【完結】魔人族の王   作:羽織の夢

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前前話でハイリヒ王国をハイリア王国とよく誤字ると書き、前話でその上で入り込んでたと報告したくせに、一行目からハイリア王国がいたという衝撃。
誤字報告が7,8件来ててびっくりして確認してみたら、殆どがそれで自分で自分に引きました。

ハイリヒ。ハウリア。ハイリア。ハイラル。似てるからしょうがないね!(開き直り)


第二十二話 【教会の終幕】

 神山・聖教教会深奥に存在する大聖堂。

 そこではイシュタルを含む、五十人にも及ぶ司祭達が膝をつき、祈りを捧げていた。

 神聖なるエヒト神に逆らった愚か者共は捕らえた。王都を離れていた者や、姿が見えなく捕らえられていない者もいるが、聖教教会の手は人間族の領地全てに及んでいるのだ。捕らえるのも時間の問題だろう。

 

「もう少しだけお待ち下さい、我らが神よ。貴方様の意向に逆らう愚か者は必ずや全員見つけ出し、必ずや処分いたします」

 

 そのまま深く頭を下げると、後ろを振り返り、司祭の一人に尋ねる。

 

「勇者達の処刑の段取りは順調か?」

 

「もちろんです。エリヒド陛下の横槍が入り、当初の予定よりも遅れてしまいましたが、実行の手筈は整っております」

 

「よろしい。しかし、エリヒド王め……聖教教会の決定に逆らうとは……!」

 

 司祭の言葉に満足気に頷くイシュタルだったが、すぐに表情を歪める。

 実際、エリヒドは聖教教会の決定に逆らったわけではなく、あくまで神の使徒の異端認定の再審の進言をしただけなのだが、一刻も早いエヒトの帰還を望む彼らからすれば、苛立たしいことこの上なかった。

 

「国王の立場故に見逃したが、これ以上邪魔をするならば処分も視野に入れるべきであろうな」

 

 イシュタルの言葉に司祭達も頷いて同意の意志を示す。

 その時、大聖堂へと繋がる扉がバンッと勢いよく開かれた。

 

「イシュタル様!! 大変です!!」

 

 イシュタル達がそちらに視線を向けると、一人の神殿騎士が息を乱して立っていた。

 

「……今はエヒト様への祈りを捧げる神聖な時間です。それを妨げる程の事態なのでしょうね?」

 

 イシュタルの言葉にはハッキリと嫌悪感が感じ取れた。彼らにとってエヒトへの祈りの妨げられることは何よりも耐え難いことだ。もし、どうでもいい内容だった場合、問答無用で目の前の男を処分する腹積もりだった……がそれは杞憂に終わる。神殿騎士の男の死によって……

 

「も、申し訳ありません! しかし、只今、この教会内に──」

 

 男の言葉が途中で不自然に途切れた。ゴウッという音と共に男の姿が火柱に包まれる。

 

「「「ッ!?」」」

 

 火柱は男を呑み込んだだけで飽き足らず、大聖堂に炎を撒き散らし、辺りが一瞬で火の海へと変貌する。突然の現象に声を失っていた司祭達は慌てて大聖堂に引火した火の消化に走る。

 

「一体何が……ッ!?」

 

 目の前の惨状にイシュタルが困惑していると不意に背後に気配を感じ、後ろを振り返る。いつの間にかそこにソレは居た。

 

「き、貴様は──」

 

「“平伏せ“」

 

 イシュタルの声を遮り、凛とした声が大聖堂に響いた。

 その瞬間、大聖堂に居る五十人にも及ぶ司祭達がソレに向けて体を折り曲げ、地に付く程深く頭を下げる。

 さながらその様子は神に絶対の忠誠を捧げる信徒そのものである。しかし、彼らが頭を下げる先に居る存在は、彼らが信仰を捧げる(エヒト)でも無ければ、代弁者たるノイントでも無い。

 

「ググッ……」

 

