「さて……まだやりますか?」
ぐるりと周囲を見回したシュパースは、そこにいる彼らを視界に入れながら、淡々と告げる。
シュパースを取り囲むようにして立つのは、四人──ウラノスに騎乗したフリードにハジメ、ミレディ、アレーティアだ。
状況だけ見れば、圧倒的にシュパースの不利な状況だが、息一つ乱していないシュパースをに対して、四人は既に満身創痍だ。
アルディアスが落とされたのを確認した瞬間、ミレディとアレーティアが追い打ちを掛けようとしたシュパースに攻撃を仕掛け、続いて、フリードとハジメが追撃のブレスと銃撃を加えたが、そのどれもがシュパースに届く前に消失した。
そこからはまさに一方的な蹂躙だった。こちらの攻撃は通じず、言葉を紡ぐだけで命の危機を感じるような現象が引き起こされる。
死なないように立ち回るだけで精一杯だった。
「はっ、てめぇが大人しく帰ってくれるならこっちもこれ以上やるつもりはないんだがな」
「あれ? 君、ビビってる? ビビってるの? お姉さんが抱きしめてあげようか?」
後ろ向きな発言をするハジメにミレディがおちゃらけた口調で語りかけるが、その表情は真剣そのもので、シュパースの一挙一動を見逃さないように睨みつけている。
「貴様を放置するわけにはいかない。悪いが、付き合ってもらうぞ」
「これ以上、貴方の好きにはさせない」
闘志を滾らせるウラノスの背で、フリードがいつでも魔法を発動できるように構え、自然体でありながら、その小さな身体に膨大な魔力を纏わせるアレーティア。
そんな彼らの姿を見ながら、シュパースは問いかける。
「もしかして、彼が戻ってくると思ってるのですか?」
「……」
「無駄です。まだ生きているでしょうが、それも時間の問題でしょう」
最後の一撃。あれはただの魔力の爆発などではない。アルディアスの肉体の情報を改変し、因果情報から崩壊させたのだ。
アルディアスが常に張り巡らせている魔法障壁。それに阻まれることで、仕留めきれなかったが、致命傷を与えられただけで終わりだ。
肉体の情報を書き換えたため、治療も再生もすることは出来ない。
「君達の希望は、じき死にます。もう、終わりです」
「終わってない。アルディアスは必ず戻ってくる」
「……何を根拠に?」
「信じてるから」
家族だから。想い人だから……何よりも、アルディアスだから。
理由などそれだけで十分だ。
「それに、約束した」
時には立ち止まっても良い。後ろを振り返っても良い。その間は……
「私達を頼れって!!」
アレーティアの叫びに、フリードも闘気を漲らせ、その闘気につられるようにミレディとハジメも戦意を高める。
そんな彼らを見たシュパースは、無駄な抵抗を……とは思えなかった。
ありえない。彼が戻ってくることなど絶対にありえないことだ。それは自分がよく分かっている。
それなのに、アルディアスを堕とした瞬間、シュパースの胸中を満たしたのは、大きな悲しみだった。
今までも彼のように、期待を抱くような存在が現れることは何度かあった。結局私の理想には届かずに、落胆するハメになるのだが、このような悲しみを抱くことは一切なかった。
理想には届かなくとも、確実に未来の人類の成長に繋がる。そう思い、すぐに切り替えるのが常だった。
今考えれば、初めて彼個人の存在を認識した時もそうだ。
知った瞬間に彼に会ってみたいと思った。話をしたいと思った。これまでの候補者は、見つけてもすぐに姿を見せようとしたことなどなかったのに。
彼を見つけた時、確かに私は歓喜した。
今までの候補者には感じることが出来なかったほどの激情だ。
その彼が自分の理想とは違ったことに、これ以上無いほどの落胆と同時に、胸にポッカリと穴が空いたような虚しさを感じた。
(私は何故、ここまで彼に……)
