どうやら天の聖杯の試作品的なものとして転生したらしい   作:壊れたファングメモリ

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モルスの断崖の天気:オーロラ

 

誤字報告助かるラスカル。

 


 

1:プロトTS(天の聖杯)

おはようございます。

 

2:博識ゾロアーク

おはよう(午後九時)

 

3:名無しの転生者

おはようございまーす。

 

4:プロトTS(天の聖杯)

いきなりなんだけど相談したいことがあってですね。

 

5:名無しの転生者

>>4ほう、どうしましたか?

 

6:名無しの転生者

なんだか漫才師みたいな入りだな…。

 

7:プロトTS(天の聖杯)

世界樹に行くか行かないか迷っているんだよね。

 

8:名無しの転生者

ん? なんで?

 

9:名無しの転生者

うーーーん…??

 

10:博識ゾロアーク

……ふむ?

 

11:プロトTS(天の聖杯)

ああ、ちゃんと理由は話すから。

 

主に三つあるんだけど、一つ目は『原作の流れ』だね。

 

12:名無しの転生者

もう既にぐちゃぐちゃだと思う。

 

13:名無しの転生者

>>12それな。

 

14:プロトTS(天の聖杯)

これがかなり厄介でねー…前から言ってるように不安定なんだよ。例えるなら…豆腐?

 

15:名無しの転生者

例えがあっさいなっ!

 

16:博識ゾロアーク

分からなくは無いが、もっといい例えあるだろ…。ガラスとか氷とか。

 

17:名無しの転生者

砂上の楼閣…は意味が変わっちゃうか。

 

18:プロトTS(天の聖杯)

いいじゃん例えはどうでも。とにかく、これ以上俺が好き勝手に動くとガチめにアルストが崩壊する。これが一つ目ね。

 

19:名無しの転生者

やば。(語彙力)

 

20:プロトTS(天の聖杯)

で、二つ目。これはそこまで深刻じゃないんだけど『新人類への希望を(クラウス)に見せつけたい』から。

 

21:博識ゾロアーク

なるほど。神へのプレゼントか。

 

22:名無しの転生者

(・ω・)?

 

23:名無しの転生者

なんだっけ、ゼノ2の神は元々人間?

 

24:博識ゾロアーク

>>23そうだ。説明は俺の世界の時間だと1、2ヶ月前に話したから省略させてもらう。

 

本編時のクラウスという人間は、人類の行き着く先は破滅だと考えてアルストを救うことを諦めていた。

 

25:プロトTS(天の聖杯)

だけど、そこに本来ありえない命の共有をするレックス・ホムラが現れたんだよね。

 

26:名無しの転生者

神の想定を越えたら希望よな。

 

27:博識ゾロアーク

そしてヒカリを目醒めさせ、第三の剣によって『ゲート』の力も行使できる。

 

28:名無しの転生者

つまり……?

 

29:プロトTS(天の聖杯)

つまり、旧人類の遺物である『試作品プロセッサー(ミデン)』の俺・アヤメは、新人類の希望たり得ないってことだね。

 

30:名無しの転生者

まぁ…そりゃー……そうよなぁ。

 

31:名無しの転生者

完全に旧人類産やからね。

 

32:名無しの転生者

だからついて行かないってのはちょっと極端な気が…。

 

33:プロトTS(天の聖杯)

>>32俺もそう思ったんだけど、三つ目が問題でして。

 

三つ目は、『メツの使役するデバイスへの対抗手段の少なさ』だね。

 

というのも、俺達全員が世界樹を昇ってメツと最終決戦に行くとアルストにまともな戦力がいない事態になるじゃん? まぁ、ヴァンダムさんの周りは大丈夫だけど他の国もあるからね。

 

34:名無しの転生者

そっか、その問題があったか。

 

35:名無しの転生者

リベラリタスは描写なかった気がするけど被害ゼロとはいかんやろし。

 

36:名無しの転生者

スペルビアは結構やばいよね。

 

37:博識ゾロアーク

直接巨神獣に降り攻撃してくるタイタン・デバイスに加え、大気圏外から荷電粒子砲を撃ちまくる複数のセイレーン・デバイスもいるからな。

 

38:名無しの転生者

>>37文字にするとやばさが際立つわ。

 

39:名無しの転生者

元の役割を考えたらわかるけど、それでも大気圏外から荷電粒子砲を撃てるのはズルいわ。

 

40:名無しの転生者

てか宇宙から地表の一点を狙えるって意味わからん。

 

41:プロトTS(天の聖杯)

>>40それが実現できる程までにトリニティ・プロセッサーの演算処理能力が優れてるってことだよ。俺が元々居た地球だったらあと何年くらいで実現するのかな?

 

42:名無しの転生者

何年どころか百年掛かっても厳しいと思われる。

 

43:名無しの転生者

ワイのとこは随分と進んでたから意外と後十数年くらいで実現するやもわからん。

 

44:博識ゾロアーク

…………デオキシス……レックウザ……

 

45:名無しの転生者

>>44あっ……(察し)

 

46:プロトTS(天の聖杯)

は、話を戻してまして……セイレーン・デバイスはともかく、タイタン・デバイスなら『いくらでもかかってこい!』って感じ。だからこそ、被害を抑えるためには俺が残るべきだと思うんだよね。

 

47:名無しの転生者

メツがデバイス使ってから止まるまでにそれなりに時間掛かるもんね。

 

48:名無しの転生者

世界樹の途中まではついて行けそう。

 

49:博識ゾロアーク

少なくとも、メツがアルストに攻撃を始めるまではだな。

 

50:プロトTS(天の聖杯)

メツが攻撃を始めるのもそうなんだけど、イーラ組をどうにか救えないかなと。サタヒコは特に。

 

51:名無しの転生者

世界樹に昇ってると、アーケディアと爆発したタイミングで同時に飛び降りることになりそう。

 

52:名無しの転生者

シンは?

