どうやら天の聖杯の試作品的なものとして転生したらしい 作:壊れたファングメモリ
テッテレ テッテッテー♪
遅くなりました。
「さぁ、やって来ましたアヴァリティア商会。」
あの巨神獣から脱出するのは少し大変だったな。…バレずにここまで飛んでくる方が大変だったかもしれない。
「“やっと来ました”の間違いじゃない?」
「……。」
「目をそらさないで?」
ははははは…。
「はぁ…。写真を撮りたいのはわかるけど…巨神獣が沈むのに巻き込まれたくはなかったかなぁ。」
だってしょうがないじゃないか。写真撮りたかったんだし。でも言い訳はしない、こういうときは素直に謝るのが正解だから。
みんなも100年を超える付き合いができそうなら、誤魔化したり嘘をついたりなんかはしないことをおすすめする。
「ごめん。次からは気をつける。」
「うん。じゃあ、買い物にいこう!」
「そうだn─違うだろ…。レックスとセイリュウに会って…………あ。」
「え、どうしたの?」
「えー…っとだな…。家に…ガンブレード置き忘れてきた……。」
「……。」
「……。」
やめて、その目線。刺さる。
「「………。」」
あーやばいやばい。この空気にはちょっと耐えられないわ。忘れてきた俺が悪いんだけどね。だってほとんど戦闘なんてしないからガンブレード使わないんだもん。しょうがないじゃん、モナドが優秀すぎるんだよ。あ、でもこれから戦闘する機会増えそうだしなぁ…。
「やっぱ戻って取ってくるしかないよなぁ……。」
「いってらしゃい♪」
あー…これは怒ってらっしゃる。
………巨神獣船で戻らないとか。さすがにここから飛んで戻るわけにもいかないし…。はぁ…。
ま、後悔しても仕方がない。最悪、レックス達がインヴィディアに着くまでに先回りできればいいかな。
「アヤメ、レックス達のこと任せていいか?」
「もっちろん。かわいい弟は私が護るから!」
「…過保護にならない程度で頼む。」
やっぱ二人だとどっちかが何かミスっても割となんとかなったりするんだよね。別行動の選択肢があるからね。…そもそも昔みたいにアヤメと体を共有してる状態だったら忘れ物とか多分ないけど。
さて…行くか。あ─
「なんかあったら連絡してくれ。」
「わかってるって。じゃ。」
…行くか。リベラリタス行きの船って全然ないんだよな。
◇
アヴァリティア商会とは、会長の『バーン』が取り仕切るノポン商会のうち最大の商会である。あくまでも商会で国ではない。が、いち国家と同じくらい影響力があり、世界中の商品が多く集まる場所である。
メインの巨神獣の名は『ゴルトムント』という。ノポン族のようなつぶらな瞳が特徴。飛行型の巨神獣のため、向かう方向をコントロールすることが可能だが…噂では人力で動いているらしい。真偽は不明。
「後……1分23秒…22秒…21…20─」
黒白は『ゴルトムント帰還の港』で雲海を眺めながら佇んでいる。正確には雲海に浮かぶ竜型の巨神獣を、だが。
いつのものブレイドとしての格好ではなく、傍目からすれば人間と見間違う程度の服装である。ただ、フリルが多いので落ち着いた雰囲気はない。
「53…52……ふぁぁ…。」
ブレイドであることを隠すということについての意味はほとんどなく、彼女の服装は気分で決まる。あまりブレイドらしくはないが、しっかりと武器の双剣は腰に装備してある。
「あ、気付いた♪ 手、振っとこ。」
少しして、じっちゃんことセイリュウが港に着いた。そしてそこから15歳の少年、レックスが降りてきた。
「久しぶり〜、レックス〜♪ 怪我とか病気とか大丈夫だった?」
「久しぶりだね、アヤメさん。怪我も病気も問題なし。っていうか、会う度にそれ聞いてない?」
「それはそうだよ〜。だって何かと心配なんだもん。…あ、じっちゃんも久しぶりだねー。」
「レックスとワシとで露骨に態度を変えおって…。」
久しぶりに会った二人と一体は軽く雑談をする。
そこで唐突に黒白が言った。
「あ、そうだじっちゃん。」
「なんじゃ?」
「頭の上に乗らせてくれないかなー?」
「別に構わんが…。」
「ん、ありがとねー。レックス、そろそろ商談に行ったら? 遅れたら印象悪くなっちゃうよ?」
「そうだね。じゃあそろそろ行ってくるよ。」
「行ってらっしゃ〜い。」
そんなやり取りをした後すぐ、一人の男が歩いてくる。
「よぉ、レックスじゃないか。景気はどうだい?」
「悪かったらここに来やしないよ。」
「だろうねぇ。で、荷揚げするもんはどれだ?」
「荷揚げは商談が成立してからでいいからさ、しばらくいさせといてよ。」
