どうやら天の聖杯の試作品的なものとして転生したらしい 作:壊れたファングメモリ
活動報告のほうで武器案を出してくれた方、ありがとうございました。誤字報告助かるラスカル。
ミデンちゃんに抱えられて、私はモルスの地を飛んでいた。モナドを持つ仕様上、片腕しか使えないのはわかるけど……ちょっと苦しいかも。
「一旦、配信は切るか。」
「わかったー。」
「よし。……あそこで休憩したいんだけど、いい?」
ミデンちゃんは前方にある、傾いていないビルのヘリポートを指した。
休憩? ブレイドは疲れないはずだけど…精神的な疲労かな? 何にせよ、休憩したいなら一緒にするだけだよね。時間は沢山あるし。
「うん、いいよ。」
「…悪いな。」
…何に対して?
バサッ!
「ベンチがある。座ろう。」
「うん。」
隣同士に座ってからしばらくして、ミデンちゃんが口を開いた。
「このモルスの地で飛んでみて、どう思った?」
なんで急にそんなことを? と聞こうとしたが、その真剣な顔をみた私は聞くのをやめた。
「アヤメが思ったことをそのまま伝えてほしいんだ。」
「─わかっ、た。」
空を見ながら、私はゆっくりと話し始めた。
「こんなこと言うのはよくないかもしれないけど……正直、ちょっと楽しかった。」
「楽しい?」
「うん。初めて自分の体で実際に飛んだから、さ。舞い上がってたのかも。飛行だけに…。でも、本当はイーラの上で飛びたかったかなぁ…。」
「……。」
私とは対照的にミデンちゃんは顔を俯かせた。
恐らく、イーラで過ごしたときと今の環境の変化でミデンちゃんの精神は不安定になっているのではないか?
今までは、周りに誰かがいた。それが此処では違う。私がミデンちゃんから分離したこともそうだ。
「ねぇ、ミデンちゃん。何か思うことがあったんだよね? 私だけに言わせておいて、自分は黙ってるんだもん。」
「それは─」
「あなたのブレイドである私じゃ、力になれないのかな…?」
「…その目はずるい。言うしかねぇじゃん。」
そう、これからは会話をすることでしかわからない。
「アルストの空はさ、此処とは違って綺麗な空だと思わない?」
「思う。」
「だよな。俺は、その空の下で自由に生きていくことが夢なんだ。…て、意味わかんないよな! これから本編があるっていうのにな!」
「…わかるよ。その夢、素敵なことだと思う。」
「別に、無理に合わせることないぞ?」
「合わせてなんてない! 私は、本気でそう思ってるから。」
「そう、か…。ありがとう…!」
「…え?! いや、え?! 泣いてる?!」
私達が共有しているのはこの世界でブレイドになってから経験した記憶だけで、お互いの過去や感情はわからない。だけど、きっと嬉しくて泣いてるんだよね?
「…グスッ。」
…やっぱり、私からは聞かない。いつか、ミデンちゃんの方から話したいと思った時まで
◆
「『当たり前の日常は、なくなってからその尊さに気づく』とはよく言ったものだよな…。」
「…そう……かな? 普段から、今を大切だと思って生きている人は多いと思うけど…。」
「否定はしない…が、そういう人達は心のどこかで『そんなことは起こらないだろう』と思っていたりするものさ。」
「そうでしょうか…?」
「実際に何かを失った経験がある人とない人では、そうなった後の行動が違うと思う。」
「それって、『チーズはどこへ消えた』みたいな?」
「物体だけに限った話ではないだろうがな。」
◆
283:名無しの転生者
何一つとして理解できなかった…。
284:名無しの転生者
ぜったいゾロアークニキ個体値6Vだろ。
285:名無しの転生者
哲学的な話は聞いてるだけで疲れる。
286:名無しの転生者
>>285わかるマン。
287:プロトTS(天の聖杯)
ただいま。
288:名無しの転生者
>>287おかえり。
289:博識ゾロアーク
戻ったぞ。
290:名無しの転生者
>>289うわでた。
291:名無しの転生者
やっと終わったのか。
292:名無しの転生者
オツカーレ。
293:プロトTS(天の聖杯)
さて…。いろいろあって後回しにしてたけど、そろそろ目標決めしないとな。
294:名無しの転生者
いつものようにか。
295:プロトTS(天の聖杯)
早速いくぞー。…と、言っても本編までにやることはたったひとつ。
本編まで生き残ること。
296:名無しの転生者
え、思考放棄したん?