 

53:名無しの転生者

手分けすればいけるか?

 

54:博識ゾロアーク

シンはどの道、ラウラの心臓の拒絶反応があるからどうなるか分からないぞ。

 

55:プロトTS(天の聖杯)

シンは…シンにとっての救いは、シンの望みを叶えることだけだから。

 

56:名無しの転生者

『誰かに命を繋げたい』って、それを実現するのはすっごい難しい事だよね。

 

57:名無しの転生者

後世に遺す、か。

 

58:名無しの転生者

でもラウラの願いは確実にレックスまで伝わってるからすごいよね。

 

59:名無しの転生者

願い……夢、みたいなもんか。

 

60:プロトTS(天の聖杯)

ラウラからミノチさんに、ミノチさんからヴァンダムさんへ、ヴァンダムさんからレックス達と。レックスはラウラの事なんて知らないのに、ちゃんと受け継がれてる。

 

61:名無しの転生者

因果だなぁ。

 

62:名無しの転生者

なるほど。結局モルスの断崖までは行けるやん。

 

63:プロトTS(天の聖杯)

>>62うん、そうしようかな。

 

ていうか未来視を使えば使うほど未来の可能性が増えるとか、本当に勘弁して欲しい。

 

64:博識ゾロアーク

>>63難儀なものだ。

 

65:名無しの転生者

この世は不条理だも。

 

66:名無しの転生者

そう考えたらアルヴィースってすごいな。

 

67:プロトTS(天の聖杯)

弟に負けた…? いやでも、実年齢はあっちの方が…。

 

68:名無しの転生者

そこまで気にしなくてもいいのでは?

 

 

 

◇◆◆

 

 

 

かなり悩んだが、世界樹の途中までは一緒に行くことに決めた。

 

苦渋の決断というわけじゃない。シンの最期を直接この目で見られない事は悲しいが、サタヒコの命も大切だ。ちなみに、特に手を出さなかった場合の生存確率は1%もない。

 

…もうすぐ『モルスの断崖』に着くが、俺ができることはせいぜい見守ることくらいだな。

 

それにしても─

 

「ミデンちゃん、どうかした?」

「いや、ちょっと気になる事が出来てな。」

「気になることって?」

「メツの『願い』は何かって事だな。」

「アイツの願い? それってこの世界を消滅させることじゃないの?」

「違うな、それはマルベーニのブレイドとして植え付けられたマルベーニの願いなんだ。」

「じゃあアイツの本当の願いは何さ。」

「さぁな…。」

「えぇ〜……。」

 

メツの願いは、自分自身を見つけること…かどうかは分からない。人の心の中なんて調べようもないしな。直接聞きにいった方が早い。行かないけど。

 

「……お、キレイなオーロラ出てるじゃねェか。」

「「え、マジで?! ホントだ!」」

「急にすげェシンクロ率だなァ…。」

 

リベラリタスで見るのとはまた違う色味で綺麗だねぇー。

 

「で、結局この後何が起きんだ? こんな所で何も無し、なんてことはねェだろ?」

「そうだね、いろいろ起きるよ。」

「いろいろねェ…。」

 

未来視の内容を伝えると、未来は簡単に変化する。変えられるとも変わってしまうとも言える。分が悪いだけの賭けはしない。

 

「もう着くね。」

「意外と時間掛かるもんだなぁ。」

「ね。」

「いやいや、この巨神獣船は結構な速度出てるぜ? お前らの飛行スピードが異常なだけだからな?」

 

 

 

◆◆◆

 

 

 

「オイオイオイオイ、セイレーンにサーペントって……なんか世界観違くねェか?」

「それは言ってはいけない。てかそろそろだから準備しといてよ。」

「おっけー♪」

「準備? ……すげェ嫌な予感がするなァ。」

 

モルスの地に行くのは二度目になるのか…。好きじゃないんだよなーあの場所。

 

ま、そうも言っていられる状況じゃないからね。スカイダイビングを楽しむつもりで行こう。

 

「ミデン、あいつらの立ってる場所が今にも崩れそうなんだが─って待て。なんで俺を抱えようとしてんだ。」

「ウワバ、お前スカイダイビングは好きか?」

「スカイダイビング…? 空…ダイブ…ッ! お前離しやがれ─いや力込めすぎだろ!?」

 

バキィッ! ガラガラガラ!!

 

「アヤメはトラとメレフの方を優先してくれ!」

「わかった! また後でね!」

「よっしゃ、俺達も行くぞウワバ! とーうっ!」

「オイバカ自由落下より速いスピードで加速すんのは止めろォォォ!!」

 

はははははっ!

 

空を飛べるっていうのは最高じゃないか!

 

 

 

「ふざけんなァァァァァア!!」

 

 

 

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