無意識の内にそこまで期待していたのだろうか。アルディアスという犠牲は、必ず世界に影響を与える。それなのに、もうアルディアスを越える存在は現れないかもしれないとさえ思ってしまう。
「……はあ、私も年ですかね。ありもしない妄想に取り憑かれ、耄碌するなど……」
眉間を抑えて、頭を振るシュパースに対して、アレーティア達は一切油断せずに、いつでも動けるように戦闘態勢を取り続ける。
それでも、反応できなかった。
「『喰らえ』」
アレーティアの背後に竜を模した炎の顎が現れ、その小さな体を食い千切らんと出現する。
「ッ!?」
「アレーティア!?」
血のように赤い牙が、アレーティアの白い肌に突き刺さるらんと迫り──
「“白き終末の大渦“」
アレーティアの背後に突如出現した白銀に煌く大渦が出現した。
直後、竜の顎は一刀両断されたかのように、二つに断たれ、大渦に呑み込まれていった。
「…………馬鹿な」
シュパースは目を見開いて驚愕を顕にする。それは自らの攻撃を防がれたことにではない。それを防いだ存在がここにいることに……だ。
「……もう休憩はおしまい?」
後ろを振り返ることもせずにアレーティアが語りかける。
その返答はすぐそばから聞こえてきた。
「ああ、十分だ。心配をかけたな」
「ありえない……何故生きているのですか……!? アルディアス君!!」
そこには傷だらけながらも、五体満足で佇むアルディアスの姿があった。
「フリード、ミレディ、ハジメ。お前達にも迷惑をかけたな」
「そのようなことはお気になさらずに。信じておりました」
「なぁんだ、君が来なかったらミレディさんが代わりにボッコボコにしてやろうと思ってたよ」
「俺はこんなのとやらせられるなんて二度とゴメンだ」
三者三様の反応を見せるフリード達に笑みを浮かべた後、アルディアスは彼らの前に出る。
「すまない、巻き込まないで戦う自信は無い」
だから、任せてくれ。
言葉にはしない。それでも、その背が全てを物語っていた。
そして、四人もそれを十分理解している。自分の役目はここまでだと。
「ご武運を」
「今度は負けちゃダメだよ?」
「てめぇが焚き付けたんだ。決めてこい」
「……待ってるから」
「ああ」
振り返らずに彼らの想いに応えたアルディアスを一瞥し、アレーティア達は地上へと降りていく。
そんな彼らに一瞥もくれることなく、シュパースはありえないものを見るような目でアルディアスを見つめる。
「これは……理が修復されている?」
「自分の肉体くらいは簡単にイジれるらしいな」
「自分の……肉体?」
まるで他人事のように語るアルディアスに眉を潜めたシュパースだったが、すぐに目を見開くこととなった。
アルディアスの魂の奥深く。激流のように荒れ狂う魔力の奔流に紛れ込む異質な魔力。それが、まるで隙間を縫い合わせるようにアルディアスの魂を覆っている。
その魔力を、シュパースはよく知っている。
「まさか……エヒト君?」
人類の進化を促すために、異世界から導いた人間の一人。神へと昇華させ、つい最近まで顕在だった人間族の創造神エヒト。その魔力をアルディアスの中からはっきりと感じた。
「……生きていたことにも驚きですが、君達が手を組んだことがそれ以上の驚きですね」
「手を組む? 馬鹿なことを言うな。誰がこんなプライドが高いだけのナルシストなんかの手を借りるか」
『おい、貴様!? 今何と言った!? 女も知らないようなクソガキが!!』
「そのクソガキの体を狙っていた奴に言われたくないな。気が散る、黙ってろ」
「……なるほど、確かに仲良くというような雰囲気ではないですね」
エヒトの言葉はアルディアスにしか聞こえていないため、傍から見ればアルディアスが一人で話してるようにしか見えない光景だが、シュパースにはアルディアスが纏う魔力が荒立っているのを感じた。
