寝台特急「北斗星」特急「オホーツク」札幌・オホーツク連鎖殺人 作:新庄雄太郎
次の日、南と高山と小海は北海道警から捜査協力要請を受け、俺たちは札幌へ向かった。東京駅から午前8時00分発の東北新幹線「やまびこ1号」に乗り、盛岡へ向かった。
「北海道へ行くには特急で行けれるようになったんですね。」
「うん、昭和63年のダイヤ改正で青函トンネルを開通して、寝台特急「北斗星」を運転開始され、特急「はつかり」は函館まで運転開始したの。」
「なるほど、トンネルを抜ければ北海道に行けれるのか。」
「そうよ。」
「東京と盛岡からは「やまびこ」に乗り、盛岡からは「はつかり」に乗り換えて函館へ行くんだ。」
「へぇー、高山は何でも知ってるね。」
「うん。」
「私が高校の頃は青函連絡船に乗って北海道へ行った事があるよ。」
「もしかして、夜行に乗って。」
「うん、583系という列車で確か、「ゆうづる」に乗ったな。」
「青函連絡船か。」
そして、ビュッフェで朝食を済ませ、10時36分に盛岡へ到着した。
「速達で早いですね。」
「うん、やまびこは仙台と盛岡にして停車しないんだ。」
「えーと、次の東北本線特急「はつかり5号」は10時45分か。」
盛岡駅のホームには、485系の「はつかり5号」が停車していた。
「函館からは、函館本線と室蘭本線と千歳線経由の特急「北斗」に乗れば札幌へ着くはずです。」
「そうか。」
「とにかく、札幌へ行けば何か分かりますね。」
と、高山は言った。
ファーン!
南と高山と小海が乗った特急「はつかり5号」は盛岡を10時45分に発車し、途中停車駅は二戸、八戸、野辺地、青森、終着函館へは14時53分に到着する。
「おっ、岩手山だ。」
「はつかりの車窓だな。」
と、高山は駅弁を食べながら車窓を見ていた。
「第一の事件は、ロイヤルソロで起きたんだよね。」
「うん。」
「もうすぐ、青函トンネルだ。」
と、その時高山は。
「そうか、わかったぞ。」
「何か分かったのか、高山。」
「主任、犯人はこれを利用したんですよ。」
「えっ。」
「ここですよ。」
と、高山が見たのは非常ドアだった。
「そうか、犯人は運転停車を利用して下車したのか。」
「そうです。」
「この、青函トンネルの吉岡海底駅でね。」
「なるほど、犯人はロイヤルソロで射殺後に非常ドアを開けて下車したって事か。」
「そうです。」
14時53分、特急「はつかり5号」は函館に到着した。
「次の札幌行の特急「北斗11号」は14時58分ですね。」
「よし、あれだ。」
「乗りましょう。」
函館からは14時58分発の特急「北斗11号」に乗って札幌へ向かった。
「これで、第一の事件の謎は解けましたね。」
「うん。」
「札幌へ行けば道警の刑事が待ってますからね。」
「ええ。」
18時41分、札幌に到着した。
「どうもお待たせしました、私は道警本部の橘と言います。」
「私は、同じく道警の岩井です。」
「同じく紅林です。」
と、挨拶した。
「こちらが現場です。」
「ほう、椅子には血まみれですね。」
「それで、凶器は。」
「使用されたのは、45口径のコルト・ガバメントと判明しています。」
「ガバメントか。」
「恐らく犯人は男として、考えられますね。」
「うん。」
「それで、発見者は。」
「はい、確か静岡から来た高校生の3人の女の子だったな。」
「女の子。」
「ええ。」
「何でも、札幌雪祭りでゲスト出演するって言ってたんです。」
「ほう。」
と、南は言った。
そして、いよいよ札幌の雪まつりです