 頭を垂れた状態のイシュタルは全く動かない体に困惑しながらも、自分達を見下ろす存在を睨みつける。

 パチパチと火の手が回る中、ソレは徐ろに口を開いた。

 

「自らの信仰する神以外に頭を下げる気分はどうだ?」

 

「魔王……アルディアス!!」

 

 人間族の怨敵。魔人族の王、アルディアスが大聖堂の最奥にて姿を現した。

 

「貴様、何故ここに!? 守衛はどうした!!」

 

「全員殺した。神山に居る教会の人間はお前達で最後だ」

 

「なッ!?」

 

 アルディアスは一度聖教教会の目を盗み、神代魔法を得るために神山へ潜入した事がある。座標は把握しているため、“影星“で単独神山に転移し、堂々と正面から侵入した。

 偶然にも正面入口に数人の司祭と神殿騎士を見つけたアルディアスは、速攻で彼らを制圧し、司祭数人の記憶を読み取り、ここ最近の聖教教会の動向の真意を知った。

 そこからアルディアスの蹂躙は始まった。魔力を感知することで教会の人間の位置を把握し、一人残らず鏖殺した。この先の未来に彼らは必要ない……そうアルディアスは判断した。

 途中で知った顔に再会することもあったが、彼らとイシュタル達を除き、今この神山にエヒトの狂信者は存在しない。

 

「お前達で最後だ。今日この日をもって、聖教教会の歴史は幕を閉じる」

 

「ふざけるな!? そんな勝手が許されるものか!?」

 

 激昂したイシュタルは体は動かせぬとも魔法は唱えられる! と詠唱を始める。周りの司祭達もイシュタルに続きそれぞれが呪文を口にする。

 

「“霧散しろ“」

 

 しかし、いざ魔法を放とうとした瞬間、再びアルディアスの声が響いた。

 その瞬間、イシュタル達の練り上げられた魔力が跡形もなく消し飛んだ。

 理解できない現象に再び魔法を唱えようとするが、今度はまともに魔力を錫杖に注ぐことも出来ない。

 

「そ、そんな馬鹿な!? 何故魔力が……!?」

 

「で? 誰の許しがいるんだ?」

 

 パニックに陥る司祭達を尻目に、アルディアスは淡々と言葉を返す。

 頼みの綱の魔法を封じられ、無様な姿を晒し続けるイシュタルは血を吐くかのように憎々しげに睨みつける。

 

「エヒト様が……あの方が必ずや貴様に天罰を下すだろう! 例え我らが滅びようとも、エヒト様が居る限り、我らの意志は途絶えぬ!!」

 

「無様だな。居もしない神に縋り、自らの信念も覚悟も持たない姿は最早哀れみすら感じる」

 

「……居もしない……だと……?」

 

 憐憫の表情で自身を見つめるアルディアスの言葉にイシュタルは一瞬意味が分からず硬直する。

 しかし、その口から漏れ出した、か細い声は誰が聞いても分かる程、恐怖で震えていた。

 

 最初から気付いていなかったわけではない。実際にその身に受けたことは無いが、口伝で伝え聞いていた。創造神エヒト。かの神が扱う大いなる御業。言葉一つで相手を従わせる神威の現れ……そう、それはまるで目の前の男のそれと酷似していた。

 

「何故……何故貴様が“神言“を使える!? それは、それはエヒト様の……!」

 

「何か勘違いしているようだが、“神言“はそもそも神にしか扱えないものなどではない。言ってしまえば、ただの魔法の一種だ。まあ、コレの魔法式はエヒト本人の記憶から抽出したものだがな」

 

「何を……何を言っている……? 貴様は……何を……」

 

「まだ分からないか? いや、理解したくないだけか。お前達の信仰するエヒト神とやらはお前達を見捨てたわけではない。俺に殺された……ただそれだけだ」

 

