どうやら天の聖杯の試作品的なものとして転生したらしい   作:壊れたファングメモリ

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ルクスリアの天気:晴れ

 

そろそろ終わりに近づいてきました。終わりが近づいてきて、嬉しいような寂しいような。

 


 

ん? なんでブレイド情報管理室に…ってああ、そうだった。痛みのショックで気絶したんだった。

 

やっぱり俺って巨大ロボットに嫌われてるのかなぁ…?

 

まぁ、傷はニアが治してくれてるだろうから心配いらないか。て言っても、腹に穴が空いたくらいなら二週間で自然回復するよね。腕がバッキバキに折れても治ったんだし。

 

今すぐ肉体に戻ってもいいんだけど、あの後どういう状況になったのかは全くわからないんだよね。スカーフが燃えてないといいんだけど。まぁ、もし燃え尽きてたとしてもウワバがなんとかしてくれるよね。

 

さて、意識があるってことは肉体に戻れるわけだしタイミングはいつにしようかな。

 

あんまり遅いと心配かけるし、なるべく早い方がいいよね。

 

「だったら、もう戻るか。」

 

特にやることもないし。

 

 

 

 

 

 

……。

 

「じー…。」

 

……スゥー。

 

「……んー、あ〜、よく寝た。」

えェ…。まァ、いいか。……いやよくねェわ。流石に起きるの早すぎねェか?」

 

そうかな?

 

「あれからどのくらい時間経った?」

「四時間。」

「マジかぁ…。時間掛かりすぎでしょ。」

「オイオイマジで言ってんのか? ニアの回復があったにしても、腹ぶち抜かれて治るのに四時間は早すぎて異常なんだよ。…とりあえず、レックス達呼んでくるから絶対安静にしてろよ。」

「はいはい。」

 

………で─

 

「アヤメ、なんで隣で寝てるのかな?」

 

あと腕ホールドしないで。地味に痛いし多分これ内出血してる。

 

「ミデンちゃんのばーか。」

「馬鹿って、とも言えないか。ごめん、心配かけた。だから腕離してもらっていい?」

「いやだ。ていうかっ!心配かけたくないなら事前に言ってよ! 前みたいに生き返れる保証なんてどこにもないのに…!」

 

痛い痛い。…なんか『ギリギリ…!』って感じの擬音が聞こえてきそうなんだけど。

 

「ごめん。次からは二人にもちゃんと言って協力してもらうから。ま、俺が死んで悲しむ誰かがいるうちは死なないから。」

「そういうことじゃないのに…。」

 

…やっぱり、一人で抱え込むとろくな事にならないな。なんのためにブレイドとドライバーが一心同体の関係なんだって話だよな。

 

「……そういえば、この事メールでウワバから聞いたんだよな?」

「え? うん。それがどうかしたの?」

「あいつ…どうやって文字打ったんだろう。」

「クナイで頑張って打ったらしいよ。意外と楽しかったって。」

 

ええ....? あいつめちゃくちゃ器用じゃん…。

 

 

 

◆◆◆

 

 

 

1:プロトTS(天の聖杯)

おはようございます。いきなりですが問題!

 

氷属性が弱点の俺と、冷たくなるとまともに動けなくなるウワバが雪国であるルクスリア王国に行ったら、一体どうなるでしょう?!

 

2:名無しの転生者

こんにちは(午後五時)

 

3:名無しの転生者

こんにちは!

 

4:名無しの転生者

ほんとにいきなりだな…。凍ると思う。

 

5:博識ゾロアーク

おはようさん。(深夜四時)

イッチはどうにか動けるが、蛇ニキは冬眠するじゃないか? ブレイドが冬眠するかは知らないが。

 

6:名無しの転生者

>>5寝な

よ!!!!!!!!!!!!!!

 

7:名無しの転生者

午前四時は深夜というより早朝では?

 

8:名無しの転生者

どっちでもいいわ。

 

9:プロトTS(天の聖杯)

早いけど答え合わせね。正解は…

 

10:名無しの転生者

正解は…?

 

11:名無しの転生者

地味に気になる。

 

12:プロトTS(天の聖杯)

俺たちのやる気が下がる。

 

13:名無しの転生者

いや気分の問題かいな!

 

14:名無しの転生者

ええ....(困惑)

 

15:名無しの転生者

凍えてアーツが出せなくなるとかではないと?

 

16:プロトTS(天の聖杯)

アーツは出せるけど代わりにやる気が出せなくなる。

 

17:名無しの転生者

蛇ニキは冬眠しないのか?

 

18:プロトTS(天の聖杯)

>>17しないよ。ブレイドだもん。蛇みたいな特性は持ってるけど、あくまでブレイドだからね。

 

19:名無しの転生者

はぇー。

 

20:名無しの転生者

(・д・。)

 

21:名無しの転生者

>>20どういう顔やねん。

 

22:博識ゾロアーク

にしてもルクスリアか…。寒いと気分が下がるのはわからなくはないな。

 

23:名無しの転生者

絶不調。

 

24:プロトTS(天の聖杯)

>>23いや、そこまではいかないけど…割と不調だよね。

 

25:名無しの転生者

虫がいないというだけでハッピーです!

