そして私は最強から親友ポジを寝とった   作:かりん2022

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連続更新です。読み飛ばしにご注意ください。

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本日中にラスト一話(エピローグ)更新予定。

追記 すみません、眠すぎて今日更新無理でした。


傑の遺言書

「傑からの遺言書!?」

 

 僕は五条家から連絡を受けて慌てて取りにいた。

 

「夏油傑が失踪から7年経った為、死亡が決定されたそうです」

「あ、そうか。本当に死んだわけじゃないのか。良かった……。傑の遺言? 記憶媒体古っ」

 

 なお、傑の無事は確認してる。

 硝子が麗の二次創作用裏アカウントと繋がってて、怪我とかの事件があれば教えてもらえるのだ。

 昨日も元気にエッチなのを更新してたらしく、傑が最近死んだと言うのはあり得ないだろう。

 なお硝子には一切そんな趣味はなく、あくまでも俺の為に情報収集しているらしい。頭が下がる。この前、その割には楽しそうだなって言ったらタバコを巻き上げられた。

 

 今は傑だ。

 

 僕はどうにか昔の機体を引っ張ってきてそれを再生する。

 中に入っているのは漫画のデータだった。10年前の物らしい。

 手紙のデータにはパスワードが掛かっており、黒幕の名前は?(全角カタカナで) となっていた。

 

「なんだ、漫画かよ。麗絡みか」

 

 途端にどうでも良くなるが、それでも傑がくれたものだ。流し読みする。

 

 

 

 

 

 

 

「恵……? なんで恵のこと知ってんだ」

 

 

 

 

 

「僕も出てるし。キラキラじゃん。ウケる」

 

 

 

 

 

 

 

「あっ 傑もでてる」

 

 

 

 

「は? 傑悪役じゃん」

 

 

 

 

「待ってこれ、10年前だよな? 今の生徒のことなんで知ってるんだよ」

 

 

 

 ゾワッとする。

 麗の術式は雷だったはずだ。その手の呪霊がいた? いや、多分麗だ。

 

「なんだよ、それ」

 

 未来らしきものもショックだったが、何よりショックだったのは。

 

「なんで頼ってくれないんだよ、傑……!」

 

 パスを入れると、傑の手紙が現れた。

 

 知っていたのに未来を変えられなかったこと。

 どこまでが敵の手のうちかわからないこと。

 

 麗と話し合って呪専を飛び出ることにした事。

 麗の雷神で一応死体処理の対策はしてること。

 

 そして。そして。

 

 もし、自分の死体が敵に渡っていたら終わらせて欲しいこと。

 

 せめて、俺の手で殺されたかったこと。

 

 

 でも俺は、傑を俺の手で殺したくなんかねぇんだよ。

 もちろん、他の奴にもやらせない。ようはあいつさえ倒せばいいんだろ。

 俺たち最強じゃねーか。何を恐れてるんだよ。傑らしくもない。

 

 

 

 俺はデータをコピーして上層部に送付する。

 

「明日、上層部に会議を召集してもらう。準備をしてくれ」

「悟様……!?」

「傑からのタレコミだ。日本滅亡の陰謀があって、裏取りをしたい」

 

 色々爆弾だけど、多分躊躇なく巻き込んで行くのが正解だ。

 

 お前が頼らないことを選んだ俺が。

 

 ぐうの音も出ない程ぜーんぶ解決して迎えに行ってやるから、待っていろよ、傑。

 

 

 傑のくれた武器のおかげで、上へのツッコミどころ、揺さぶりどころは山ほどある。

 禪院家、加茂家もガッツリ巻き込んでいける。負ける気はしなかった。

 

 さあ、権謀術数のお時間です。

 

 

 

 

 それはそれとして、麗が状況を利用して傑に手を出していたらどうしてくれよう。

 

 いや、変な妄想は傑にも失礼だ。硝子が言ってたろ。やお、い?はファンタジーって。

 

 

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