「半日で15ゴールドだぞ?」
そう言われたときには既にレックスは『中央交易所』の方へ走っていた。
「それはものが売れてからの話だね! じゃあよろしくー!」
「あぁ! オイ! 前金だってのに……。また俺がどやされるじゃないか……。」
そしてその男は隣にいるセイリュウを見上げる。その視線に気付いたセイリュウは─
「ワシは財布はもっとらん。…アヤメ。」
「えっ、何ー? ……わかったよー。ちょっと待ってね…。」
ウエストポーチから財布を取り出し、15ゴールドを投げ渡す。
「うわっとと。」
「おー。ナイスキャッチ。…あ、そうだった。レックスの使ってる剣をメンテナンスしてあげないと。」
「それくらいならレックスはいつも一人でやっとるぞ?」
「なら余計にちゃんとできてるか見てあげないと♪ てことでちょっと行ってくるー。…よっと。」
黒白はセイリュウの頭から飛び降りると、レックスが向かった方へ歩いていった。
◇
うわっ…。あの船モノケロスだよー…。うーん…シン達イーラのメンバーがここに来るのは知ってたけど…あんまり会いたくないかなぁ。特に
でも戦うってなったらシンのほうがキツいかな。メツはコアが欠けて本来の力を出せないからね。今なら負けはしないんじゃないかな? だけど、お互いに決め手がないから泥試合化しそう。
…ん? ドアが開いtやば、シンだ。……うん。大丈夫だね。視たけど特に問題になりそうなことはなーし。…一応ミデンちゃんに連絡しとこうかな。
「“アヴァリティアにシン達がいたよ”、“ビャッコもふもふしたい”と。これでよし♪」
それじゃあ…買い物にレッツゴー!
……あ、違う違う。レックスの剣を見てあげないと。
◇
「…ふぁ〜ぁ。」
…まだまだリベラリタスまでは長そうだなぁ。
リジテ港までは半日で帰れるんだけど、インヴィディアに行くってなるといつ船が出るか分からないんだよなぁ。スペルビア経由で行けたらいいんだが、最悪アーケディアか……嫌だなぁ…!
ま、スペルビア行きの船は割と多いし平気でしょ。乗ったあとは何も無ければインヴィディアに着くだろうし。
「…寝ようか。」
◇◆◆
283:名無しの転生者
じゃあ、『り』からで。リラックマ
284:名無しの転生者
>>283マハタルカジャ
285:名無しの転生者
>>284役割論理
286:名無しの転生者
しょっぱなから癖が強い。
287:名無しの転生者
>>258りゅうおうのおしごと
288:名無しの転生者
>>287 TOYS“Я”US
289:名無しの転生者
>>288水勢剣流水
290:名無しの転生者
『れ』でいいん?
291:名無しの転生者
『れ』やで。
292:名無しの転生者
>>289レインボーブリッジ
293:名無しの転生者
レインボー『ロード』じゃなくて『ブリッジ』なのか…。
294:名無しの転生者
>>292地雷女
295:名無しの転生者
>>294名護さんは最高です!
296:博識ゾロアーク
>>295スコティッシュフォールド
297:名無しの転生者
>>296ドンドンドン♪ ドンキー♪ ドン・キホーテ♪
298:名無しの転生者
>>297手羽先の唐揚げ
299:名無しの転生者
>>298元気があれば何でも出来る!
300:プロトTS(天の聖杯)
そろそろリベラリタス着くよー。
301:名無しの転生者
やっとか。
302:名無しの転生者
リベラリタスで何するん?
303:プロトTS(天の聖杯)
>>302忘れ物を回収する。時間があればガンブレードだけを使ってモンスターと戦う。
304:名無しの転生者
へぇー。
305:名無しの転生者
ガンブレードって強いの?
306:名無しの転生者
>>305強いというより扱いが難しいって感じ。
307:名無しの転生者
モナド使わないの?
308:プロトTS(天の聖杯)
>>307モナドはしばらく使わないかな。メツとかシンには隠す理由はないけど、マルベーニが面倒くさいから。
309:博識ゾロアーク
ならレックス達にも隠すのか?
310:名無しの転生者
あそっか、主人公達って途中でアーケディア寄ってくんだったか。
311:プロトTS(天の聖杯)
>>309一応ですね。何かやばそうだったらすぐに使います。
312:名無しの転生者
てかアーケディア以外からも狙われてそう。
313:名無しの転生者
>>312でも前にルクスリア行ったときは何もなかったじゃん。
314:名無しの転生者
確かに。
315:名無しの転生者
>>313メツとヒカリとは違って暴れてないからじゃね?
