも可能性があるなら試すべきでしょ。
気持ちは固まった。
とりあえず、目先の問題の解決が必要。禪院理央を説得して仲間に引き込む。まずはそれから。
______________
一瞬、背中に冷たいものが走った気がする。
「どうしました?」
パパ黒VSさしす組+五条優の戦闘の後片付けの最中、突然動きを止めた私に補助監督が声をかける。
「いいえ、何も。すみません、大丈夫です」
取り繕うように強引に笑顔を返した。何が大丈夫ですみませんなのかよくわからないが、謝っておく。例え自分が悪くなくとも謝っておいた方が相手に好印象を与える。人を殺しても謝るなと言われるらしい自由の国とは大違いだ。
なぜ悪くないのに謝らなきゃいけないのか。私は、親が子供に言う「ありがとうは?」が大嫌いだ。日本人は「ありがとう」と「すみません」を安売り (押し売り?)しすぎでは?と思わなくもない。本当に。良いじゃないか、自分の必要だと思った時だけ言えばいいだろう。
クソどうでもいい事を考えている間に、
さっきから文句しか言っていない気がする。話題を変えよう。
五条優と家入先輩が下手に助けたせいで、五条悟は反転術式を習得していない。家入先輩も刺されたらしいが、あの人は自分でどうにかしてしただろう。問題はそこじゃない。初めて知った事実が問題だった。
しかも、他人に作用させることができる。自分限定ならまだ良かった。それなら何の問題もない。だが、おそらく、彼女は他人にも使える。
パパ黒は、原作通り五条悟を倒し、イレギュラーでその場に隠れていた家入硝子を刺した。それを自分で直した彼女に、重傷を負った五条悟を完治させるだけの呪力が残っているだろうか。
多分、無理だ。夏油先輩は天内理子を連れてその場を離脱した。もしその場にいたとしても、彼は“使えない”人だ。そして、五条悟は反転術式を未習得だ。
そうなると必然的に残るのは、五条優が反転術式を使える可能性。(勿論、第三者がいた可能性もなくはないが、この場合は除外する)
回復も使える最強キャラ、つまり夢小説の定番。香ばしい黒歴史のかほり!現在進行形で
読んでくれてありがとう!
夢主...文の最後が名詞で終わりがち。体言止め?
主人公...〜だ、である、だろう。が多い。論文かな?
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