エルザ「5人の力を貸してほしい、着いてきてくれるな」
ナツ「こいつと」
グレイ「チームだと⁉」
マカロフ「え...えらいこっちゃ———!!!!」
大昔の黒魔導士、ゼレフによって生み出された禁断の魔法『
その笛の音色は、人々の魂を奪うと言う。
今......
☆★☆★☆★
「すげぇ風だ」
「まるで台風みたい」
顔を覆いながら、飛ばされない様に踏ん張るナツ達。
「これではさすがに炎は届くまい!!!!」
エリゴールのその言葉の後、さらに風圧が強くなる。
「喰らえ!!
無数の鎌鼬がナツ達を襲うが、2人は荒れ狂う暴風の中全て避ける。
ホノカとナツは、炎を吹かせることでエリゴールに急接近する。
「おらあああっ!!!!」
「届けぇぇぇっ!!!!」
エリゴールに攻撃しようとする2人だったが、風が強すぎて後ろに吹っ飛ばされてしまう。
「炎どころか、私達が近づけない!!!」
「くそっ!!!」
近づけない事に、苛立ちを見せるナツ達。
「どうした?小僧共。そんなものか?もうすこし骨のある奴等だと思ったが...まぁいい、これで終わらせる!!」
すると、エリゴールの前に紫色の魔方陣が幾つも出現する。
「全てを切り刻む
「
その魔法を知っているハッピーは、驚きの声を上げた。
「死ぬがいい!!!!燃えカス小僧と小娘!!!!」
ナツ達に向かって、強力な風の刃が放たれた。
ズギャギャギャギャと音を立て、鉄橋を崩落する。
「うっ!!!」
暴風に耐えるハッピーの後ろに、ボロボロのナツとホノカが落ちてくる。
「ナツ———!!!ホノカ———!!!」
必死に呼びかけるハッピーだが、2人はピクリとも動かなかった。
「ほう?その肉体が残っただけでもたいしたモノだ。若ェ魔導士にしてはなかなかだったぞ」
「起きて———!!!ナツ——!!!ホノカ——!!」
「安心しろ、じじい共もすぐにそっちに送ってやる。
そう言い残してその場を立ち去ろうとするエリゴールだったが、ガンっと地面を叩きつける音を聴いてエリゴールは驚く。
「何が....
拳を地面に叩きつけてふらふらと立ち上がり、ボロボロになった上の服を脱ぎ捨てるナツ。
「おじいちゃんの首が欲しいなら、正々堂々戦え!!!」
ナツに続いて、ホノカも立ち上がる。
「流石!!ナツとホノカ!!」
「バカな!!!まだ生きてるのか!!?」
そして、二人が立ち上がった事に喜ぶハッピー。
「戦う勇気がねぇなら、手ェ出すんじゃねぇ!!!!」
ナツは拳に炎を灯し、ホノカは灼爛殲鬼を構え、エリゴールに向かった。
「なんてしぶてぇガキ共だ」
エリゴールがそう叫ぶと、
「うっ!!」
「くっ!!」
ナツ達はまたも近づけず、後ろに吹っ飛ばされてしまう。
「ちくしょオォオォっ!!!!」
「ふん」
ナツの怒りに同調するように、炎もその大きさを増していく。
その時、ハッピーはエリゴールの
「なんで近づけねェんだ!!!!くそったれが———!!!!」
ナツは怒りで物に当たり、線路を壊そうとしている。
メキメキと線路が壊れ、ナツの炎で線路が溶け始めていた。
「納得いかな———い!!!!」
ナツに影響するように、ホノカも怒りで炎を噴出させる。
2人の炎が合わさった影響で、近くの岩にまで炎が燃え移った。
「それにしても、不気味な魔法だな。感情がそのまま炎へと具現化されてるようだ」
ナツ達を観察していたエリゴールだったが、
「な..なんだ!?エリゴールの纏ってる風が、変な方向に流れてる」
そしてその事に、いち早くハッピーが気づいた。
「んが———っ!!!」
そして等々、ナツは線路を引きちぎった。
「感情の炎..!!?た..確か古代の魔法にそんな魔法が..いや....こんな若造が古代の魔法など....」
そこでようやく、エリゴールも風が流されている事に気づいた。
「何っ!!?風が....奴等の方に......」
「そうか!!!」
そこでハッピーは、ある事に気づいた。
「くそぉおぉおっ!!!」
「はぁあぁあっ!!!」
怒りで雄叫びを上げる、ナツとホノカ。
「ナツ———!!!ホノカ———!!!」
『ん!』
そこでハッピーに呼ばれ、物凄い形相で睨む2人。
「無理、ナツ達じゃ勝てないよ。グレイとコトリにまかせよ」
まるで2人を馬鹿にするような仕草で、ナツ達を挑発するハッピー。
しばらくぽかーんと口を開けて黙る2人。
「何だとぉおおおおおっこらぁああああああっ!!!!!」
「何ですってぇええええええ!!!!!」
2人は更に怒り、炎が空に向かって柱の様に伸びていく。
渦を巻く様に伸びていく炎のそれは、炎の竜巻『火災旋風』と酷似していた。
「バ..バカな!!!