316:名無しの転生者
『天の聖杯』であることに変わりはないんですがそれは。
317:プロトTS(天の聖杯)
…あ、ガンブレードあった。
318:名無しの転生者
>>317どこにあったん?
319:プロトTS(天の聖杯)
他に作りかけの機械が置いてあるところ。
【画像】
320:博識ゾロアーク
片付けろよ…。
321:名無しの転生者
ごちゃごちゃしてるなぁ。
322:名無しの転生者
で、戦いに行くのか?!
323:名無しの転生者
>>322なんでそんなテンション高いんだよ。
324:プロトTS(天の聖杯)
>>322その前にインヴィディア行きの船があるか確認しないとなんだよね。
◇◆
「直接インヴィディアに行ける船が出るのは二週間後ですも。」
「じゃ、じゃあ、スペルビア行きの船はいつ出る?」
「それなら…えーっと、三日後ですも。」
……え、なら飛んだ方が早いな。…あー、でもあれか。別にそこまで急ぐ必要はないんだよね。早いに越したことはないけど…。
「そっか。うん、ありがとう。」
「どういたしましてですも。」
………あれ? 多分今頃レックスはメツ達と会ってるか、会い終わって調査に行くための準備をしてるんじゃないか?
で、最速でストーリーが進むと仮定すると…?
レックスが船で調査に行く←今日
↓
その日の夜に見張り番交代してニアとの会話&古代船の調査開始
↓
なんやかんやあってホムラとニア・ビャッコが仲間になってグーラへ
↓
ホムラの膝枕←明日になってる
↓
ニア・ビャッコと合流する
↓
グーラ下層で一晩←これで明後日
↓
レックス達、トリゴの街へ
んー…これ、あれだな。グーラで会うのは無理そうだな。俺が今から時速80キロで飛んだら…一日掛からないだろうけどさ、めっちゃ疲れるんだよ。さすがに半日飛び続けるとかは無理。
諦めてスペルビア経由するか。
さて…じゃあ、ガンブレードでの戦闘を練習しに行くか。…あ、現実逃避じゃないから。
◆
「見つけた…。」
手頃な相手を。この青いザリガニみたいなやつ…名前なんだっけ? まぁいいか。
今回はガンブレードを上手く使って戦うのが目的だから、正面から斬り裂こうか。
『──!!』
お、気付いた気付いた。
『─!!』
「おっと、危ない。」
いきなり殴りかかってきたから右にステップで躱したけど、今のは普通に受け止めても…いや、こいつハサミから水出せたな。
「ならこれが正解か。」
未来視を使うと練習にならないからな。頭で考えて的確な一手を叩き込む。これが俺の戦い方……の理想。シンみたいに出来たらいいんだけどねぇ…。
「あと、あれだ。モナドと違ってリーチがそこまでないからね。よっ!…と。」
『─!?』
はい、今横からの蹴りで
「そのまま転べっ!」
スライディングしながら相手の足を斬るこのアーツはお気に入り。でも、斬る瞬間に合わせてトリガーを引くのって意外と難しい。ブラッドスタークに擬態したエボルトが、キルバスにスライディングしながらビートクローザーで足を攻撃してたじゃん? あれ。
「あとは浮かせて落とせばドライバーコンボが完成するんだけど…。」
いつもはモナドで浮かせてるんだよ、エアスラッシュ的な感じで。ガンブレードじゃ無理では? 無理だろ、うん。
『ニアのコメットパンチみたいにできんの?』
それだ! …ガンブレードを直接地面に叩きつけるわけにもいかないから、めっちゃエーテル込めよう。
「よし、浮け!」
ビュウ!!
「よっしゃ! 上手くいった! てことで落ちろ!」
ジャンプして上からガンブレードを思いっきり振り下ろせば……完璧。倒したわ。ガンブレードらしい戦い方ではなかった気がするけど…誤差だ、誤差。
◇
355:プロトTS(天の聖杯)
やっぱさ、一人ドライバーコンボはずるいよなぁ…。
356:博識ゾロアーク
>>355キレッキレにキメておいて何を言う。
357:名無しの転生者
ザリガニが可哀想。
358:名無しの転生者
位置エネルギーを利用したアーツか。
□
『アヴァリティアにシン達いたよ』
『ビャッコもふもふしたい』
『レックスが前金10万の仕事につられてどっか行った』
『どうしよう』
『未来視でグーラに着くことは視えてるんだけど』
『セイリュウもどっか行っちゃった』
『どうすればいいかな』
『…とりあえずグーラに向かっておいて。』
『わかった』
『ミデンちゃんも早く来てね?』
『悪いんだけど、多分インヴィディアで合流することになりそう。』
『早く来てね(^^#)』
『はい……。』
シンの天乱剣で初見殺しされた人は多いはず…。
オリジナルブレイドってあり?
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あり
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なし