 死者は言葉を紡げないだろう? そう続けるアルディアスにイシュタルは呆然とする。その瞳は忙しなく揺らぎ、まともに焦点が合っていない。それほどの衝撃だったのだろう。エヒトが死んだというその事実に……何よりも、自身がそれに納得しかけてしまったことに……

 

「ありえない……ありえないありえないありえないありえないありえない! ありえない!! 貴様ごときにエヒト様が!? そんなわけがないだろう!?」

 

「別にお前達がどう思おうと勝手だ。どうでもいい。俺の目的は果たした。お前達はこのまま“何もせずに祈りを続けていろ”」

 

 アルディアスの“神言“──否、“魔言“によってイシュタルを筆頭に司祭達は片膝を付き、エヒトの肖像画に向けて祈りの姿勢を取る。

 困惑する彼らを置いて、アルディアスは大聖堂を後にしようと歩き出す。

 そんなアルディアスの歩みを待っていたかのように、火の回りが加速し、イシュタル達とアルディアスを分断するかのように天井が崩落を始める。聖堂内を肌を焼くほどの熱気が包み込み、真っ黒な黒煙が吹き上がる。

 

「き、貴様!? まさか、まさかァァアア!?」

 

 それを横目で確認したイシュタルはアルディアスが何をしようとしているのかを正確に悟り、恐怖と怨嗟で塗れた叫びを上げる。

 

 大聖堂の入り口で立ち止まったアルディアスは肩越しにイシュタルらに振り返り……

 

「エヒトもさぞ鼻が高いだろうな。例え、その身が焼かれようとも、祈り続ける程の信仰を持つ信徒を持てて」

 

 その言葉を最後に大聖堂に繋がる扉が音を立てて閉じられた。

 扉の向こうからはアルディアスに向けられた憎しみや憤り、恨み辛み、更には誰かに向けられた謝罪、命乞いの声が聞こえてくる。

 それらを無視して、アルディアスは歩き出す。

 

「お似合いの最後だな」

 

 背後で大聖堂が音を立てて崩壊した。

 

 

 ◇ ◇ ◇

 

 

「いい加減にしろよ、てめえら」

 

 神山の王都に向けたリフトのある広場にて、ハジメが殺気を含んだ鋭い視線を向けていた。その向かう先はついさっき助けたばかりのクラスメイト達である。

 そのクラスメイト達は顔を青白くしながら恐怖で震え上がっており、両者の間では雫や鈴、愛子に永山達が何とか場を落ち着かせようと必死にハジメをなだめている。

 こんな殺伐とした雰囲気が漂うことになった原因はクラスメイト達にある。

 地下牢を出て、外に向かったハジメ達は、アルディアスがここに来るまでに司祭達を消して周っていたおかげか、誰とも遭遇することもなく、外まで脱出することが出来た。

 しかし、問題が起こったのはその後だ。

 神代魔法を手に入れるためにこのまま神山に残ることを決めたハジメだったが、クラスメイト達がついてきてほしいとハジメに懇願し始めたのだ。

 牢を抜け出すことは出来たが、まだ、自分達が犯罪者であることに変わりはなく、このまま王都に戻ってもすぐに捕まってしまうかもしれないという恐怖があるのだろう。

 彼らとしては、圧倒的な強者というハジメがいるだけで不安が払拭されるのだろう。今まではその位置に光輝が居たのだが、もう彼にそこまでの信頼は無い。王女のリリアーナならば、聖教教会の人間でなければ、ある程度のフォローは出来るが、やはり王国の人間ということもあり、彼らも信用しきれなかった。

 そこで初めて光輝と彼らとの違和感に気付き、雫から理由を聞いたハジメが呆れた表情になったのは言うまでもない。

 別に光輝とクラスメイトの仲がどうなろうが、ハジメの知ったことではないが、自分の足を引っ張ろうとするなら話は別だ。

 

「大体、全部そいつのせいにしてるが、その選択をしたのはお前ら自身だろ。勝手に任せて、勝手に期待して、勝手に失望して……良い身分だな。それで? 今度は俺に付いてきて、何かあったら次は俺に当たるわけか」