「よし!!!風の鎧がはがれたっ!!!」
ハッピーはエリゴールの
——ナツ達の超高温であたためられた周りの空気が、急激な上昇気流になって低気圧が発生したんだ。風は気圧の低い方へと流される!!!
「俺達が倒してやるよォオォ!!!!」
「これほどの超熱魔法..!!!!こいつまさか!!!?」
「ホノカ!!!俺達のありったけをぶつけるぞ!!!」
「うん!!!」
ナツとホノカは並び立つと、2人の炎を1つに合わせる。
『はぁぁぁぁぁ!!!』
2人の炎が合わさり、炎が一方向に収束されて炎が圧縮する。
炎が凝縮されて、温度がさらに上昇する。
最初は赤色だった炎の温度が上昇する事により、色が変わる。
オレンジ、黄色、へとどんどん変化していき、最終的には最高温度を意味する青色へと変化する。
「いたのか!!!?
ナツの魔法の正体に気づいたエリゴールは、驚愕の声を上げる。
『
ホノカの技の1つ、『
辺りが一瞬、青白い閃光で包まれた。
「ぐわぁあああああああっ!!!!」
ゴオアアア!!と音を立て放たれた
「うわっ!!」
その時の衝撃で、顔を覆うハッピー。
煙が晴れると、血まみれになり所々火傷を負い、ボロボロになったエリゴールが倒れていた。
その近くに、エリゴールの懐から落ちた
「どうだ!!!ハッピー!!!」
「私達が倒したよっ!!!」
「あい!!さすが
「おまえさっき何て言った」
「猫の記憶力はしょぼいモノなので...」
ナツの言葉に、誤魔化すハッピー。
「俺達じゃこいつに勝てねぇから
「そうだよ!!
「うわー猫よりしょぼい記憶力」
ナツ達の記憶力に、ハッピーはドン引きする。
「エルザとウミじゃなくて、グレイとコトリ。でもナツ達は勝ったよ」
しばらくハッピーを睨むナツ達だったが、すぐに笑顔になった。
「ま...いっか」
「それより、何で最後攻撃が当たったんだろう」
「ナツ達が凄いからだよ!!」
ホノカの疑問を、ハッピーが誤魔化した。
「そっか!!?かかかかかかかっ!!!」
エリゴールを倒し上機嫌に笑うナツ達の近くで、
ナツ「よっしゃぁ!!!ようやくエリゴールを倒したぜ!!!」
ホノカ「私とナツ君が揃えば、勝てない敵なんていないからね」
ナツ「そう通りだ!!!かっかっかっか!!!」
ハッピー「そんなこと言って...結構苦戦していたくせに」
次回!!!『強く生きる為に』
ナツ「そう言えば、この後どうするか考えてなかったな」
ホノカ「取り敢えず、ウミちゃん達合流すれば良いんじゃない?」
ナツ「そうだな、考えるのはあいつ等に任せるか!!」