297:名無しの転生者
ざっくりしすぎてないか?
298:プロトTS(天の聖杯)
これが1番重要なんだぞ。逆に言えば、本編まで生きてさえいればどうとでもなるのだ。
299:名無しの転生者
なるか…?
300:博識ゾロアーク
>>299意外と大丈夫だったりするんだなこれが。
301:名無しの転生者
>>300そうなん?
302:プロトTS(天の聖杯)
大きな目標は生き残ることだけど、やりたいことは沢山ある。
例えばマルベーニの邪魔をしたり、ルクスリアでテンイの暴走を克服させてあげたり、ミルトに会いに行ったり、また修理屋をしたりとかね。
303:名無しの転生者
Vtuberにならないんですか?(真顔)
304:名無しの転生者
マルベーニの邪魔って何するん?
305:名無しの転生者
修理屋(改造屋)ね。
306:プロトTS(天の聖杯)
>>303ならない。
>>304コアクリスタルをちょっといただくだけだ。
307:名無しの転生者
コアクリスタルを盗る意味って?
308:博識ゾロアーク
>>307マルベーニはアーケディアでコアの選別を行なっているんだ。選別というとわかりづらいが、要するに個体値が高いポケモンの卵の厳選みたいなことだな。
そして、そういうコアクリスタルを集めてどうするかというと……自身の力として取り込むんだ。
309:名無しの転生者
まさに、
310:名無しの転生者
マルベーニ殺すも。
311:名無しの転生者
じゃあ、カサネちゃんみたいに人の姿に近いブレイドが珍しいって言われる理由って…。
312:名無しの転生者
>>311マルベーニが喰ってるからじゃん?
313:プロトTS(天の聖杯)
>>312多分。だから俺はそういうブレイドが喰われる前にアーケディアから盗みたいってわけ。
314:博識ゾロアーク
盗み、と言うとなんかな…。
315:名無しの転生者
…マルベーニにカサネちゃんが喰わ─
316:博識ゾロアーク
イッチ、絶対に成功させろ。
317:名無しの転生者
こ、これが手のひらドリルか!
318:名無しの転生者
回転速度えぐ。
319:プロトTS(天の聖杯)
>>316ハイ。
………あ、そうそう。
320:名無しの転生者
ん?
321:名無しの転生者
どしたの?
322:名無しの転生者
( ¯•ω•¯ )ナニ?
323:プロトTS(天の聖杯)
ほら、アヤメもブレイドなわけじゃん。てことは使える武器があるわけでして……。とりあえず、これを見てほしい。
【画像】
324:名無しの転生者
双剣だね。
325:名無しの転生者
モナドっぽくはないな。
326:名無しの転生者
>>325メイナスモナドをご存知でない?!
327:名無しの転生者
>>326でもモナドって言ったら文字が浮かび上がる輪っかがないとなぁ。
328:プロトTS(天の聖杯)
見た目はモナドっぽくないけど、しっかりモナドウィングは使える。
【画像】
329:名無しの転生者
アヤメネキは黒い翼か。
330:名無しの転生者
カラス?
331:名無しの転生者
パルテナのブラックピットみたいやな。
332:名無しの転生者
セフィロス?
333:名無しの転生者
>>332アヤメネキは片翼じゃないから…。
334:博識ゾロアーク
てか、イッチと色が逆だな。
335:名無しの転生者
これで2人とも飛べるわけか。
336:プロトTS(天の聖杯)
というわけなので、世界樹の根元まで敵をスルーしながら飛んでく。
337:名無しの転生者
スルーをするー。
338:名無しの転生者
は?
339:名無しの転生者
は?
340:名無しの転生者
( 'ω')?
ミデンの前世は『かなり嫌なことがあったんだろうなぁー』ぐらいの認識で大丈夫です。
ちなみに、何があったかを書くつもりはないです。一応設定はありますが、それを書いたところで『ゼノブレイド2』に関係があるわけでもないですので。
ミデンとアヤメがこの先就きそうな職業
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修理屋
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傭兵
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軍隊
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研究員
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歌手
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占い師
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探偵
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マジシャン