寝台特急「北斗星」特急「オホーツク」札幌・オホーツク連鎖殺人 作:新庄雄太郎
と、その時。
うわーっ。
と、1人の客が悲鳴を上げた。
「どうしたんですか。」
「個室で、人が、人が、。」
「人がどうかしたんですか。」
「人が死んでるんです。」
「えっ。」
そして、善子と梨子は個室A寝台のロイヤルへ行って見た。
「えっ、何これ。」
と、善子は驚く。
何と、ロイヤルで男性が拳銃で撃たれて死んでいたのだ。
「それで、不審な客は。」
「それが、居ないんだ。」
「えっ。」
「リリー、もしかしたら凶器は拳銃って事も考えられるわ。」
寝台特急「北斗星」のロイヤルで殺人が起きたことは、すぐに最寄りの鉄道公安隊に連絡した。
「何、寝台特急「北斗星1号」の個室寝台で殺人が起きた。」
と、連絡が入った。
「発見者は、あなたですね。」
「ええ。」
「もう1人の発見者は、その女か。」
「ええ、そうよ。」
「失礼ですが、犯人は見たのかな。」
「うーむ、怪しいと言えばコートとサングラスと帽子をかぶった男がいたわ。」
「なるほど、そこから逃げていくのを見たんだね。」
「ええ。」
「どこで、降りたかわ。」
「そうですか、後で警察の方でも聞かれますから、その時は。」
「ええ。」
個室寝台で、殺害されたのは東京の会社役員早川 伸介と判明した。
凶器は拳銃、現場から落ちていた薬莢から使用された拳銃は45APC弾で使用された拳銃はコルト・ガバメント45口径と判明した。
「それで。拳銃の音はしなかったですか。」
「そうね、トンネルの中でしたから。」
「もしかして、青函トンネルですか。」
「ええ。」
「なるほど、犯行は青函トンネルを通過中に拳銃に撃たれて殺害した。」
「ええ。」
「間違いない。」
「はい。」
と、その時だった。
「あれ、このドアが開いているわ。」
「あっ、本当だ。」
「犯人は、ここから逃げたって事じゃないかな。」
「そうか、犯人は非常ドアを使って逃げたんだ。」
「でも、何処へ逃げたんだろうか。」
「ええ。」
そして、次の日寝台特急「北斗星1号」のロイヤルソロで起きた殺人事件は東京公安の公安特捜班にも伝えられた。
「えっ、何、ロイヤルソロで男性の射殺死体。」
「えっ。」
「とにかく、札幌へ行って見ましょう。」
「うん。」
善子と梨子と茉莉が乗った寝台特急「北斗星1号」は函館でディーゼル機関車に交換し、札幌へ目指した。
善子と梨子達は食堂車へ行き、朝食を済ませた。
「今は、登別当たりよ。」
「札幌はもうすぐだ。」
ぷーんとコーヒー、ふっくらオムレツ、朝食ならではの組み合わせだ。
そして、善子と梨子と茉莉が乗った寝台特急「北斗星1号」は定刻通り、8時53分に札幌へ到着した。
ホームには、聖良ちゃんと理亜ちゃんが迎えに来ていた。
「ようこそ、札幌へ。」
「うん、夜行で来たのでーす。」
「よく眠れた。」
「でも、途中で事件にあったから。」
「そう、大変だったわね。」
「理亜も元気だった。」
「善子も久しぶりね。」
「善子じゃなくてヨハネ!。」
「せっかくだから、札幌をゆっくりして。」
「うん。」
この日、善子と梨子と茉莉は札幌雪祭りでライブ出演にゲストで呼ばれたのです。
そして、事件は「北斗星」の車内で起きた。