悟の留守中を狙い(悟は嫌がらせで出張させられてた)交流会の生徒達を襲撃し、その隙に悠仁と呪胎九相図と宿儺の指を盗む。
無事盗みを終え、帰るという後一歩の所で乙骨が現れた。
「呪いの女王の持ち主か! いいね、君も呪いも奪ってしまおうか」
「あ、貴方は一体!?」
「私? 私は呪詛師の夏油という。よろしく」
「それ、何ですか」
「俺の兄貴達なんだ。回収に来た!」
横から悠仁が口を出す。
「兄貴?」
「そう。この子達は彼のお兄さんでね。ちょっと複雑で血の繋がりはないんだけど。まあそれはいいんだ。悠仁、護衛をつけるから君は先に行ってくれ」
「大丈夫、夏油さん?」
「女王を洗脳して寝取ったらすぐ行くよ」
「は???」
「あれ、キレてる? カルシウム足りてる??? 心配しないで、彼女は私が有効利用するよ。呪霊同士をぐちゃぐちゃに混ぜる渦巻きという術があってね」
乙骨が攻撃してくる。
やっぱり純愛だね。人質を取らずとも上手くいきそう。
特級呪霊による攻撃をするように見せかけて、わざと解呪を促す。
「リカちゃんは誰にも渡さない」
「あいつを倒せたら、僕の全部をリカちゃんにあげる」
「結婚しよう、リカちゃん」
「……女誑しめ!」
「純愛だよ」
純愛だよ、いただきました。
私、乙骨割とファンなんだよね。でも予想以上に凄そうなんだけど、生き延びられるかな?
呪力が弾ける。
やば……意識飛ぶ。
「……さん。大丈夫、夏油さん!」
私は、悠仁に背負われていた。悠仁は凄まじい速度で逃亡をしている。
「逃すか!」
「うお!」
「禪院真希! 伏黒 恵!? 何故ここに」
「夏油さん。使うね。少し離れてて」
「良いのかい? 奴を倒せば、君は自由になれるのに」
「倒せんの?」
「厳しいかもね」
「仕方ねーから、手伝ってやるよ。伏黒。お姉さんのことはごめん」
「は? 津美紀に何かしたのか!?」
そして、悠仁は宿儺の指を飲み込んだ。
「何を……!」
「鏖殺だ! 殺し尽くしてやる!! ヒャハハ女がいる!!」
少し回復していた私は、宿儺が攻撃するのを何とか防ぐ。
「何がしたいんだ! 襲撃したり! 庇ったり!」
「食べた直後はコントロール出来ないからね、悠仁、呪いは見えるようになったかい?」
「バッチリ!」
そして、悠仁は私を抱き上げて走る。
このまま逃げられそう、かな。
「傑ー。また駆け落ち?」
突如現れた悟に殴られて、雷神が私の口から零れ落ちて、悟に回収される。
「おっ うまく行った。ごめんね、傑。落ち着いて話したくて」
「五条先生っ……」
「傑に頼みがあるんだ」
「死んでくれ、とかかな?」
「僕も連れてって♡」
「はぁ!? 私は呪詛師だぞ!」
「新たな術師団体立ち上げてるんだろ、知ってる」
「記憶にないな。全くもって記憶にないな!」
「夏油さん、早く逃げないと!」
「喰らえ必殺五条悟も洗脳できる洗脳系呪霊!!!」
「あっ そういう設定で行く? まーいーけど」
そして、本拠地に戻った私を待っていたのは、くっそボロボロになった本拠地と特級呪霊とガチンコする雷覇だった。もちろん雷覇もボロボロである。
「あっ 教祖様来たー! これで勝つる!! って何余計なの連れて来てんですか!? 捕まって本拠地吐化されたとか!?」
「悟。とりあえず特級呪霊取り込むの手伝ってくれ」
「いいよー」
さて、呪霊を取り込んだら悟の説得をしないと!!!