どうやら天の聖杯の試作品的なものとして転生したらしい   作:壊れたファングメモリ

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残り時間10年 世界が変わるまでの数字(カウント)

 

ゼノブレイド3発売までにこの小説が完結するか心配になってきた。

 

あと、主人公のノア達が融合したウロボロスの見た目がなんか、アストラルチェインにいそうだなって思いました。……それだけです。はい。

誤字報告助かるラスカル


 

「ミデンお姉ちゃん! 見て見てー!」

「んー? これは……ネジかな?」

 

時の流れとは残酷なもので、俺達が怠惰な生活──そこまで怠惰でもないけど──をしている間に世界はかなり変わった。

 

「“ねじ”ってなに?」

「ネジはね、いろんな機械に使われてる大事な部品なんだよ。」

 

具体的にはグーラがスペルビア領になったとかな。

 

「こんなにちっちゃいのにー?」

「ちっちゃいからこそだよ。」

 

何年経ってもインヴィディアとスペルビアの仲は悪いが、こればっかりはどうすることもできない。

 

「どこにつかわれてるの?」

「そうだなぁ……あ、そうだ。例えば、切った木をそのまま並べても家とは呼べないよね?」

 

そして、相変わらずアヤメはいろんな場所で歌ってる。

 

「うん。すぐたおれちゃうと思う。」

「そう、固定して完成だよね?」

 

ただ、かなり嬉しい変化もあった。アヤメが人間の生命(いのち)について認識を変えた事だ。

 

「……! わかった! ねじはきかいをこていするためにつかわれてるんだー!」

「大正解! よくできました!」

 

当時3歳のレックスに対してなにか彼女も思うことがあったらしく、その話を俺にしてる間はずっっっとニヤついていた。…(^U^)とまではいかないけども。

 

「みんなにもおしえてくるー!!」

「あちょ、待ってレックスー……って、速いね?! いや…ほんとに5歳児か?

 

はぁ…あと10年、姉として頑張んないとか。…俺男だよな? 最近ちょっと揺らいできた。

 

レックスの前じゃ『俺』って言ってるし大丈夫だとは思うけど。

 

てかさっきのネジやたら綺麗な状態だったな…。あれ世界樹のやつじゃないだろうな? だったらなんだよって話だけど。

 

さて……と。

 

「ちょっと活発すぎるよ、レックス? 毎日こんな調子じゃお姉ちゃん疲れちゃうかなぁって。…キモイなー。二度と言わねぇ。」

 

イヤサキ村に戻るか。

 

 

 

 

 

 

「あ! ミデンお姉ちゃん! なんで空は青いの?」

 

……スゥー。好奇心旺盛ボーイだねっ。

 

じゃなくてだ。村ついて一番にその質問か。しかも“風はなんで吹くの?”や“神さまってどんな人?”と並んでちょっと答えづらいやつ。

 

「レックスはなんで空が青いのか気になったの?」

「だってだってー、空気はとうめいなのに空は青いんだよ?! ミデンお姉ちゃんは変だとおもわない?」

 

着眼点が天才のそれなんだが? この世界の5歳児って俺が思ってるより頭いいのか? それともこれが普通なのか?

 

「ごめんねぇ、ミデンちゃん。そういうものだって言っても、レックスには納得がいかないみたいでねぇ。」

「大丈夫ですよコルレルさん。子どもはこういう疑問を持つものですから。」

 

で…空が青いのは、光の波長が色ごとに違うとかいろいろあるからなんだけど……。そのまま言っても絶対わかんないよなぁ。

 

「レックスはいいところに目をつけたね。」

「ほんと?!」

「うん。それでね、空が青いのは太陽の光が関係してるんだ。」

「たいようの光?」

「そう、光。光にはいろんな色があるんだよー。赤、オレンジ、黄色、緑、水色、青、紫とかね。その中の青色は太陽からアルストに来る間に、ばぁ〜って散らかっちゃうんだ。」

 

…我ながら中々わかりやすく説明できてるのでは?

 

コルレルさんもちょっと驚いてるし。

 

「えっとー…どういうこと?」

 

駄目だったわ。

 

「ちょっと難しかったかな。じゃあこう考えてみようか。青色君は片付けが苦手で、自分の色を周りにいっぱい広げちゃうんだ。だからとっても目立っちゃうんだよ。」

「うーん…やっぱりよくわかんないや。でも、ちゃんとりゆうがあるんだ。」

「そ。」

 

この世で起こる全ての事象には必ず原因と結果が存在し、それを因果という。そこに理由はなくとも、因果は存在する。

 

…なんかザンザみたいだな。やめとこ。

 

「ミデンちゃん、前々から思っていたけど…あんた一体何者なんだい?」

 

…………江戸川コ○ン、探t…違うわ。

 

「んー…秘密です。今はまだ、ね。じゃあそろそろお昼ご飯ですし、行きましょうか。作るの手伝いますよ。」

 

500年の成果をご覧に入れて差し上げましょう。伊達に何年も引きこもってないからな。

 

 

 

 

 

 

インヴィディアで桜…アルストだとサフロージュの木って言うんだっけ? とにかく、それを見ながら食べるパフェは美味しいな〜♪

 

「ここ、いいかな?」

 

ナンパ?

 

…ん? この金髪の男の人、どこかで見たことあるような? …まぁいいや。相席でも問題はないからね。

 

「んぐ…どうぞ〜。」

「ありがとう。」

 

あ、この人もレインボーパフェだ。やっぱり人気なんだね〜。

 

ん〜おいし〜♪

 

「君、随分と美味しそうに食べるねぇ。」

 

おお…話しかけてくるタイプの金髪だったのね。ちょっとびっくりしたかも。

 

「実際、美味しいからかな。美味しいものを食べると幸せな気分になれるんだよ〜。ブレイドも人間もそれは変わらないんじゃないかな? あ、もしかしたらモンスターも幸せな気分になったり…は流石にないか。」

「ユニークな考えだ。」

 

とにかく、パフェは美味しいから好き。『今、幸せです』ってやつだね。

 

「ところで、俺は昔どこかで君と会ったような気がするんだが…君はどうかな?」

 

…え、わかんない。まぁでも…。

 

「今までいろんな国で歌ってきたからなぁ。どこかで会ったことあるのかもね。…ごちそうさまでした。」

 

んー…やっぱりこの金髪、どっかで会ったような気はするんだけど………。

 

 

 

 

 

 

「よし…ここら辺でいいよ、セイリュウ。」

「随分とイヤサキ村から離れたのう。」

 

たしかに…。40キロメートルくらいか?

 

まぁいい。台本台本っと。

 

「それでは……んっ、ん゛ん゛……

 

 

 

果てしなく続く雲海 世界樹を中心に回遊する巨神獣 無限とも思えるその循環が終わるとき アルストの運命はどこへ向かうのだろうか

 

どんなに夜が暗くても、いつか太陽が昇るように どんなに硬い蕾でも、いつか美しい花を咲かすように

 

魑魅魍魎が跋扈するこの世界にも、一筋の光は差し込むのだろう まるで干天の慈雨のように

 

 

 

…うん。良い感じじゃない? もっと良くできる気もするけど。」

「磨けばさらに光るじゃろうな。」

 


 

これで本編までの500年は終了です。キャラクター設定を挟んでから漸く本編に入ります。

 

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