 

「ち、違うって!? 俺たちはお前の心配をしてるだけで……このままここに居たらあの魔王が戻ってくるんだろ? だったら──ひっ!?」

 

 何としてでもハジメという最強の護衛が欲しい小悪党組の一人、斎藤が誰が聞いても嘘と分かるような引きつった笑みを浮かべながらハジメに近づくが、ハジメからの返答はその額に押し付けられるドンナーの銃口だった。

 

「黙れ。てめえらに心配されるほど落ちぶれちゃいねえよ。俺がどこで何をしようと俺の勝手だ。これ以上邪魔をするなら容赦しねえぞ」

 

 そのままダイレクトに打ち込まれた殺気に斎藤はその場に腰を抜かし、ひいひい言いながらハジメから距離を取る。

 流石そこまでされれば、他のクラスメイト達もそれ以上何も言うことも出来ず、その場に沈黙が落ちる。

 そんな状況を破ったのは、この場で唯一の年長者の愛子だ。

 

「ごめんなさい、ハジメ君。皆、いきなり異端者扱いを受けて、動揺してるんです。本当にごめんなさい……でも、ここに残るって、本当に大丈夫なんですか? さっき会った人が魔人族の王様なんですよね? 確か、ハジメ君でも敵わなかったって……」

 

 問いかけ自体は先程の斎藤と全く同じだが、その表情はハジメのことを心の底から心配していた。

 

「ああ、どのみち、神代魔法は手に入れなきゃいけねえからな。奴と接触する前に見つけられたら楽だったんだが、そう上手くはいかないみたいだ……と、噂をすればなんとやら、か」

 

 そう言って視線を背後に向ける。愛子がハジメの視線の先に顔を向けると、ちょうどアルディアスが此方に向かって歩いて来ていた。その威風堂々たる姿に、思わずその場の居る全員の体が無意識にこわばる。

 

「何だ、てっきりもうあらかた下山させてるものだと思ってたんだが……」

 

「俺もそう思ってたよ。つーかもう片付いたのか」

 

「所詮はエヒトの指示を聞くだけの木偶共だ。そんな奴らに手こずりなどしない」

 

「……で、入り口はどこだ」

 

「……その前に二つ程確認したいことがある。一つ、お前は何のために神代魔法を集める?」

 

「元の世界に帰るために」

 

「元の世界に……なるほど、概念魔法ならば世界を超える転移も可能かもしれないな」

 

「概念魔法? おい、何だそれ?」

 

 アルディアスの口から語られた自分の知らない魔法の存在にハジメが問いただすと、アルディアスはあっさり概念魔法の概要を説明する。

 

 概念魔法──文字通りあらゆる概念をこの世に顕現・作用させる魔法。七つの神代魔法を全て組み合わせることで生み出す魔法の極致。

 かつて、エヒト打倒を目指した解放者達ですら何十年かけても、たった三つしか生み出すことが出来なかった。

 あくまで七つの神代魔法の会得は概念魔法習得への足がかりでしか無く、誰でも生み出せるものではない。

 それでも……

 

「概念魔法……それを使えるようになれば、もしかして……」

 

 地球に帰れるかもしれない。その可能性が出てきたことにハジメの表情に希望が宿る。話を聞いていたクラスメイト達も帰還の方法があることを知り、表情が明るくなる。

 

「二つ目だ。お前はこの世界の神、エヒトの本性を知っているか?」

 

 歓喜に胸が高まっているところに構わずアルディアスの質問が続く。その問いに対して、頷くことで返したハジメを見て「まあ、だろうな」と納得した表情になる。

 ハジメの後ろではこの世界の神の本性という言葉にクラスメイト達がザワつくが、ハジメは無視した。この状況で更に騒がれる要因を作るのはハジメとしても避けたかった。

 

「ならば、()()()()()()()()()()()()()()()()()()、お前はどうする?」

 