 

26:名無しの転生者

>>25わかる。

 

27:名無しの転生者

こたつさいこー!

 

28:博識ゾロアーク

>>27なんか知能指数下がってないか…?

 

29:プロトTS(天の聖杯)

ルクスリアにコタツを普及させるべきか…?

 

30:名無しの転生者

やめとけ。

 

31:プロトTS(天の聖杯)

とまあ、冗談はおいといて。

 

32:名無しの転生者

冗談に聞こえなかったんですが?

 

33:プロトTS(天の聖杯)

本当はリベラリタスで待ってても良かった。なんなら元々、怪我を理由にリベラリタスに戻るつもりだったんだよね。

 

34:名無しの転生者

でもルクスリアにいるんですよね?

 

35:名無しの転生者

弟が心配なんだねぇ。

 

36:博識ゾロアーク

素直じゃないな。

 

37:プロトTS(天の聖杯)

だってしょうがないじゃないですか。大丈夫だってわかってても心配になるじゃん。

 

38:名無しの転生者

WA☆KA☆RU☆

 

39:博識ゾロアーク

…つまるところ、原作通りで問題ないということか。

 

40:名無しの転生者

元々リベラリタスで待ってるつもりだったってことはそういうことでしょ。

 

41:名無しの転生者

じゃあ、ルクスリアですることは特にないのね?

 

42:プロトTS(天の聖杯)

>>41いえす。

 

43:名無しの転生者

過保護では? 家族を心配する気持ちはわかるけども。

 

44:博識ゾロアーク

家族といえば、メツもルクスリアに来てるんじゃないか?

 

45:名無しの転生者

そういえば。

 

46:名無しの転生者

ストーリー6話はシンにボコボコにされる印象が強いんだよなぁ。

 

47:名無しの転生者

ある意味シンの覚醒イベント。

 

48:名無しの転生者

はい! 6話の流れ覚えてないです!

 

49:博識ゾロアーク

>>486話どころか全部忘れてそうだな…。6話の流れはこんな感じだ。

 

バーンの襲撃

ルクスリア入国←イマココ

国王と謁見

ホムラ・ヒカリが国王の意思で連れ去られる

『天の聖杯』を消すために大型兵器が使われる

ホムラ・ヒカリは助けたが兵器のせいでルクスリアの巨神獣『ゲンブ』が雲海に潜水し始める

暴走を止めるために制御コアへ

暴走は止まったが今度はイーラ連中が来る

シンに手も足も出ないで敗北

ホムラ・ヒカリはイーラに連れ去られる

 

6話終了

 

50:名無しの転生者

負けイベ?

 

51:名無しの転生者

>>50負けイベ。

 

52:名無しの転生者

シンへの攻撃が全部ミスになるんだっけ?

 

53:名無しの転生者

天!乱!剣!

 

54:名無しの転生者

>>52途中で戦闘が終了してムービーになるから厳密には違う。

 

55:名無しの転生者

あのムービーのシンめっちゃかっこいい。

 

56:プロトTS(天の聖杯)

>>55わかる…けど絶対にくらいたくない。あれめっちゃ痛いんだよ。

 

57:名無しの転生者

両脚斬られて『めっちゃ痛い』で済むのおかしいよ…。

 

 

 

 

 

 

いやでも、実際痛みは一瞬だからめっちゃ痛いで済むんだよね。それに、斬られた脚から先は…って何回話すんだそれって感じだよね。ごめんごめん。

 

はぁ…。寒いわ。

 

「ウワバ、生きてるかー?」

「な、なんとかな……ヘブシッ!!

「〜♪」

 

…蛇って普通くしゃみするっけ。

 

まぁいいか。

 

「ガンブレードの排熱機構がなければ即死だった…ウワバが。」

「さすがにそこまで酷くは…ヘブシッ!!

「〜〜♪〜♩〜♬」

 

駄目じゃねーか。

 

とかいう俺も、さっきから震えが全く止まらないんだけどね。助けて。

 

「ていうか、いくら寒いからって巻き付かないでくんない? 鱗が氷みたいに冷たいんだけど。……クチュン!!

「オレにこの雪の上を移動しろってことかァ? 干からびたミミズみてェに死ぬぞ。……ヘブシッ!!

「〜♪〜〜♪♪〜♩〜♬」

「「………。」」

 

この時、奇しくも俺とウワバの考えは一致した。そう、『アヤメに全部任せていいのでは?』と。

 

「ん? ウワバもミデンちゃんもどうしたの? 大丈夫?」

「「…寒くて無理。」」

 

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

 

王に謁見なんて堅苦しいことは大の苦手なので、ウワバと共に宿に篭ることにしたのが数時間前。

 

アヤメはなんでか知らないけどそういう堅苦しいことに対応できるから、レックス達について行ってもらうことになった。というより、自分からノリノリで行った。

 

で、多分そろそろ巨神獣が潜水(?)し始めるね。

 

さて……。

 

セリフ、考えておかないとなぁ。

 

「…すげェ悪い表情してやがる。」

 

フフフフ……!

 


 

一応、蛇はくしゃみするらしいです。

 

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