「それで? そんな二人が揃って何のつもりで?」
「貴様を殺す」
『貴様を殺す』
「気の所為ですかね……声がダブって聞こえましたよ」
二人の最凶から放たれる殺気を受け流すシュパースの脳天に向けて、灼熱の刃が振り下ろされた。
◇
ギィン ギィン ギィン
もう何度目だろうか。上空では、紅と蒼の閃光が何度も衝突を繰り返し、その度に、甲高い、されど体の芯を揺らすような轟音を響かせる。
『轟・雨竜』
魔力で構成された豪雨が降り注ぐ。
シュパースはすかさず掌をかざすが、すぐに表情を歪めた後、五重の結界を展開して
そう、防いだ。先程までは一言呟くだけでアルディアスの魔法を無力化していたシュパースが態々魔法を発動して防いだ。
エヒトの推測通り、シュパースの能力の原理は“理の干渉“による因果の改変だ。世界へと意志を接続し、そこに存在する全てを思い通りに書き換える能力。
しかし、それを発動させるためには改変する情報を読み取る必要がある。
シュパースがアルディアスをじっと睨みつける。すると、シュパースの視界には不可思議な黒の文様が浮かび上がる。それこそが世界に満ちる情報体の姿だ。
それを読み解き、書き換える、もしくは削除することで初めて世界に現象として現れる。
シュパースの力を持ってすれば、0、000024秒で完了する刹那の早技。
その力が発動できない。
読み取ろうとした瞬間、まるで黒の文様を塗りつぶすかのように白のインクが文様を塗りつぶしていく。
エヒトはシュパースと同じで“理の干渉“を行うことが出来る。だが、シュパースのように瞬時に情報を読み取ることは出来ない。ならば何故そんな妨害出来るのか……答えは簡単だ。読み取る必要が無いからだ。
何せ、今のアルディアスの肉体は端から端までエヒトの魔力が覆っているのだ。読み取るまでも無く、発動した瞬間にエヒトは正確に情報を理解する。
時間にして0、000001秒。シュパースが間に合うわけがない。
しかしそれは、発動しようとした魔法を自ら消失させる愚行にも等しい……が、現にアルディアスの魔法は何の問題も無く発動している。
信じられないことだが、エヒトとアルディアスはお互いの術式が混ざり合わないギリギリのラインを保っている。術式を混ぜ合わせるのではなく、アルディアスの術式にエヒトの術式を纏わせているようなイメージだ。
どちらかが少しでも魔力操作をミスすれば、積み木が崩れるように全てが崩壊する繊細な魔力コントロール。それをこの戦闘を行いながら実行し続けるアルディアスと、的確にシュパースの狙いを察知し、防御するエヒト。
世界を代表する魔法の天才同士が組むことによって初めて実現する、究極の絶技。
長い年月を共にした熟練のコンビでも不可能な連携に、本来ならさぞ息のあったパートナー同士だと思うだろう。
しかし、現実は全く違う。
「遅い! 僅かに魔力の放出が遅れたぞ!!」
『貴様こそ、魔力制御が綻んでいるぞ!!』
「貴様が遅れたせいだろうが!!」
『青二才の尻拭いをしてやってることにも気付かんか馬鹿が!!』
「ずっとボッチだった奴に期待するだけ無駄だったか!?」
『はっ、その年になって独り立ち出来ないような寂しい男に言われたくないな!?』
「『アア!?』」
めちゃくちゃ喧嘩していた。エヒトの声はアルディアスにしか聞こえないにしても、誰の目から見ても分かるくらい罵り合っている。
完璧な連携を見せる二人だが、その実、お互いにお互いをフォローしているわけではない。
──俺はこれだけ出来るぞ。だからお前も勝手についてこい。
二人に共通するのはこの一点のみだ。
力を合わせる? 笑わせるな。二人の間にそのような認識は一切無い。目的のためにただ互いを利用しているだけに過ぎない。
だからこそ、アルディアスとエヒトは一切手を緩めることはしない。