 この時、アルディアスは一つ嘘をついた。絶対にありえない状況を示唆した。そうすることが必要だと判断した。

 そんなことにハジメが気付く筈もなく、淡々と言い返す。

 

「そんなの決まってる。敵だと言うなら神だって殺す」

 

 特に深く考えることもなく、ハジメはその言葉を口に出した。かつてカトレアにも同じ言葉を発している。

 これまでもそうだった。クラスメイトに裏切られ、奈落の底で死にかけて、恐怖と苦痛に苛まれ、絶望に呑み込まれて尚、生にしがみついた。故郷に帰りたいと願った。

 そのためならば、クラスメイトだろうが、神だろうが殺すと決めた。

 

「今更、そんなこと聞くだけ無駄──」

 

「本当か?」

 

「……は?」

 

「本当にお前はそう思っているのか?」

 

「何を……言って……」

 

 意味が分からない。こいつは何を言っている? そんなの思っているに決まっている。

 それなのに何故かハジメは異常な口の乾きを覚え、うまく呂律が回らない。

 

「答えろ。お前は本気で神に抗うつもりなのかと聞いている」

 

「──ッ!」

 

 アルディアスの瞳がじっとハジメに向けられる。

 その黄金(こがね)色の瞳が雄弁に語っていた。嘘は一切許さない、と。

 しばらく、アルディアスとハジメの視線が交差していたが、自分の心の奥底まで覗き込まれるような感覚に、ふいっとハジメが視線を僅かに逸らした。

 それが、何よりも答えを物語っていた。

 

「……そうか、よく分かった。迷宮の入り口を教える話だったが……止めだ」

 

「なっ!? おい、話が違うぞ!!」

 

「教えるだけ無駄だ。お前ではここの神代魔法を会得することは出来ない……諦めろ」

 

「ふざけんな!? それではいそうですかって退けるわけねえだろ!? そこをどけ!!」

 

「断る。どうしてもここを通りたければ、実力で押し通るんだな」

 

 瞬間、ハジメを強烈な重圧が襲った。

 まるで、重力が何倍にもなったかのように、全身が軋み、思わずその場に膝を付きそうになる。

 後ろのクラスメイト達もその影響をモロに受けており、最早口を開くことすら叶わない。

 

 殺気をぶつけられたわけではない。重力魔法を使われたわけでもない。ただの威圧。戦いの前の気の高まり。しかし、”神”の領域に足を踏み入れていると言ってもいいアルディアスのそれは、ハジメ達”人”にとってはそれだけで毒にも等しかった。

 

 しかし、だからといってここで退くわけにもいかない。元の世界に帰るための概念魔法とやらを手に入れるには、神代魔法を手に入れることが必須。目の前の男の目を盗んで迷宮を攻略することなど絶対に不可能。つまり、ここで退けば神山自体に潜入することすら難しくなるだろう。

 敵が強いことくらい承知の上だ。それでも俺の邪魔をするのなら……

 

「殺す!!」

 

「抵抗を選ぶか。それもいいだろう。だが、一瞬たりとも気を抜くなよ? 少しでも油断すれば……」

 

──一瞬で死ぬぞ。

 

 魔人族の王。神殺しの英雄。世界の変革者。

 最強の錬成師。異世界からのイレギュラー。絶対なる暴君。

 この世の恩恵を余すこと無くその身に宿した鬼才と、神からの恩寵を一つも宿すことの無かった奇才が再び激突する。




>聖教教会の壊滅。
 方法は色々悩んだんですが、イシュタル達に関しては、あえて直接手を下さない選択肢を取りました。とりあえず、“魔言“は使いたかったんですよね。イシュタルがエヒトの“神言“を知っていたかは分かりませんが、歴代の教皇から伝え聞いていた、ということにしました。

>ハジメと第二回戦。
 いっそのことハジメとは戦わずに進む考えもありましたが、せっかくの魔人族という敵対種族のオリ主なのでやってしまえ! と踏み切りました。

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