コイツがムカつく。気に入らない。視界にすら入れたくない。
──だが、どうせこの程度ついてこられるだろうが。
アルディアスは長年に渡って苦しめられてきた経験から。
エヒトは自分を神の座から引きずり落とした経験から。
コイツはこのくらい余裕でついてくる。
それは最早一種の信頼関係。
ハジメ達の故郷の地球にはこんな言葉がある。
【喧嘩するほど仲が良い】
本人達に言えば、全力で拒否するどころか殺気すらぶつけられかねない発言だが(エヒトは問答無用で殺しに来る)この言葉がこれ以上正しい瞬間は他にないだろう。
「シィッ!」
「ぐぅ!?」
アルディアスの振り下ろした炎を纏った“クラウ・ソラス“がシュパースの魔力剣を砕き、衝撃で吹き飛ぶシュパースに追撃を加えるべく追走する。
しかし、アルディアスや放たれる魔法に干渉は出来なくとも、それ以外の干渉は出来る。
「『弾けろ』」
「ぐあぁ!?」
瞬間、アルディアスの周囲の空間が閃光と共に爆破する。吹き飛ばされたアルディアスはすぐに体勢を整えるも、追撃はノータイムで襲いかかる。
「『歪め』」
空間がグニャリと歪み、そのまま対象ごと捩じ切らんと渦を巻く。
巻き込まれたアルディアスの左腕が歪な形に捻れた瞬間、アルディアスの姿がかき消えた。
「くっ!?」
同時にシュパースの死角、真下に現れたアルディアスの斬り上げが、障壁ごとシュパースを斬り裂いた。
そのまま斬り返しの刃を振り下ろそうとした瞬間──
「な、めるなぁあああ!!」
シュパースを中心に大気が爆発したかのような衝撃が放たれ、アルディアが吹き飛ばされる。
「あれは……」
『気を抜くなよ』
歪んだ腕を再生させながら、アルディアスが目の前で起こった現象に目を見張っていると、エヒトからの忠告が響いた。
『奴の“理の干渉“する能力は厄介だ。だが、神とはそのような小細工に頼るような小物には務まらん』
シュパースの目の前の空間が歪み、シュパースはそこに躊躇いもなく腕を突っ込む。
そして、そこから引き抜かれるは、真っ赤な血に濡れた剣。
かつては神の銘を冠した剣は、愛し子の血を吸い、その生命を奪った意味を求め続ける邪剣へと成り果てた。
“魔剣 フラガラッハ“
あの日を境に、一度たりとも抜くことをしなかった剣をシュパースは抜いた。
同時にシュパースの体から吹き上がる膨大な魔力。肌を刺すように感じる凄まじいまでの覇気。
『永久不変なまでの絶対的で圧倒的な“力“。それこそが、神の在るべき姿だ』
瞬間、背後に感じた殺気に、アルディアスは剣を背後に振り抜いた。
しかし、その一撃はシュパースを捉えることはなかった。
灰色が宙を舞う。円を描くように体を捻って剣筋に沿うように交わしたシュパースは、剣を振り抜いた体勢で硬直するアルディアスの胴を分かつ一閃を放つ。
純粋な薙ぎ払い。されど、“人“の領域を超えた“神“の放つ一撃は、斬撃という枠組みを飛び越え、万物を滅する破滅の一撃と成す。
防御は間に合わない。そう判断したアルディアスは、胴と剣の接触面に拳大までに凝縮した障壁を展開。障壁が一瞬剣速を抑えた瞬間に、背後に音もなく転移し、剣を振り下ろす。
だが、そんな動きはお見通しと言わんばかりに、まるで蛇のように剣筋がグニャリと曲がり、そのまま背後に振り上げる。
二条の剣閃がぶつかり合い、大気が……いや、世界がひび割れる。
紅と蒼のスパークが激しく衝突を繰り返し、まるで世界が悲鳴を上げるかのように甲高い音が天に木霊する。
力と力が衝突する中、アルディアスが目を細めると、シュパースに向けて不可視の魔弾が射出される。
無防備な胴への一撃にシュパースが吹き飛ばされる姿を幻視したが、アルディアスの動きを読んでいたシュパースの胸の前の空間が歪み、そこに呑み込まれた魔弾が、同出力で撃ち返された。
「ぐっ!?」
吹き飛ぶアルディアスを前に、シュパースは腕を押し出すように前に突き出す。危険を感じたアルディアスが剣を盾のように構えた瞬間、鈍器で殴りつけるような衝撃が剣越しに伝わり、さらにアルディアスの体を後方に吹き飛ばす。
吹き飛ばされながらも、アルディアスは“クラウ・ソラス“の鍔に指を添える。
そのまま滑らすように刀身をなぞると、刀身を真紅の炎が奔り、あまりの熱量にアルディアスの周囲の景色が陽炎のように揺らぐ。
『
全身のバネを使い、上半身を跳ね上げるようにして突き出した剣先から、螺旋を描きながら大蛇を模した爆炎が吐き出される。
『
シュパースの周囲から出現した数え切れないほどの真っ白な蝶が、炎の大蛇に群がり、その身を焼き尽くされながらも、次々に殺到する蝶から生み出される死の冷気が、大蛇を凍りつかせていく。
水分が一気に気化したことで視界一面を水蒸気が包み込んでいく。
その光景を前にシュパースは魔力を纏った刀身を水平にして構える。優れたシュパースの五感は、深い蒸気の向こうから急接近してくる存在を確かに察知していた。
無造作に湧き上がっていた蒸気の気流が内側の一点に吸い込まれる。
最初に見えたのは鋒に黒く煌く魔力を帯びた剣の刀身。
“クラウ・ソラス“を突き出したアルディアスが蒸気を斬り裂いて現れる。
飛び出してきた瞬間、シュパースも迎撃に“フラガラッハ“を突き出す。
『
『
一点に集中された魔力の衝突が空間に歪みを発生させ、黒と白のエネルギーが稲妻となって大気を破壊する。
(──ッ重い!)
拮抗したのは一瞬。剣を握る腕から伝わってくる衝撃にアルディアスが徐々に押され始める。歯を食いしばりなんとか堪えようとするが、さらに圧を増していくシュパースの一撃に堪らず突き飛ばされる。
「君達程度の力では、私を殺すことなど不可能!!」
経験とは時間だ。時間とは強さだ。君がどれだけの想いを背負っていようとも、たった一つの願いに何億もの年月を費やした私に比べれば、それはちっぽけでなんとも軽いものだ。
「私は止まらない! 止まるわけにはいかない! あの子の死を無駄にしないためにも!! 人類は強くなくてはならない!!」
シュパースが天に手を掲げると、空を覆っていた光のベールが収束を始め、一本の光の柱が生まれる。
天が輝く。星々が耀く。地表が赫く。世界が煌く。
世界中に散らばる“光“そのものが全て収束したかのような光景。最早光るという認識すら抱けない、白の概念そのもの。
世界が存在していなかった頃から存在する始まりの光景。
原初の光が顕現する
「弱さとは罪だ! 誰もが悲しまない世界の実現のため……」
そして、彼女の信じた人類の未来を。私が望んだ人類の未来を。
「私は君を拒絶する!!」
シュパースが手を振り下ろす。
『
全てを滅ぼし、全てを生みだす始まりの魔法。一を生みだす原初の光が天より万の軌跡を伴って降り注ぐ。
“千“を極楽へと導き、“一“を破滅へと誘う極光。それが目の前の“一“に向けて放たれた。
回避も防御も不可能。有機物無機物関係なく、シュパースが認識した対象に降り注ぐ必中の裁きの雷。
その危険性を即座に認識したアルディアスが発動する寸前に転移で回避を試みたが、そんなものは無駄な足掻きと言わんばかりに、あっさりと光の柱がアルディアスを呑み込んだ。
>アルディアスとエヒトのコンビ
相手に合わせるなんてことはしません。合わせるために力を抑える余裕がないというのもありますが、内心はどうせついてくるから問題ないと思ってます。お互いに相手のことが心底気に入らないですが、実力だけは認めています。死んでもそれを口にはしませんが。
>シュパースの本気
何だかんだ言って普通に強い。アルディアスとエヒト二人掛かりでも純粋な力で押し潰します。